この話をすると驚かれる事が多いのですが、実は「十二国記」を読んだ事がございません。
ホワイトハート文庫を数シリーズ読んでいたので、山田章博先生の表紙絵は良く見かけましたし、異世界ファンタジーは好きなジャンルなのに、なぜ読んでいないかと言うと、有名作品過ぎて、天の邪鬼な麻生にはなんとなく癪だった、としか言いようがありません。

そんな関係の薄い「十二国記」を何故持ち出したかと言うと、昨日数ヶ月ぶりに再読を再開した徳間文庫版「銀河英雄伝説」9巻の解説者が、小野不由美氏であるためです。
氏は、この解説の中で「死なないラインハルト」論とでも言うべき考察を告白した上で田中芳樹氏に謝罪しているのですが、私はその意味がさっぱり分からないまま十年過ごしていました。
……もしかして「十二国記」の話をしているのでは? と気が付いたのは、9巻を読み終え床についた昨日の夜中。
これは凄い推理に思い至ってしまった、と密かに興奮しながら今朝早速Googleにお尋ねしたところ、文章読みの中では大変一般的な基礎知識だったようです。
ああ、だから銀英伝好きだと言うと、十二国記を薦められるor既読だと思われる事が多かったんですね。大変今更ですが、一つ利口になりました。

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