現在地:メインストーリー8章終了(ネタバレを含みます)
8章読了後、ガチャって念願のサタン様をお迎えしました!
メギド開始直後の何にも知らない時に、「犬を召喚する」という謎スキルを見てピックアップガチャに石を全部突っ込んで以来約半年、チケットを貯めては召喚特異点を引いていた甲斐がありました。8章で実際にサタン様を知って、人間的にも好きになった後なので、喜びもひとしおです。
早速頑張って星3まで育成して犬ちゃんを呼び出してみたら、本当に大型犬に囲まれて楽しそうな姿を見られて最高でした。そして、犬ちゃんからアホみたいな桁のダメージが出て目を疑いました。ストーリーで戦う黒い犬に強いイメージがなかったのですが、サタン様が一緒じゃないからやる気出てなかったのかしら。
あと新たに、黒い犬って、自分の意思であの姿を取れるわけじゃなくて、みんなサタン様のスキルで変化してたのか?と疑問が湧きました。
メインストーリー感想
攻略
これまでもチラホラありましたが、8章は明らかにギミック戦クエストが増えました。遂に、ジズ暴奏パーティへの対策が施された時代に突入したようです。
そのせいで足踏みする戦闘が多かったですが、突破すればイヌーンに会える、イヌーンが新しい台詞を喋る、と思って頑張りました。戦闘には一度も出していないけれど、難所揃いの8章を結構なスピードで突破できたのは間違いなくイヌーンのお陰です。ありがとう、イヌーン!
74-4「成り損ない」戦から、ネクロパーティを実戦投入しました。
改良の余地は大いに残ってますが、ネクロはとにかく「粘る」パーティなので、適当に組んでもそこそこ仕事するなと感じています。
暴奏が不向きな78-4「ゴウギ」戦、81-4「タイガンニール」戦などは、ネクロで完封できました。
ただ我がアジトの現ネクロパーティは、やや回復過多で火力に不満があるので、もう少しメンバーを練りたいところ。イベント配付に良いネクロメギドがいないかも探したいですが、協奏メギドの「楽器を持っている」みたいな見抜くポイントがないので難しそうです。ネクロっぽい特徴って、なんでしょうね。
79-4「イコア戦」も初見はネクロでゴリ押しましたが、銀冠クリアになってしまったので考え直し。
ボス能力を読んで、敵を覚醒させてはいけない戦闘だと理解したので、覚醒減少スキルのメギドで攻めようとしたら、ステータスが覚醒減少無効だったのでどうしようかと思いました。覚醒減少や覚醒奪取は無効にしてくるボスが多くて、狙って有効活用できた記憶がありません。
みんなの編成を頼りに、アムドゥスキアス編成で完封しました。アムドゥスキアスにひたすら無敵を貼って、ブネが2ターンに1回剛剣で攻撃するだけのパーティです。
後列のサポートキャラが狙われるのを逆手に取ってタンク役にするという発想はなかったので、これは面白かったです。
84-4「シナナイン」のみ銀冠クリアで妥協しています。そのせいでマモン様の育成ができないけれど、仕方ありません。
同レベル帯のみんなの編成をチラッと見た感じ、手持ちだと点穴で突破するしかないという印象は持っています。フォロオース用に点穴も組んでいるのですが、私の回し方が悪いのかちょっとフォトン運に左右されがちだと思ってます。
点穴以外のみんなの編成は未所持メギドが中心で、たぶん使えない戦術のようです。
なお、タインガンニール戦は敵がこちらにネクロ編成を強制してくる形式でしたが、こんな風に特定のトランスで敵が上書きしてくるクエストが今後増えるなら、全種類のトランスパーティを作っておかないと詰むのか?と不安に思っています。
ストーリー
序盤はメギドラルでメギドの成り立ちを知り、中盤はヴァイガルドでカトルス教の真相に迫り、終盤は再びメギドラルでマモンとの戦争&共闘という、今回もどうなるのかまったく読めない濃密な展開でした。
ただ、いつもなら章の終わりは気持ちよく終わってくれるのに、今回はだいぶ落ち着かない状況での終幕だったので、若干モヤモヤしています。
8章はメギドストーリー前提の流れも多かったですね。当時はドン引きしたけれど、フォルネウスを引いてメギドストーリーを読んでいて良かったです。メギドストーリーの本編回収が結構あるので、手持ち租メギドは積極的に読んだ方が良さそうかな、と思いました。
