アイドルマスター SideM GROWING STARS(サイスタ)エピソードゼロ「C.FIRST」第4話感想と配信前SSの扱いについて

GROWING STARS

私は、なるべく公式設定に沿った二次創作をしたいと考えています。題材としてマンガやアニメよりゲームを好むのも、コンシューマーゲームでは発売後に解釈が変わることはあまりない点が大いに作用しています。
そのため、今回大幅に解釈違いが発生したC.FIRST関連のSSに関しても、扱いをどうするか悩みました。具体的には、過去に後から判明した公式設定と合わないSSの公開を下げたことがあるので、そうすべきかと考えました。
結論を先に書くと、公開は下げないことにいたしました。しかしそこに至るまで、またも色々考えさせられました。

※注意※以下、3月18日配信エピソードゼロ「C.FIRST」第4話ネタバレを含みます。

2022年10月11日記事の通り、3話の衝撃も大きかったですが、3話はそれまでのストーリー等での鋭心の言動および綻びに対して解を示す内容であり、あとは自分が納得できるかどうかという話でした。
結果、今もうまく消化できていないという状態なのですが(苦笑)、それは自分の思想との兼ね合いの問題。これまでSSを書いていた立場からすると、4話の方が諸々の認識をひっくり返す大事件でした。

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この一言で、過去1年半の間に百々人と鋭心の間で交わされていた会話への印象が全部変わってしまったのです。C.FIRST初仕事直前(メインストーリー1話と2話の間)というタイミングに挿入される話なのが致命傷でした。
鋭心は百々人をよく評価し、褒めているのに、百々人にまったく響かず流されていたのは、全部「」だと思っていたからだったんですね……。
百々人の聡明さを舐めていたと反省しました。
同時に、鋭心の言動を嘘だと判断した上での「仲良くなりたい」感情はどういう理屈なんだろうと、新たな疑問が生じました。相手に嘘をつかれていると思ったら、普通は信用できないと思って、嫌になりませんか。

なお、一応弁護すると、鋭心はそもそも「本当」を持っていないから「嘘」を言っているわけでもないーーと思います。でも、本気の言葉でないという点は変わらないから言っても仕方ないですね。
一方の鋭心側は、百々人が「間違っている」ことを指摘してくれるのが嬉しいのだろうと、なんとなく理解できてきました。

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実は、鋭心の方が百々人を必要としていたのです。
だからこの笑顔は最適解としてでなく、普通に零れたもののように感じました。

それにしても嘘という語で表されると強く否定されているように感じたのですが、考えているうちに、「嘘」には「」の字が含まれていることに気付きました。
口と虚に分けると、つまりは空っぽなところから生じた言葉であり、非常に的確な見立てなのかーーと思いました。

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