• 2015年登録記事

本記事は、あくまで個人の使用感によるレポートです。商品に対する使用感や感想には個人差があるものとあらかじめご了承ください。
また、薬剤知識はないので、専門的な話も出来ません。

と言うわけで、今回の目薬は参天製薬株式会社の「サンテドライケア」。
http://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/products/otc/sante_drycare.jsp

どの通販サイトを見ても四角い容器の画像が使われていますが、現在販売されているものは、公式サイト通り斜め置きタイプの容器です。
開ける際、箱のシュリンク以外は一切包装されていないエコ仕様だったので驚きました。

無色透明、無味無臭。辛みや渋みもありません。
当然、注した時の刺激もないのですが、若干、疲れ眼の奥に染みる気がします。
個人的には、まったく注した影響を感じない商品より、この程度の反応がある方が目薬を使った感があって好きです。
ドライケアを謳っている商品にしては、粘度がなくサラッとした感覚です。そのため、注した液体が瞳から流れ落ちやすく、出先等で気軽に使うには適さないですね。
その点を除けば、全体的には使いやすい印象を受けました。

ベニー松山著「司星者セインー輝きを戴く者ー」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
魔導王ジノンの遺産を探す女盗賊リリィは、魔女王アグナスの死霊軍勢と鉢合わせ危ういところを剣士フォウに助けられる。森を逃げる二人は、記憶を持たない美少年セインと出逢う。この少年こそ、ジノンが遺した遺産・人造の救世主であった。

ベニー松山氏が書かれたウィザードリィ小説「風よ。龍に届いているか」やアルティマニアシリーズでの中編は非常に好きでしたが、完全なオリジナル作品は初めて読みます。
シリーズ第1巻ということで、はっきり言ってしまえばキャラクターの顔見せに終始されていました。
そのため、バトル描写や、気味の悪い敵の描写に関しては感心したものの、単体の小説としては評価不能でした。

文としては、1つずつの事象に細やかな設定を施し、煌びやかな文章力、圧倒的な語彙で描写を重ねる、今となっては古臭いライトノベルの文体です。その上、フォウは比類なき剣士だったり、リリィには神懸かり的な直感力があったり、と笑ってしまうくらい「中二病」なのですが、よく考えたらベニー松山氏の作品はだいたいそういう作りで、そこが面白いのでした。
しかし、今回はオリジナル作品のためか、設定に関する語りが常以上に多く、結果として物語の展開が遅くなっているので、上記のポイントがクドさに転じてしまっていたと思います。
結局、この作者は何らかの世界とキャラクター観を使った小説の方がハマるのだろうと思います。

個人的に一番の問題点は、本来は主役だろうフォウの人物背景がまったく明かされていないこと。どの視点で話を読めば良いのか、少し悩みます。本作は頻繁に視点が変わるのですが、リリィを単独主人公として全体的に組み立て直した方が、話に入り込み易い気がしました。
セインの正体は、読者には最初から分かっていた感があるけれど、他者の祈り=信仰に対して力を発揮するというのは、神が居るのではなく、人が神を作るという解釈が出来て面白いと思いました。
フォウが振るう「意思ある剣」ロストラムは、シャルティエ@TODを彷彿とさせられるキャラクターで、なんとなく憎めなかったものの、感情を曝け出さないフォウやセインより、敵側であるズアグの方に感情移入してしまいました。

米村圭伍著「真田手毬唄」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
侍大将・勇魚大五郎は、豊臣秀頼が大坂城を落ち延びたという手毬唄を信じて兵庫で一艘の船を見送った。それから170年後、七代勇魚大五郎を名乗る浪人が、陸奥国で七代豊臣秀頼を探し当てる。秀頼を江戸へ誘い出す大五郎は、実は家康から勅命を受け、七代掛けて秀頼を探索した隠密・二里であった。遂に将軍家斉と対面した秀頼だったが、自分は秀頼の影武者を務める七代勇魚大五郎であると告白し、放免される。しかし二里は彼こそ本物の七代秀頼だったに違いないと、再び秀頼を追う旅に出る。

七代秀頼に、七代真田大助、七代片倉小十郎と、誰もが7代目という時点でとぼけた味わいがあります。都度、祖先の話を「実は…」と語って聞かせるのが面白いのですが、法螺話に次ぐ法螺話と見ることもできるし、結局何が本当かは藪の中。
途中途中、作者の語りも入るので、講談のようでもあります。
それが多少クドいとも思えたけれど、サラッと読んで、わははと笑って終わる、楽しい読書でした。

脇役として登場している人物は、作者の他の作品の登場人物だそうです。その辺は、少し善し悪しだと思いました。

TVアニメ「アルスラーン戦記」6話「王都炎上ー後編ー」
http://www.arslan.jp

王都が陥落するまでのエピソードでしたが、最後に2秒くらい登場したファランギースが余韻を持って行ってしまいました。
早くも来週、ファランギースが登場するんですね!
急に駆け足になって大丈夫か、という気持ちはありますが、キャラクターが増えるごとに面白くなる作品なので、やはり楽しみです。「美女たち」というからには、王妃への求婚もあるだろうし、となるとギスカールも登場するのでしょう。
ただ、次回でもうカーラーンがアルスラーン確保に動くとなると、アルスラーン一行の山下りと、ギーヴの火事場泥棒エピソードは、完全カットでしょうか。前者はともかく、後者がないと、ファランギースと会った後のやり取り等が曖昧になってしまうので、その辺も変わってしまうのかしら。ギーヴ単体では、今回も活躍していたし、キャラクターは十分印象付けできているので、構わないかもしれませんけれどね。

戦力差やペシャワール城の存在、籠城有利の原則からすると、サームが正論なのですが、守勢に務めていても負ける未来を知っているから、ガルシャースフの言うことも一理あると思いました。

作画の方は、顔のアップや止め絵が増えてきた気がしますが、戦闘描写を頑張っているので私としては許容範囲です。緩急があると見なすこともできますしね。

エンドカードはさとうふみや先生でした。

なお「アルスラーン戦記×無双」はティザーサイトで存在を知っていましたが、アニメ放映中に字幕広告が入ったので驚きました。
http://www.gamecity.ne.jp/arslan-musou/
コーエーテクモゲームスがCM参加していた時点で、ゲームが出る可能性は考えていたけれど、戦記物なのだから戦略SLGの方が嬉しかったかな……。それ以前に、PS3もPS4も持っていないけれど。

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ラ・メゾン・デュ・ショコラのマカロン
http://www.lamaisonduchocolat.com/jp/

以前、こちらの板チョコレートを頂いて美味しかった記憶があるので、マカロンも試してみました。

結論としては、さすがに美味しい!
外はさくっと軽く、中はしっとり、というマカロンの難しい食感が楽しめます。
個々の味に関しては多少好みによる評価差がありましたが、全体的に素材それぞれの味は強調されておらず、ベースのガナッシュを味わうタイプだと感じました。

なお、マカロンは日持ちしない菓子ですが、試しに冷蔵庫に入れても美味しさが保たれていた点が、個人的には嬉しかったです。