ナムコットコレクション「ドラゴンスピリット 新たなる伝説」クリア(ブルードラゴンモード)
本作にはDLC第一弾感想2(2020年7月30日記事)で既に触れていますが、基本難易度の「ブルードラゴンモード」でプレイ&クリアしたので、改めてまとめます。
実は、急に「ゼビウス」がやりたくなったのですが、本作も対空/対地で弾を使い分ける縦スクロールシューティングなので、「ゼビウス」を買うなら先にクリアしようと思って再プレイに至りました。シューティングゲームは苦手だと言いながら、嫌いではないので、結構楽しめました。
冒頭のザウエル戦(AC版最終戦)に勝つと、自動的に「ブルードラゴンモード」がスタート。ギャグシナリオの「ゴールドドラゴンモード」に比べると、導入からAC版主人公が病に倒れていたりして悲壮感がありますし、モノトーンの演出は重厚で大人っぽいです。
でも個人的には、いかにもファミコンソフトだと感じるゴールドドラゴンモードのノリも好きです。
とにかく道中のパワーアップアイテムを確保して、強い状態を維持しながら進んだのですが、中盤からは「ドクロ」アイコンの「パワーダウン」が出ることもあり、強化状態から青竜に戻った時はビックリしました。説明書をよく読まずに感覚でプレイしていたのと、アイテムを取るときにアイコンをよく見る余裕がなかったので、気付いたのは二度ほど喰らったあとでした。そもそも、ブレスの種類が真っ直ぐ炎柱を吐く形になったり、ワイドになったりするのも、強化段階ではなく取得したパワーアップアイテムの差だったんですね。
子機が増える時と、首が3本まで増える時とあって、単にパワーアップの段階かと思ってひたすらアイテムを取っていましたが、そもそも取るアイテムを取捨選択して、狙った形態に進化すべきだったのですね。
なお、終盤のエリアでは、敵の弾以上に「パワーダウン」に触れないようにすることで神経を使いました。
対地の弾も、強化されると撃つたびに地面が揺れるような衝撃があって楽しいです。
ファミコンゲームですので、2Dだし敵機に影があるわけでもないのですが、ひと目見た段階で空中にいる敵か、地上の敵かをほぼ見分けられるのが凄いですね。
もっとも、ボスで地上タイプだったのは、ジャングルだけかな?
また、全9ステージはそれぞれ特色があって、地形を見ただけで直ぐどんなステージか語れます。
前回プレイ時はジャングルの障害物に苦しんだので、今回はマップをよく見て進みましたが、トップスピードで適切なルートを選んでいく氷河ステージや、ステージ全体が暗闇に覆われて接触を誘発する暗黒ステージは手に汗を握りました。
最終ステージは、何回もワープがあって長いし、飛び出す槍などのギミックや、謎の軌道を描くトンカチを投げてくる新敵が登場するなど、最後まで気が抜けない構成になっていました。
ステージ7の深海エリアだけ簡単に感じたけれど、基本的には徐々に難易度が上がっていく素直な作り。ステージの攻略さえできれば、ボスは体力がさほどなく、ちゃんと避けて地道に当てていけばなんとかなるのは助かりました。
ナムコットコレクションの巻き戻し機能は遠慮なく使ったので、難易度を論ずことはできませんが、一部難所があるだけで、そんな頻繁に巻き戻すことはなかったので、ブルードラゴンモードでもそれほど難しいとは思いませんでした。
なお、ステージを攻略すると巫女たちが声をかけてくれて、場合によっては手助け(残機UPや体力回復)もしてくれるのですが、エリア2とエリア5の巫女は顔を見せてくれませんでした。
スコアが低過ぎたせいでしょうか。どちらかというと、スコアが低い方が腕前が悪いのだから、残機や体力回復をしてもらいたいところじゃないかな……と思いました。