東京特別公演「シャングリラ―水之城―」28日15時回を観劇。
前日に休演者が出ていたと聞いたので、気にしながら見ていましたが、特に張り紙は出ていなかったし、フォーメーションに穴も感じなかったので復帰されたようですね。一安心すると共に、このまま楽まで欠けずに公演出来るよう祈ります。

以下、感想ですが、相変わらずキャラ名はカタカナ統一です。

今回はあちこち拾うのを諦めて、一幕はヒョウ@蓮水ゆうやをオペラで追いました。
初日感想で触れた問題の鬘は、大幅に梳いてパンフレット同等のバージョンになったことで、全体にシャープに格好良くなっていました。何時からこの鬘を使用しているんでしょうか。DVD収録がこの鬘のパターンだと嬉しいですね。
ずっと観ていると、周りの会話で感情が揺れていたり、相当情が深いですよね。
回想の出逢いシーンで、ソラに水を拾って返してあげているのがヒョウだったことが分かり、ヒョウって最初からソラにシンパシーを感じてるのでは、と思いました。互いが一番の理解者だったような気がするのです。勿論ソラにはカイ、ヒョウにはミゾレがいますが、兄たる二人にとって、弟妹は護る対象であり、自分の重荷や理想を分かち合う相手ではなかったのでは。
(ミゾレは双子だけれど、やはり女の子ですから、ヒョウの方の意識としては、自分が護ると思っていたと思うのです)
だから、二幕の「タイムリミット」で、ヒョウがソラと共に踊るシーンは、ヒョウの魂がソラを護って戦っているんだ、と納得できました。振り付け自体も、ソラとランが逃げる時に、ヒョウが一部隊引き受けて攪乱していると思えるものでしたが、いかがでしょう。
それにしても、ヒョウは撃たれた瞬間の「撃たれ方」も凄いのですが、目を見開いたまま死んでしまう辺りに一番グッときました。

前回は美味しい役だと思ったルイの可愛らしさに、今回改めて気付きました。属性付けすると、ちょっと天然バカ系の美少年キャラ枠ですね。
轟天号のシーンでは、どうしても後方の小芝居に眼が行く観客を、自分の語りに引き込もうと頑張っていました。でも、此処はついつい後ろに眼が行ってしまいますが……。
実はシャングリラの脚本を書いているのはルイ、と言う裏設定で帰り道に盛り上がり、ルイ作ならこの展開でも仕方がない、と気持ちよく許せる気分になってきました。
あの、ブンジャクとルイって言うコンビでSSネタが幾つか出来てしまったのですが、アリですかね?

アイスは、やはり二幕で急速にヘタレ化するのが勿体ないと感じました。
ただ、アイスの立場になって考えてみると、そもそもソラが「水の城を作りたい!」と言い出して、それを叶えてやったつもりが、今度は「間違ってる」と非難されてしまったわけで、報われない人なのかも知れません。
ある意味、この物語の元凶ってソラなのか?(笑)

その他、思い出すままに雑感。
幕開きの「台風」はやはり格好良くてテンションが上がります。初日は曲が長いと思ったけれど、ダンスプロローグだと理解して観ていると、むしろ短い、もっと尺が欲しいと思うくらいです。
ソラは、女性に対して受け身で非常に弱いキャラなのが、大空氏の役としては斬新だと思っていましたが、これは多分シャングリラチームが基本的に男所帯のため、女性に慣れていないと言う設定なんだと勝手に理解しました。
いい加減、愛月ひかるを認識しようと思って、意識してコウを観ました。随分下級生なのに男役の顔をしていて格好良く、なるほど話題になるわけだと理解しました。
ちなみに赤ジャンパーのコウ(紅)と、青ジャンパーのソウ(蒼)、と思っていたら、靴ひもまでキャラカラーなんですね。
戦場のブンジャクがイキイキして楽しそうでした。同時に、武器調達って直接敵兵から奪うって意味か!と今更把握して吃驚しましたが。
カイは、目の傷跡メイクをやめたのでしょうか。顔が見やすくなっていたように思います。初日は、メイクで表情が伝わり難くなっているような気がしていました。
金髪白衣のフォグは、ビジュアルは美味しい役所だけど、あまり印象に残るエピソードが作られてない事に気付きました。単純に、一緒に登場するランが印象強過ぎて負けてるのかな。

あと1回観に行きます!

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