まず衝撃的だったのが74話。
メギドラルの規律や価値観がようやく分かり、メギドがまつろわぬ民や幻獣を格下とみなす理由が理解できました。個を主張する反面、社会を構成する一員であることを重視しているんですね。それなら諸々納得です。ブネも7章で揉めたときにその辺を説明すれば良かったのに!と思ったくらいです。
しかし、その後の集団発生現場での様子から、メギドは魂だけの存在で、幻獣やヴィータに寄生しないと生きられないのでは?と気付いてしまい、直後にソロモンからも蛆の情報としてそれが肯定されるに至って「え、えええええ……」としばらく呻くことになりました。
じゃあベヒモスって、実際は幻獣からメギドになったのでなく、成体になった後の幻獣に憑いただけなんでしょうか。
それから、本編でカトルス教問題に切り込んでいく展開にも、フォルネウスがメギド72所属後も布教活動をしていた事実にも驚きました。仲間キャラである以上、過去の所業はフレーバー扱いかと思ってましたが、それはメギド72を見縊ってましたね。
ただ、なんと言うか……自分の感想を整理してみると、フォルネウスという個の描きかたは最終的な処分も含めて100点だと思ったけれど、ソロモン王になった少年の物語としては少々納得がいかなかったーーという結論になりました。
フォルネウスについては、対外的にはヴァイガルドのために死んだこと、ヴァイガルドのカトルスと接触に成功して情報を持ち帰ったこと、更に個人レベルではツルムガの伝言でソロモンが救われたことも含めると貢献大ですし、それが贖罪にはならないことなどは村長クンとの会話で全部補完されたから、私が言えることはなにもないです。完封されちゃった、とすら思いました。
でもそれらの裁決は全部フォルネウス自身とヴァイガルドのカトルスの間のことで、ソロモンが関与できなかった、もっと言えば免除されたように見えてモヤモヤが残りました。
エクソダスによってなり損ないが大量発生する事件がなかったら、ソロモンはヴァイガルドにおけるメギドの身元引受人としてフォルネウスにどう対応していたのでしょう。
フォルネウスを追っていた時のソロモンの態度には、優柔不断や身内への甘さを感じてもどかしく感じました。元は一介の村人であるソロモンにそれを求めるのは酷と思うのですが、軍団長なのだから、必要なら部下の粛正もやれないとダメですよね。でもそこをハッキリさせない間にフォルネウスが死んだから、正直ソロモン側としてはそこを有耶無耶にできたと感じてしまいました。
無論、ソロモンに甘い一面をなくして欲しいわけじゃないのです。ただどんな決断にせよ、ソロモン自身がどうするかを、あわよくば逆転する様を見せて欲しかったーーと思います。
だから、教官が見せた毅然とした対応と内心の葛藤は、とても好きだなと思いました。杓子定規なタイプに見せて気遣いもできるし、可愛くていい男ですね。自分の技を臆面もなく「絶技」とか言っちゃう一面は意外でしたが。
システマチックに世界を見ているところや、反省を1ミリもしないフォルネウスのメンタリティ自体は、キャラクター性として結構好きになってきました。行動原理が明白になり未知への恐怖が薄れた点と、ヴァイガルドのカトルスとの対話から、フォルネウス自身も案外無知なんだなと気付かされた点の二つが大きなポイントでした。後々、恥の感情を指摘されて自覚するところなんて、ちょっと可愛げすら感じます。
フォルネウスが精神体も保てなくなった時はどうするのかとさすがに焦りましたが、まさかの形で九死に一生を得て膝を打ちました。
こんな、ひょんな形でメギドラルのソロモン王が出てくるとは予想外でした。
なり損ない発生の現場は阿鼻叫喚だったけれど、ハック絡みで微妙にギャグ展開が挿入されたりもするので、緩急で風邪を引きそうでした。
