Switch版アドベンチャーゲーム「HEADLINER NOVINEWS」のプレイ日記・第1回(オープニング〜第4日目)です。
→ゲームの全体的な感想は、2020年3月22日記事参照

ヘッドライナー:ノヴィニュース

ノヴィスタンに奇病が広まり
街では陰謀のうわさが絶えない
あなたは一流報道局の編集長だ
あなたは“HEADLINER”だ
世論はあなたの一存で決まる

1日目

女性編集長、イチノ・アソウとして開始。
性別に「無性」という選択肢があるのが、社会派ゲームらしい配慮です。
デフォルトネームが英語(Janike Donhoff)だったため、人物名は英語表記なのか?と危惧したのですが、ちゃんとカタカナ表記だったので安心しました。むしろ、デフォルトで始めたら浮いた人になっていましたね。

主人公は今日から勤務の雇われ編集長であるらしく、上司の「ボス」から仕事内容の指示を受けます。
業務の内容は、今日の原稿リストから採用/不採用を決めること。

どの記事を採用し、却下するか君が決めたまえ

業務説明を概ね終えて、ボスが少し愚痴めいた釘差しをしてきましたが、それが「例の胎児用遺伝子モッドだって安くはない」という台詞で混乱しました。「例の」もなにも、遺伝子モッドなんて、初耳の単語です。モッド……まさか、改造データを意味する「MOD」ですか? 聞き返すと「君は純血主義者なのか?」と返されて、ますます混乱。
実は本作は遺伝子操作が日常茶飯事な近未来設定で、大半のノヴィスタン人は出産前に遺伝子改良を受けているようです。大事なことを学べました。

なお、気になる給料は日払いで、単位はノヴィバック(n)。
ということで画面左上にあった50nという数値が、現在の所持金を示すことがわかりました。

説明が終わると早速、業務が始まります。

ヘッドライナー:ノヴィニュース

1日目に提出された記事は、下記4つ。

  • 遺伝子改良医薬品の新たな波
    遺伝子の専門家エリック・カッツによる、遺伝子改良微生物から作られた新薬への期待をまとめた記事。
  • 今度は違法な身体検査?
    海外特派員エヴリン・リベラによる、警察が市民を不安に陥れているという記事。
  • ノヴィスタンは世界の影響を無視できない
    同じくエヴリンによる、連合や貿易協定による恩恵を語る記事。
  • ベターバッズとは?
    お気楽提言家スティーブン・クリンガーによる、新ドリンクへの期待記事。

どういう姿勢を取るかはまだ決まっていないので、今回は不採用にするものを選び、残りを採用とすることにします。

まず、「ベターバッズとは?」は私の美学に反するので却下。こんな記事、噂の真相に迫るという見出しで誘引しておきながら「調べたけれどわかりませんでした」で終わるブログ記事と大差ありません。

ベターバッズとは?

初日から公権力に対して反抗姿勢も躊躇われて「今度は違法な身体検査?」も却下。
以上により、残る2つ「遺伝子改良医薬品の新たな波」「ノヴィスタンは世界の影響を無視できない」を採用としました。

退社すると、早速、ノヴィニュースの外事コラムについて語り合う人々を発見。

外国の干渉を支持するなんて、信じられん!

どうやら2つ目の記事を「外国の干渉を許容」と受け取られたようです。なるほど。批判的に受け取られているあたり、ノヴィスタン人は閉鎖的な人が多いようです。

みんな国籍にこだわってるのは皮肉じゃない?

その推測を裏付けるように、記者エヴリン(エヴィ)から、隣国レアリスと緊張関係にあるらしい話や、「ガイジン扱い」される苦悩を聞けました。

1つ目の記事は、新薬を推奨していると受け止められていました。後から変な副作用とか発表されたらどうしよう……。あ、その時は不採用にして握り潰せばいいのか(笑)。

不安神経症を抱えているらしい、ジャスティンとも遭遇。

編集長の仕事はどんな感じさ?

胃薬を要望されたので、図々しい奴だなと思いつつ、商店まで行って買ってきてやりました。
その商店で出会ったのが、店主ルディと、内向的な

うちみたいな地元の商店を応援してもらいたいね

ううむ、地元を応援したい気持ちはあるけれど、グローバル化を止めるのも難しいですから、そこは地元ならではの企業努力で頑張っていただきたい。海外資本の巨大スーパーが開店しようとも、ゲームの仕様的に、私自身はこの店で買い物をするわけですしね。

2日目

本日も、会社でボスとの対面から開始。
ボスから「君は、新しい遺伝子薬に賛成のようだ」と、一声かけられました。笑顔なところを見ると、ボスの思想には適っているみたいですね。

わが社がこうした問題に対してどういった立場を取ろうと、それを貫き通すことが肝心だ

このアドバイスは、なるほどと思いました。偏向もどうかと思うけれど、変節するメディアもまた信用されない、ということですね。ならば、今後も新薬やグローバル社会は推奨する方向で進めようと決めました。

今日の関心事は、保険制度に関するHC-42号法案

資格を有する全ノヴィスタン人が、平等に医療を受けられるようになる野心的な計画だ

日本人なので、なんとなく国民皆保険制度はいいものだと思ってしまうけれど、低所得者も医療を受けられる反面、医療制度がパンクする危険も生じる諸刃の刃。一応ボスに賛成の方針を示しておきましたが、もう少し情勢を見てから決めたいですね。

今日も採用記事は2つに留めました。

  • 民間主導の医療が有能なわけ(アナ)
  • 公園で若い女性の遺体を発見(ルドルフ)

後者は外国人犯罪の話だったので、グローバル化の妨げになるか?と不安に思ったけれど、ニュースとして報道する姿勢を取りました。
なお、記事に紛れてスタッフメモが入っていたのですが、これがとてもタイムリーで、現実に回覧されていそうな資料だと思いました。

スタッフメモ

手洗い、うがい、消毒、大事です。

帰り道では、じゃれ付いてくるを発見。家に連れて帰ることにしました。ローディング画面にいる犬はこの子だったんですね!

