Wii版「風のクロノア」を開始しました。
4-2までクリア。
今のところ住人は100%救出。夢のかけらはちょっと取り零しあり。この後難易度が上がると分かっているので、後半戦は明日ゆっくり挑戦します。
正直な感想は、タイトルの通りです。
もう10年以上前の感動を越える事は出来ないだろうと分かってはいても、ファンだからこそ、思い出補正を乗り越えて欲しかったなぁ。
以下、現時点での細かい感想です。
まず、アクション面。
リモコン横持ち操作でプレイ中。たまにジャンプと間違えて風玉が暴発しますが、操作自体は困らずやってます。
微妙な変化ですが、クロノアの足が遅くなったような……。
あと、不安定な足場の判定が厳しくなった気がします。単に腕が悪いと言われればそうなのですが、つまらない落下事故を繰り返してます。
面の構成はそのままですが、敵の配置が少し変わってますね。鎧ムゥが三匹うろついてた足場が、二匹に減っていたりする状況を見ると、ガディウス陣営も不況のせいで経費削減でしょうか?
グラフィックはつるっと新品の美しさですが、思い出補正からすると物足りないと言うか、発色が良過ぎる印象です。
ポリゴンの端がカクカクしてるのも気になります。「ラタトスクの騎士」はその点、丸い印象のポリゴンで巧く出来てましたよね。
ステージの魅せ方なども、初代はもっと力が入ってたよなぁとまた思い出す始末。風車に登ると視界が変わるのとか、好きでした。ただ、横視点を維持した方がプレイしやすいのは事実なので、これは初プレイなら気にならないかも。その他も、演出的な格好良さより、わかりやすさ重視になっているようです。
割と重要なキャラクターのこと。
ヒューポーが、クロノアの台詞を大部分奪っているのが許せません。クロノアの性格や自主性が消滅しています。DQと同じ効果を狙っているのかも知れませんが、クロノアシリーズには合わない手法だと私は思います。
サブキャラのポリゴンモデルは可愛さ削減。特に、森の住人の顔変更と棒読みがショックです。水の国の兵士の声は可愛かったけれど、幼児言葉ではなくなっていました。
逆に良くなったと思うのはパメラ。声はもしかして皆口裕子さん?と推測していますが、自信はありません。
ガディウスも仮面がテカテカして気味の悪さが増していましたので、リメイクで良くなった方だと思います。
ジョーカーはもう少し甲高い声のイメージでしたが、台詞や動きは初代に忠実で良し。
この後はお気に入りのソ・レール&ソ・ラール登場なので、変化してないように念じます。
シナリオのこと。
一気に4-2まで進めたせいか、話は超特急感があります。元々シナリオのボリュームは少ないゲームですけれど、こんなに忙しなかったですっけ。
台詞回しに変更があるため、初代を暗記するほど遊んだファンとしては違和感がありますが、シナリオ展開自体は変化なし。
となるとグラフィック以外に強化する要素がない以上、動きや表情の変化など魅せて欲しかったですが、うーん、これはスタッフのセンスによるものか、今ひとつ。やはり、クロノアワークス解散はクオリティに響いていると感じます。
電源投入後に見慣れないロゴがあったので、そもそも外注かもしれません。
最後に音楽。
今のところアレンジ等はなし。OPがなくなったため、OP曲は聞けていませんが、それ以外は初代通りです。
折角なので、追加の裏面でアレンジ曲が聴けると嬉しいですが、用意されていないかも。
まぁ、クロノア曲は良い曲ばかりなので、変わりないのは有難い要素でもあります。ボス戦とかで聞き惚れていると、うっかりダメージを喰らうこともあるのが玉に瑕。