また、ウァプラがアスモデウスから4thアンチャーター(プルクラ)の身柄を託されていたと分かって、つくづくアンチャーターに縁がある人だなと面白く思いました。居残り組の中で最も戦闘能力が高くアンチャーターを守れる奴、という消去法で選ばれたのか、こいつなら任せられると言う信頼を得ているのか、どちらなのか気になったけれど、ウァプラ自身はどっちにしろ迷惑に感じているでしょうね。
そして、メギド72に会いに来たサタン様が非常にフランクな大物の態度だったので、冒頭で書いた通り一気に好きになりました。
追放メギドも裏切り者も遺恨なく、ここはサタン様握手会の現場だったかなと思うノリで声を掛けるのが面白いです。
黒い犬の下位ナンバーまでちゃんと認識してストレートに褒めてくれるし、サルガタナスに海の件で謝るのも上位者の責任を取っていて、上司として信頼できるタイプに感じます。メギドラルのソロモン王があんな性格なのに勝手な行動は一切しないのも、サタン様の躾の成果でしょう。黒い犬たちが憧れるのも納得です。褒めて貰いたくなりますもんね。
もう一人の8魔星マモンが、とても格好いいけれど面倒臭い女だったので、余計にサタン様のシンプルな行動が格好良く見えました。
でも、軍団を持ってないような発言をしていたのが不思議です。666匹いる筈の犬ちゃんは、軍団のメギドではないのかな。さすがに、犬は家族だから軍団員じゃないとかトンチキなことは言わないでしょうし。
マモンとの戦争は、話数はそんなに長くなかったはずですが、本人になかなか会えないせいか長く感じました。また、ソロモンにとってもマモンにとっても、諸々が噛み合わない相手だった感じがします。お互いがやりたいことが衝突してどちらも不満、みたいな相性の悪さを感じました。
そもそも、メギドラル脱出のため転生しようというマモンの作戦は、ヴィータ体を厭うメギドの価値観からすると賛同を得られない気がします。どうせ転生させるのは自分の息がかかったメギドだから不満は抑え込めるという考えだったんでしょうか。
前章を終えた時点で、サレオスとパイモンがライバル=対等だったなら、一方は不死者で一方は普通の追放メギドになったのはなぜだろうと考えていたので、作為の結果とわかって納得しましたが、すっきりするよりはモヤっとするところがあったのも、マモン個人の美意識で選ばれたのが気になるのかもしれません。
最終話は次章が気になって仕方ない引きでした。目下の問題としては、潜入捜査中だったアモンに大変な判断を迫る状況が襲いかかっているし、フライナイツがメギド72から仲間を補充しようとしているようだし、そもそも彼等が魂の炉で得た成果をソロモンたちが何も掴めていないのも不安材料です。
ホーコックが変化したなり損ないは蛆が受肉したと読み取れるけれど、もしそうなら、高次元の手出しできない存在から、同次元の頑張れば直接殴れる存在に落ちてきたことになるから、逆に脅威ではなくなった感があります。きっと違うんでしょうね。
今回はロノウェ周りのあれこれも衝撃はあったけれど、章単位でまとめると他の出来事のインパクトが強くて割愛する要素になっちゃいました。あと迷子インキュバスには笑いました。でも、負けたインガセクトが立ち直るまで寄り添うところと、彼女の意思を通させるためマモンに頭を下げる男前なところは最高に格好良かったです。
話単位で感想記事を書くこともできるけれど、そうするとメギドの感想記事でブログが埋まってしまうし、悩ましいところです。
イベントストーリー感想
死を招く邪本ギギガガス
ベリトの冒険譚であり、フルーレティの加入話であり、エリゴスが自分と向き合う今後に繋がる話でもあり、登場キャラ全員が活き活きしていて面白いけれど、ベリトのメギドストーリーを事前に読むべきと懇願された理由が分からないな、と思っていました。ーー最終話に来るまでは。
普段、BGM音量を最小でプレイしているので、どのタイミングでイベントBGMが切り替わったか分からないのですが、なにか喋っている?と引っ掛かりを覚え音量を大きくしたら、ベリトの語りから始まるジルへの思いの丈を伝える歌が流れていたので驚きました。
あまりに壮大なラブソングで、ベリトとジルに関すること以外のイベント感想が吹っ飛びました。
これでベリトとジルの冒険は終わりを迎えて、同時に死を超えた「永遠」になったってこと……?