ワンちゃん

家に帰ると、ペット登録書を申請することに。

ノヴィスタン国ペット登録書

名前以外にも色々設定ができるようになっていましたが、チェック項目にある「チョコを食べられる」が意味不明過ぎて二度見しました。犬にチョコレートは厳禁です。

3日目

評価は今のところ良くも悪くもなく、淡々と業務に勤しんでいます。
ボスからは、今夜ウォルフ首相が公式テレキャストで演説するという情報と、件のベターバッズの販売会社(ドリンクコープ社)が紙に関心を示しているので、悪口は慎むようにという指示がありました。

本日の採用記事は3つ。

  • ノヴィスタンには外交リーダーが必要(エヴリン)
  • 遺伝子病対策に国民皆保険を(エリック)
  • 警察の暴力が急増中(アナ)

外交にはバランス感覚が必要と期待するエヴィの記事を採用したお陰か、強硬派と聞いていた首相が、なかなか外交重視の発言をしていました。

ノヴィスタンには外交リーダーが必要

困難な時代に必要なのは、バランスに優れた交渉者だ

なお、ベターバッズに関する記事も来ていたのですが、PR広告みたいな内容だったので、これは採用を見送りました。いままで散々無視してきたのに、突然露骨なヨイショをするのも、たぶん読者は見破ると思うんですよね。

それから、最大のポイントである国民皆保険は、全面的に支持する方向で舵を切りました。
帰り道で会ったエヴィとジャスティンの関心事も、この保険制度。エヴィは高度医療を受けているため、病院が混んで予約が取りにくくなることを警戒していましたが、低所得者らしいジャスティンは、保険が始まればカウンセリングを受けられると期待していました。私は、財源が心配かな……。

また、この日はジャスティンがコメディアンを目指していることが判明。

初めてステージに立てそうなんだ!

少し鬱っぽい傾向が見えるので適性があるのかは不安ですが、どんなものであれ人生に目標があるのは生きる糧になりますので、応援しておくことにします。

自宅前で、新キャラの謎の男と遭遇。

謎の男

国を悩ます奇病について、ただの流行病だと思っているのか問われたので、ハッタリで「まさか、一目瞭然よ」と答えてみました。実のところ、さっぱりですが。この男にしても、今のところ怪しい人物というだけですが、本当に事件の真相を知っているのか、ただの妄想家なのかは、今後わかってくるでしょう。

毎晩自宅で聴けるラジオで、パーソナリティが外国人の存在を許容する方向に変わってきたような気がした3日目の夜でした。

4日目

本日はHC-42号法案の採決日

今回から、二択で必ずどちらかを採用しなければいけないペア記事が登場するようになりました。
最終的に採用したものは3つ。

  • ウォルフが隣国への警戒を強める(エヴリン)
  • 国民皆保険こそ希望(エリック)
  • 閑静な地区で残虐な強盗事件(スティーブン)

「ウォルフが隣国への警戒を強める」「ウォルフが批判的思想を誘起」は、見出しと内容が合っていないと感じたので、どちらで判定されるのか悩みましたが、記者のルドルフは政権寄り、エヴリンはグローバル視点、というこれまでの特徴を踏まえて選びました。

ウォルフが隣国への警戒を強める

ベターバッズ記事もありましたが、まだ判断を決めかねており、良いも悪いも触れない方向でいます。
店長にも、流行に迎合して店でベターバッズを扱うべきか問われましたが、どう転ぶかわからないので「扱わないべき」としておきました。まあ、一意見ですけれどね。

エヴリンからは少しプライベートな話も聞けて、学生時代「モーダス・ギャザリング」なるカードゲームにハマって以来、カード収集を趣味にしていることを明かされました。

モーダス・ギャザリング

特派員として海外に行くたびに、その国でのみ発行されているカードを探すとか、素晴らしい趣味ですね! 適度なコレクター趣味として格好いいので、絶賛しておきました。本人はオタク趣味だと嫌厭される不安があったようなので、より一層仲が深まったのも嬉しいところ。

それから、ヘンリというホームレスが登場したので、身の上を聞いて、少しだけ支援しました。もしかしたら嘘で同情を引いて金を貰っているのかもしれないけれど、騙されてもいいと思う余裕がある生きかたをしたいものです。

ヘンリ

今後の情勢への不安はまだありますが、こうして、国民皆保険を後押ししたことに勇気付けられる人が多いことはホッとしました。

そんな感じでほのぼのしていたら、マンション前で、とんでもない事件が発生。

マンション前

主人公の目の前で、6人の男が次々と屋上から飛び降りました。最初、何が起きたのか理解できなくて頭が真っ白になったのですが、これはーー集団飛び降り自殺!? 演出的に夢や幻も疑いましたが、警官が来て現場が封鎖されたし、人々も騒いでいるので、現実に起きた出来事のようです。
なんてことだ……。驚いて何も言えないまま、就寝です。

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