• 2015年登録記事

TVアニメ「アルスラーン戦記」4話「厭世の軍師」
http://www.arslan.jp

今週のエンドカードは久米田康治先生。
とてもいいエンドカード(=オチ)でしたね。
ナルサスの筆に赤色が乗っているという時点で、アルスラーン(銀髪碧眼で青服)のどこを書いてるんだ突っ込みたくなります。まさか、いきなり背景なのか!?

ということで、ナルサスの絵の衝撃がより誇張されていた今回。
割と、回想に尺を取っていた気がします。ナルサスが奴隷を解放したせいで動員した兵が少なかった、というエピソードも盛り込まれていたし、わざわざ派手にアクションも入れてナルサスというキャラクターを1話で立てたのは良かったと思います。ただ、対三国同盟のときの策が、ちょっと分かりにくい映像でした。
どうせ描けないなら、具体的なことは語らせないという手もあると思うのですが……。それこそ、ナルサスの絵のように(笑)。
そして、アトロパテネの戦いも踏まえると、流言の効果が高い世界だなと思います。現代のようにリアルタイムで伝達可能な時代であっても流言飛語があるわけですから、この時代設定なら当然か。
ルシタニアに関する台詞がごっそり削られていたのは、次週補完されると期待しておきます。ただ、次話は「王都炎上」に進むようなので、山からの脱出はほとんど描かないのかも?

それにしても、動いて喋るナルサスというのは、思っていた以上に感情豊かというか、子供っぽいですね。軍師というと淡々としているキャラクターが多いイメージが覆されます。「血の気の多い策士」と評するのが妥当かも知れません。
「共に嫌われよう」の台詞の時点で、ナルサスが殿下に好印象を持ったことがわかる表情の動きは、アニメだからこその表現で、良いなと思いました。
ちなみに、前回違和感を感じたエラムの声ですが、殿下に対して終始冷たいところが気に入ってきました。

東京スカイツリーに登ってきました。
http://www.tokyo-skytree.jp

スカイツリー夜景

…といっても、タイトル通り天望デッキ(地上350m)まで。閉館が近い時間だったこともあり、天望回廊(地上450m)には登っていません。
それでも、遥かに遠くまで見渡せますし、足下は豆粒のように小さい。
人の営みがそこにあるとは思えないくらい小さなジオラマの世界は、曇って真っ暗な空に対して星空のように見えました。

スカイツリー外観は、頻繁に見ていますが、近くで観るとまた違った迫力があります。

スカイツリー外観

通常のライトアップは2種類あり、私は紫の「雅」との遭遇率が多いのですが、青い「粋」はスッキリした造形が際立って、より美しく見えると思いました。

碧野圭著「銀盤のトレース」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
フィギュアスケートに打ち込む朱里は、バッジテストに落ちたり、県大会でミスをするなど伸び悩んでいた。しかし今は廃れた基礎技術「コンパルソリー」を教わり、ひたむきに練習を繰り返すことで力を付け、バッジテストに合格する。

フィギュアスケートを題材にした小説。
少女がフィギュアの世界の中で成長していくお話ではあるのですが、フィギュアスケート業界のシステムを勉強する優秀なテキストといった雰囲気。バッジテストなんて、存在も知らなかったので面白かったです。
ただし、お話としては、燃え切らないまま終わってしまいました。コンパルソリーを教えてくれた往年の選手など、色々な要素が出てくるのですが、触りだけで、それらが生かされ切れていない印象。と思ったら、続刊が出ていたので、納得しました。

母親が、フィギュアにのめり込み過ぎることを危惧し、辞めさせようと考える辺りは、私もこの年齢になると親の気持ちが分かるので、自分の子供だったらどうするか、と考えさせられました。
また、父親の「スポーツをやっていると本人の努力だけでは乗り越えられない理不尽な目に遭うことが多々あるが、それが人間を成長させる」という主旨の台詞には、目から鱗が落ちました。

吉祥寺の井の頭公園前、おでんと和食のお店・舎人で夕食をいただきました。
http://www.toneri.net

メインは、出汁が染み込んだ各種おでん。定番ネタだけでなく、おでんで食べるとは思わなかったネタもあり、楽しめます。
刺身やサラダなども美味しかったです。締めに頂いた、草餅と桜餅の味をしたアイスにはちょっと驚きました。
旬のメニューが書かれたお品書きは、その日1日のためのものらしく、日付が書かれていました。仕入れによって変わるんでしょうね。

お店の立地や店内の雰囲気もなかなか良かったのですが、一番嬉しかったのは、メニューを人数に応じた量にしてくれたこと。
また、満足いくまで飲み食いしても、意外と安価だったという点も忘れてはなりませんね。