最後の最後で、この話は間違いなくベリトの冒険だったと納得しました。
邪本の著者の狙いが、自分のことも、友達だと思っていた幻獣のことも輪廻転生に組み込もうという優しさと救いある内容でホッとしました。でもそれも実際はベリトの解釈なので、ベリト様が愛に溢れたいい男だからこの結論に至ったと言えますね。
思い掛けず黒い犬が登場したので、キャッキャと喜んでしまいました。今回の子も、無能で可愛かったです。
ソロモン王と悪魔の鏡
1話だけで短いのに長くて濃い話でした。
軍団長シャックスの知性とキノコ切れしたときのヤバさに怯えたけれど、軍団長シャックスには確かに破滅のカリスマを感じなくもなかったです。
ところで、シャックスの身になにかあったらその場にいなくても責任感じちゃうマルファスは、シャックスのなんなのですかね。普通に医務室に通されてるし……。君、みんなの前でこんな慟哭する様を見せたら、憎まれ口を叩いても遅いし、もう二度とシャックス担当から逃れられないぞ。
メギドストーリー感想
サルガタナス
メギドラル時代のサルガタナスも、意外と苦労していたんだなと思う話でした。
最初からウェパルの魂を回収する準備をしていたと分かり、サルガタナス視点だとウェパルを裏切ったつもりは毛頭なかったのかと納得しました。でも、護界憲章がメギドを魂ごと抹消する可能性だってあるのだから賭けには間違いないし、セーフネットの存在を当人に伝えてない以上、理解を得られないのは仕方ないと思うべきです。
この一件に関わらず、サルガタナスは「自分以外バカ」と思っている一方で、誰もが自分と同じ結論に達すると信じているように感じました。だから、理解を得られなかった時は余計に苛々してしまうんじゃないでしょうか。
ベルフェゴール
はぐれメギドの癖に、ユフィールやバールゼフォンなど意外な面々と関わりがあって、結構賑やかな話でした。
特にコルソンとは大変仲良しで、二人とも可愛かったです。でもおじさんの行動をよく考えたらお人形軍団ができるくらい贈り物をし続けたり、代理で戦争しようと意気込んだり、ちょっとコルソンを好き過ぎるかもしれません。もしや本編8章のエクソダス事件のとき、おじさんが戦力が揃っているペルペトゥムへ救援に来たのも、コルソンがいるからだったりして……。
フルーレティ
ギギガガスイベントから地続きの話だったので、初期からアジトにいたメギドでしたが、イベント読了後に読んで正解でした。イベントに引き続きアムドゥスキアスやアンドロマリウスも登場して、彼女たちなりの物語との関わりかた、感受性に心が打たれました。
リヴァイアサン
リヴァイアサンの話なのに、アスモデウスとデートした⁉︎ アスモデウスとデートしたぞ!! とビックリしました。
ウトゥック
8章でヴァイガルドに到着した後のイヌーンの道中話。
まさかの黒い犬との共闘で、非常にテンションが上がりました。イヌーン2号という雑ネーミングを与えられて、上位ナンバーを許されたと感動するのはちょっと笑っちゃいましたが、それだけ黒い犬の世界では序列がモノを言うんですね。彼の探す630が、メインストーリーかイベントで倒してしまった子でなければ良いなと思いました。
また、モブ鎮魂騎士団のツレンが地味に面白い奴で、イヌーンの物語にいい旨味を加えていました。それにしても、彼はフォルネウスに追われたのに逃げ切ったり、白い犬と黒い犬に撫でを許される経験をするなんて豪運の持ち主です。このまま長生きして、平和なヴァイガルドで3人再会して欲しいです。
マモン
イヌーンとの出会いを描いたミステリー仕立てのストーリー。やったー! 実質イヌーンのキャラストーリー2連続だ! と喜んでしまいました。探偵物として見ると、マモン様が割とポンコツでした(笑)。本編での底が知れない指し手ぶりから一変、8魔星内の苦労人の立ち位置が見られた感じです。
イヌーンは、アルマロスお婆ちゃんのところで冷遇されてるのかと思ったけれど、ちゃんと評価されていて良かったです。
権限がありません