「スタミュ」3期全視聴
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最近オンオフ共に余裕がなく、アニメ視聴する意欲が保てなかったのですが、「スタミュ」(3期)はなんとか視聴完遂しました。
1期1話時点では、制作者側もまさか3期まで続くなんて思っていなかっただろうし、時間軸が進むに連れて、当初の設定の甘さに首を絞められていると感じていましたが、いざ終わってしまうととても寂しいです。
本当に3期で終了なんですかね? 4期があっても許す……と思ったけれど、新1年生がネズミ算式に増えたらどうしよう(笑)。
正直言って、3期はダブル主人公的な構成で、星谷たち2年生メインの舞台作りと、四季たち新華桜会の内部紛争という2軸あったこともあり、最後は詰めすぎだったと思います。
最終回後にハロウィン話(OVA)や特別編を放送する余裕があったなら、14週フルに使って、もっと隅々まで描いて欲しかった気がします。チーム鳳なんかは、賑やかしレベルの扱いになっていて物足りなかったです。彼らに、今更描くべき成長要素がないという事実はわかってるんですけれど、新華桜会は「学園のため」と言うものの、実際に何を目指しているのかわからない状態だったので、それなら2年生の和気藹々する日常話が見たいわ、と思いました。
とはいえ、結末として用意された新世代の「我ら、綾薙学園華桜会」にはグッときました。
もともと、星谷のサクセスストーリーとして、最終的に「華桜会入り」は既定路線だと思っていたけれど、他のメンバーを押し退けて星谷が華桜会に選ばれることに説得力があるか?という疑問は残っていました。正直、育成枠のメンバーが華桜会候補にならないのも変だと思ってました。それが、まさかの力業による超ハッピーエンド解決で、スタミュの真骨頂を見たな!と思いました。
ただ、こういう結末になると、チーム暁が不憫に感じるのですが、画面に写っているのが星谷たちだけなのであって、実際はMS科にチーム漣・楪・暁の全員揃ってるんですよね?
なんだかんだ言って、各学年・各チームで好きなキャラが1人以上いるんだから、よくできたキャラクターアニメだと思います。
特に、2期では性格が掴めていなかった南條や、9話で突如として私の心を掴んだ千秋先輩など、割と予想外のキャラクターにも愛着が湧くのが本作の面白さでした。