Switch版ストラテジーゲーム「Fate Of The Pharaoh」(フェイト・オブ・ファラオ)をプレイ。
1年前に配信開始した作品でありながら、驚くほどレビューを見掛けないので、どんなゲームなのか気になって突撃しました。
起動した直後、ソフト終了しようかと思いました。
日本語設定Switchで遊んでいるのに、プレイヤーとゲーム難易度の設定をする時点で、説明テキストが英語です。
ニンテンドーeショップのソフト紹介ページからして、翻訳に怪しいところがあると思っていたけれど、まさか日本語非対応だったか?と慌てました。しかも、諦めて英語で遊ぼうとしてもタップ操作であることに気付かず、キーを押してもジョイコンを動かしても画面が進まない、と困惑することに。
なんとかゲームタイトルまで進んだら、画面左下で言語設定できたので、本当に安堵しました。
ゲームを始める流れ
- New Profileに名前を入力して、チェックをタップ。
- Adventure Mode(時間制限あり)またはRelaxed Mode(制限なし)のどちらで遊ぶか指定してチェックをタップ。
- Current Profileに名前が表示されるので、チェックをタップ。
- タイトル画面左下のアメリカ国旗をタップして、日本国旗に変更。
そんなわけで、プレイを始める前の段階で困惑させられましたが、ゲームのチュートリアルは丁寧な方で、すぐ飲み込めました。
いかにも直訳という感じの日本語も、それなりに味に感じます。
遊ぶ前は「大開拓時代」みたいな生産系シミュレーションを想像していたのですが、まったく異なります。
まず、本作はステージクリア型のゲームです。
ステージごとに、「タスク」というクリア条件が決まっています。指定された段階までアップグレードした施設を所有するとか、幸福度を一定値以上にするなどのタスクをすべて達成すると、その時点でステージクリア(ゲーム内の表記はレベル完了)。稼いだ金等は引き継がず、次のステージは決まった数値から始まります。
作れる施設は複数あって、なにを建てるか、アップグレードするかと選べそうですが、実際は余剰な土地もないので、自分なりの考えでその土地を発展させるのでなく、パズル的に、逆算してタスク達成に必要な施設を建てていくことになります。税収がいいのは小屋だけれど、タスクに星3テントを所有することがあるから、テントを建てよう、というような感じです。
道路を整え、タスク達成に必要な建物を作ったあとは、アップグレードの金や資材が貯まるまで、画面全体を見て、アイコンをモグラ叩きの要領でタップしていくだけです。
と言っても、暇なゲームではありません。お金のアイコンがポップアップしたらタップして税金回収に行き、水のアイコンがポップアップしたらタップして水汲みに行かせ、と案外忙しなく、妙な充足感はあります。
まぁ正直、水や食料くらい自分で勝手に取りに行け!とも思いましたが(笑)。水や食料の減りを減らす施設もあるのですが、あまり効果は感じられません。
水場は真ん中にするか、などと効率を考えても、意味があるのかわからないくらいのゲームで、シミュレーションゲームと言えるのか疑問だし、タップしない限り動かないのにストラテジーと言えるのかも疑問です。
しかし、地味にコツコツ遊んで最終ステージ(レベル44)までクリアしました。人に勧める気はしないけれど、なんだかんだ、嫌いにはなれないゲームでした。
もふりん