「ロマンシングサガ リ・ユニバース(Romancing SaGa Re;univerSe)」の二次創作方面の四方山話。
第二部のSSは第三部が始まるまでに書こうと決めていたのですが、いくつか間に合わなかったので、本日のメンテナンスが始まる前に、ネタだけ滑り込みで残しておくことにします。
ちなみに本日の「裏道場」はまだ存在しました! メンテ前のホーム画面が嵐の前の静けさみたいな感じで、なんだかワクワクします。
没ネタ1
小姑化したリアムが、ラゼムのSSスタイル2体に対し入社面接式に問い質していく、とくにヤマやオチはないメタ話。
「アビリティに王の慈悲ってあるけど」
「はい」
「どこの王様なの?」
「はぁ?」
はい、はいと伝統の相槌を打とうとしていたラゼムが、そこで素っ頓狂な声を上げる。
ここが攻め所だと確信を得て、リアムは肩に力が入りそうになるのを意識して抑えながら追撃した。
「いや、ラゼムのアビリティ名なんだから、この王ってラゼムのことでしょ?」
「まぁ……そうですね」
「じゃあ、ラゼムはどこかの王様なの?って質問なんだけど」
さすがのラゼムも答えに窮したーーと思った瞬間、白いかんばせが微笑んだ。それは、先程は、そんな当然のことを聞くとは思わなくて驚いたんですよと言うかのような、少し挑発的な表情に見えた。
「ーーそれは無論、神王の意味ですよ」
こんな感じで、リアムからの突っ込みと、それに対する言い逃れ回答プロットはだいたいできていたのですが、オチがないとは言ってもなんらか締めないと終わらないのに、それが浮かばずに放置してしまいました。
没ネタ2
2023年4月20日掲載SSの続編で、ラゼムが人間形態のときは躊躇なく顔面を殴るのに、獣形態だと微妙に優しい、と指摘されたダリアスは、昔飼っていた「犬」の話をし始める。
こんなノリを書きたい、というイメージだけで特に内容がないネタ。
ダリアスについて「なぜか闇属性」「親が商人」「フルブライト一族ではなさそう」という点から、ドン・スカチーニの息子説を勝手に作り上げてます。子供の頃は絶滅危惧生物のコレクションと遊んでいたからモンスターの扱いに慣れていたり、リャオユウがあんな研究家になったのも、息子の友人にスカチーニが投資したためなのでは、と。そして、リアムには兄貴分だけど実際は弟でないかと睨んでます。全部捏造です。
公式から否定されない限りマイ設定で押し通しますが、第三部は第二部キャラ続投のようなので、もしかしたらひっくり返るかも知れません。
なお、人間形態ラゼムの顔を殴りたいと思っているのは、ダリアスではなく私です(笑)。私がそう思っているせいで、あんなに善良なダリアスをDV男にしてしまって申し訳ないです。
没ネタ3
ダリアスとリャオ・ユウの仲を取り持つラゼムのお話。
粗筋としては、
ダリアスとリャオユウは、異界の神の事件解決後も仲直りができず、ギクシャクし続けていた。
信頼を取り戻したいもののどうしたら良いか思い悩んでいたリャオユウは、教主ラゼムとばったり再会。私の教会に来れば仲直りできるようになると聞いたリャオユウは、その言葉に従う。
しばらくした頃、リャオユウが姿を見せなくなったことを気に病んでいたダリアスは、彼がラゼムのところにいると知って怒髪天。俺の友達をこれ以上悪の道に誘惑するな、と殴り込みに行く。結果、ダリアスからの友情は失われていなかったと知ったリャオユウは、勇気を出してもう一度事件のことを謝罪し、ダリアスに受け入れられる。
と同時に、「教主は本当に未来が分かるんだ!」等と勘違いもして、リャオユウはますます信仰を深めていたのだった。
みたいな感じです。
リャオ・ユウが掴めてないのだけれど、マッドな人って一皮剥くと純真なんじゃないかと思ってます。
なお、この話のラゼムは二人に悪いことしたと思って仲直りに一役買うわけではなく、ダリアスは意地張って引っ込みがつかなくなってるだけと見込んで、恩着せるつもり満々です。だって、神王の塔の地下に、趣味のアスレチックダンジョンを作って特に意味もなく誘い込んだりする奴ですからね。教主様が反省とかするわけないのです。