もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

完全に物語の形態をしているため、ビジネス書として異常なレベルの読み易さでした。
行きの新幹線で、駅弁に手をつける前に読み切ってしまったことから、読了までの時間はおよそ1時間程度だったと思います。麻生の場合、これはライトノベル一冊と同等ボリュームの意味です。
表紙だけでなく挿絵まであったり、遊び紙がちょっと変わっていて、そんなところもビジネス書っぽくない作り。
でも中身は結構しっかりしていました。
この本に一番感心したのは、ドラッカーの「マネジメント」を読みたくなる、と言う点です。

お話自体はスポーツ物の王道展開だけれど、王道とはつまりそれだけ支持される熱さがあると言うこと。
主人公のみなみは良く考えるとちょっと変な子だし、問題児の生徒をマネジャーに採用する下りなどは出来過ぎと言うか、少し展開が甘過ぎる気もしましたが、物語はあくまで「マネジメント」入門の手法と考えれば、充分面白かったので及第点。
終盤はちょっと目頭が熱くなりなったりしながら読み終わりました。

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