「タカラヅカスペシャル2009 〜WAY TO GLORY〜」12時回を観てきました。
と言っても、梅田芸術劇場ではなく、TOHOシネマズ日劇でのライブ中継参加です。
組合同の特別イベントは、今回が初めての参加。
今年は残念ながら全組でなく、宙組を中心として星組、雪組のスター生徒+花組バウ主要メンバーでの開催。
五組揃っていないし、組公演の方が見応えもあるし、と正直最初はあまり関心がありませんでした。でも、トップスターなら中継でもカメラアングルが配慮してくれるし、今年の振り返りコーナーでは「逆転裁判」ネタもやるとのことで、思い切って行ってみたところ、やはり参加してみれば楽しいのがイベントと言うもので、このまま楽中継も観たかったな〜などと思いつつ帰宅したのでした。
内容は、まず第一部は2009年公演の振り返り(公演パロディ含む)、第二部は95周年を記念しての宝塚メドレーと言う構成。
パロディは、雪組が「ベルサイユのばら」+「ZORRO」コラボ、星組with花組で「太王四神記」、宙組で「大江山花伝」+「逆転裁判」コラボでした。
丁度、直前のMCで柚希が噛んで、場が緩くなった後だったのも良かったのでは。
1組もオチておりませんでしたが(個人的評価としては、流れは宙組が一番まとまってたと思うけれど、同時に一番カオスな会話と絵面だった)、客席の彼方此方がウケまくっていましたし、私も大笑いさせて貰いましたので、今年は大成功ではないでしょうか。
内容を語ると長くなり過ぎますし、そもそもパロ元が分からないとつまらないかと思いますので、詳細感想は自重しておきます。
第二部の名曲歌い継ぎは、私のような浅いファン歴では8割くらい未知の歌でしたが、入れ替わり立ち替わりで登場するスターを、何組の誰だ、と当てている内に、気付いたら終わっていました。
トップコンビ変更デュエットは、大空&夢咲、柚希&愛原、水&野々。同じ月組出身で、組公演では組んだこともある大空&夢咲が一番似合っていない感じがして、非常に不思議でした。二人が同じ次元の男女に見えませんでした。
逆に、柚希と愛原は二人ともダイナミックなダンスで、結構お似合いかなと。MCだとあんなに和みキャラの柚希が、男役の顔になると濃い芸風なのは面白いと思います。
男役ボレロは演出の愛を感じました。
フィナーレは、これで〆、と言う気分になるので、良いものですね。
タカラヅカグローリー等の、宝塚賛歌を今回初めてちゃんと聴いて、イベント参加してるんだなぁと実感したのも、ある意味面白い体験でした。
ただ、一点だけ非常に残念だったのは、音響です。
第一部は音割れしまくり、慌てて落としたのか今度は音量小さ過ぎ、とまったく安定せず、この後「名曲数々」と言っても、この音響では聴かせられるレベルじゃないぞと正直思っていました。
幸い、第二部は割と安定していたので、楽の中継は最初から良い案配で聴けたのかな。
思い出した人だけ、その他個別に雑感。
轟(専科)は、さすがの存在感。美しいし、やはり偉大なスターでした。
朝夏、望月、白華(花組)は、今正に伸びている若手と言う印象を感じました。とにかく若い。
愛花(雪組)を初めて認識しました。顔に癖はあるけれど、舞台人として映えるのでは。歌以外は好きかもしれません。
次の雪組公演は観劇予定がないため、退団発表した彩吹(雪組)を聴き納め・見納め。雪組の男1・2・3スターの充実ぶりと、そこに副組長を足した時の歌の厚さが好きでした。才あるスターで、最近は人気も高まっていただけに本当に惜しいです。ボレロのセンターは本当に嬉しかった。蘭寿(宙組)が、ここで彩吹の脇に回っていることに男気を感じました。いや、女性ですけれど。
なお、雪組若手は、沙央くらまは分かるのに、早霧せいなが判別出来ませんでした……。一度も見た事がない為だと思いますが、ポジション的に此処にいるかな?と思って観ると大体緒月がいるし(笑)。
柚希(星組)は、最近本当に好きかも知れないと思いつつあります。しかし、いつも声が前に出ない歌い方が気になって、秋川雅史氏を彷彿とさせられます。麻生は、錦織健氏みたいに、前にスコーンと出る歌声が好きです。
凰稀(星組)は、二番手の存在感はまだ取得ならず。ショーの存在感は、本人の押し出しの問題かなぁ。それと1シーン、「霧のミラノ」の貴城的な後髪を伸ばした髪型をしていましたが、あれはどんな美形でも微妙な気分になる髪型だと思います。
宙組メンバーがガッツリ判別出来て嬉しかったです。蘭寿、北翔で充実している上に、悠未、十輝と目立つ男役がいて、88期3人+凪七って、凄い層が厚いのでは。
春風はサッシャ髪のお陰か、オーラなのか、頻繁に映り込んでいたように思います。
宙組選抜のコーラスメンバー(七瀬除く)は完全バックコーラスでほぼ映らず、残念でした。あ、でも星吹は抽選の時に助手役で顔が観れて嬉しかったです。もう一人の助手は誰だったのかな?
で、肝心の大空(宙組)は、初トップ参加イベントで、緊張してるのかな?と感じました。全体に固いと言うか、無難に優等生に振る舞っていると言うか……。リック髪だったのも残念。ただ、第二部では前髪が一筋落ちていた時があり、格好よかったです。
痩せたのが響いているのか、理事と同じくらいの大きさに見えましたが、私の目はおかしいのでしょうか。
でもトップとしての今年の仕事納めを観ることが出来て良かったです。
なお、TOHOシネマズ日劇スクリーン1の大きさには本気で仰け反りました。
一昨日のテアトルダイヤが小さかったから余計に大きく感じるのでしょうけれど、A〜DD列で、横は33番前後と言う巨大さでしたよ。
系列とは言え、凄いところで中継するんだなぁと、改めて驚いたのでした。