矢口史靖著「スウィングガールズ」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
毎日怠けて過ごすダメ女子高生・友子は、届けた弁当で食中毒になった吹奏楽部の代わりとしてビッグバンドを組まされる。当初は嫌々で逃げ出す魂胆だったが、次第にジャズの楽しさに目覚め、自分の楽器を手に入れる為バイトまで始めることに。遂には音楽祭に出場し、一つのモノに打ち込む素晴らしさを知る。

文庫になっていたので、読んでみました。
爽やかで罪のない青春モノだと思うのですが……友子たちの駄目人間っぷりは苛々させられました。
極みは、音楽祭に落選したことを仲間に話せないと言うくだりで、衣装も作って、交通費も出して、人やお金が動いているのに、それを怒られたくないとかタイミングが見出せないとかで引き延ばして、結局取り返しのつかない状態にまでなってから言い出すと言うのは、酷い。
仲間の誰もエントリーの返信を確認しなかったのか?と言うことも疑問ですが、やはり友子の責任が一番重いと思います。
そして結局、物語上のご都合で出場できるようになったから追求されてないことが一層腹立たしいです。
他人に迷惑を掛けて平気、またはそれが問題視されないと言う世界は、どうも私の好みから外れてしまいます。

そう言う訳で、音楽の楽しさに目覚める辺りなどはテンポも良く面白かったのですが、最後に不愉快感が残ってしまったので、ご都合な展開にも少し引っ掛かってしまいました。
その辺をあまり気にしないで、勢いで楽しむのが正解かも知れません。

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