ロバート・サウジー著「ネルソン提督伝」

次回宙組公演の予習として、取り敢えずメジャーな1本を選択。

なお、私が読んだのはハードカバーです。
Amazonでチェックしたときに、単行本(上下巻)が各1,680円と言う価格に驚きました。ハードカバーは3,800円なので、実はハードカバーとたいして変わらないと言うことに。

決して長生きはしていないのに、映えるエピソード満載の人生で、これは確かに舞台にできるなと確信しました。
妻ファニーとは最初は仲睦まじかったんですね。結構意外でした。なんでエマにそんなに惹かれてしまったのかが掴めると良かったのですが、この本でのエマの扱いは「ネルソンの汚点」と言う感じで、結局分からず仕舞いでした。
ハミルトン卿とのこともあまり大きく触れていないし、基本的に英国軍人としてのネルソンが話の中心だったことも大きい要素でしょう。

著者が英国人(ロバート・サウジー)のため、当然ネルソン贔屓に書かれていますが、ナポリ絡みの問題に関しては、失策だったとかなり批判してますね。
あの辺の欧州事情は全然知らないので、あんな駄目王室だったとは知りませんでした。たしかに、これに肩入れしたのは間違いだったような……。
全体通して、英国人は本当にフランスが嫌いだなぁとつくづく感じました(笑)。あと、イタリアのこともかなり馬鹿にしてるのが、よく分かります。逆にスペインに対しては、それなりに敬意を払ってる感じ。

配役が出た時から思っていましたが、やはり、クスバート・コリングウッドとトマス・トルーブリッジは配役に必須だと改めて思いました。ハーディ辺りにこの辺の役を兼ねさせるのかな。
ネルソンの一生だけでもかなりのボリュームですが、尺の3〜4割程度はナポレオン側が持っていくと思うので、相当駆け足の展開になりそうですね。どの年代から始まるのかな……。少なくとも、ファニーとは結婚済の状態で開幕しそうです。

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