ヴェスペリア部屋にSS「畏れるもの」アップ。
「ボスといっしょ」アップ時にも触れたハリー視点SSです。あの後書き上がっていたのですが、ヴェスペリア特設の更新が続いてしまうのは如何なものかと思い、放置していました。が、月内更新目標で書いていたシンフォニア小説が、次第に当初の予定から脱線して、期日に仕上がらない可能性が濃厚になったため、アップしてしまいました。
ベリウス戦後、レイヴンが一瞬パーティを抜け、ハリーを連れて戻ってくるわけですが、既に帝国騎士に囲まれていたハリーをどうやって連れ出したのか、と言う疑問に対する麻生的解釈(隊長権限で「ユニオンとの折衝に使う」とか言いくるめた)が今話の舞台背景で、一方書きたかったのはハリーの挫折感とか諸々複雑な感情、と言う二段構えだったのですが、少し分離しているかもと反省してます。
前半と後半を書いた時期が違うと言う点も、それに拍車を掛けているのかな。
と言いつつも、個人的には、レイヴンを格好良く書けたつもりなので、それはそれで満足だったりします。
お話自体の出来で勝負する作品もあれば、キャラの魅力で勝負したい作品もあると言う事で、ご容赦下さい。
視点に据えたハリーは、結構気に入ってるサブキャラだと言う事もあり、天の響の数少ないTOV創作ではメインキャラを差し置いて2度目の登場ですが、あまり余所様で見掛けない気がします。人気ないんでしょうか?
勝手にキャラをカテゴライズすると、彼は「屈折系熱血派」と言ったところかなぁと思ってます。意味の分かるような、分からない造語ですが、要は意地っ張りで一本気と言う、私が比較的得意な分野なわけですね。
こういうキャラは、長く書ける気がします。
それにしても、今までTOVでは超短編しか置いていなかったので、スクロールバーの存在がなんだか新鮮です。