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TODDC「シャルティエの過去」イベントを確認しました。

細身剣なのに斬首刀と言うところに疑問を抱きつつ、まぁソーディアンだから、切れ味が落ちなくて使いやすいとかそう言うことだったのでしょうか……。
私は生憎剣だった事がないので、斬首刀だったと言う過去は、今の使い手に話せないくらい恥じるべき過去なのか判断付きかねてますが、本人が渋り、ディムロスが辛い事だというからには、そうなのでしょう。しかし意志があるとは言え剣である以上、人間を斬る事が辛かったとは言わないでしょうから、誇りとしての問題ですか?
そもそも、記憶が定かでないのですが、PS2リメイク版では「アクアヴェイルの宝剣」としか言われていなかったですよね。DC設定に沿うと、シャルティエの扱いは、斬首刀→若かりし頃のジョニーが進言し宝剣へ→10年前に盗まれる、と随分忙しない事になります。ジョニーとシャルティエに繋がりを作りたかったのでしょうけれど、最初から宝剣で良かった気もします。取り返そうとしなかった理由は、鎖国しているからと納得できますし。
文句は言いつつ、過去が分かったのでDCプレイは取り敢えず終了になります。

TODDC攻略本を購入しました。
スタン編で追加されたサブイベントは3つ。その内の1つ「アクアヴェイルの宝剣」にて、リオン編でシャルティエが言葉を濁していたアクアヴェイル時代の事が語られているようです。あれだけの説明では物足りないと思っていたので、次回プレイ時に確認したいと思います。
このようにスタン編とリオン編でリンクしているネタがあると、2つの視点がある理由になって楽しいですね。個人的には、もっとこういう仕掛けがあれば良いのに、と思います。

「forリオンサイド」と銘打ち、帯に警告がある通り、今回の攻略本は完全にリオン編のみの取り扱い。リオン編をやり込むのでなければ、攻略本としてはPS2リメイク版の攻略本1本で充分そうです。
他方、設定関係は目新しいものがあって驚きました。まだじっくり読み込めていないですが、私にとって長年の疑問だった「ルーティが捨てられた理由」が判明したのは大きかったです。それと、シャルティエがヒューゴの手に渡ったのはリオンが5-6歳の頃だと言う事で、これまでの創作物で見掛けた「生まれた時から一緒」と言う説明は適切でない事も判明。
ドラマCD「プルーストフォーゴットンクロニクル」で、シャルはリオンが新生児の頃から子守りをしていた、と信じ込まされていたので、軽く衝撃でした。しかし、ルーティに関する、アトワイトと契約しマスターとなったので、危険因子だとして殺そうとしたと言う設定は結構納得できました。他の皆さまは如何だったでしょうか。
逆に新たに生じた疑問点としては、年表に合わせると、推定2歳のルーティが言葉を満足に話せたのかという点と、アトワイトが目覚めていたのならば、本編時ヒューゴに対してもっと警戒して良いのでは?と言う点でしょうか。
しかし、自分でこれまで良い案がなかったので、この設定はある程度加味して今後の創作に役立てようかなぁと思います。

リオン編クリア。
以下、ネタバレ且つ辛口です。

前回のプレイ日記でも書きましたが、DCのシャルティエは子犬のようです。絵は変わっていないし、そもそもソーディアンに目はないけれど、絶対「捨てられそうな子犬の目」をしているに違いないと思う演技でした。PS版の頃に思い描いたシャルティエ像と相当違い、言いたい事があるけれど、愛犬家には否定できない可愛さです!

マリアンとのデートイベントで、「エミリオと呼ばれない」ことを喜ぶリオンに、どうしても納得できませんでした。PS2リメイク版リオンは、「リオン」の名を自分で付けた、即ち「エミリオ」から「リオン」になりたかった、と考えられるので筋は通っているけれど、PS版のリオンとは真逆。結局、別人なんですね。
その後は悪夢の展開へ直行。まさか一度も本物のマリアンと会わずに海底洞窟へ行き着くとは思いませんでした。人質を取ったと言いつつ一度も会わせてもらえない時点で、自分なら狂言を疑います。視野が極端に狭くなってしまったリオンを残念に思う反面、年相応とも感じました。よくよく考えれば、PS版の頃から、リオンは自分から崖に突き進んでしまう破滅型だったんですよね。
幻想のマリアンに会うシーンは、もう少しイベントに入る前に間を作ったり、D2の夢イベント風セピア調にするなどした方が分かりやすかった気がします。

最終戦で、スタン一行に勝てるとは思ってもみませんでした。負け戦闘と思っていたら勝ててしまい驚愕。スタンが「殺劇舞荒剣」を使ってきた瞬間、ハーメンツのリオン戦と同じようにこれで確実にトドメを刺される仕様に違いないと思いきや、大してHPが削られなかったので、もしやと思って真面目に戦ったのが功を奏しました。負けたらゲームオーバーだったのでしょうか? 逆に気になります。

スタッフロールはリオン祭りでした。新規書き下ろしのようなモノクロ絵が2点ほどあり、見入りました。もしかすると小説の挿絵かも知れませんが、最近のテイルズ公式小説は買ってないので不明です。
ちなみに、ウイル役は「ラタトスクの騎士」のデクス役で出演が決まっている陶山章央氏でした。

本編クリア後の世界も少しだけ触ってみました。
「秘密の施設」はオベロン秘密工場の流用。
「ソーディアン研究所」は敵が強過ぎて必死なので、ホーリーボトルの使用を解禁。DC版ホーリーボトルは出現率が0になるので快適ですね。無事「デモンスランス・ゼロ」を習得いたしました。
「アルカナルイン」はPS2リメイク版当時から好きじゃなかったので、わざわざリオン編でまで遊びたくないです。しかし闘技場ディフィニットモードをクリアするなら、現レベルだと技数が足りないため、アルカナルインでのレベル上げが必須ですね。
独りでサイグローグ(とねこにん)しかいない箱庭に閉じ込められている窮屈感は、このクリア後の世界こそ悪夢の続きだと感じる嫌な気配がします。それを計算でやっているのだとすれば、凄いソフトですよ。

結局、“思い出補正”だと分かっていても、自分はPSオリジナル版が好きです。
PS2リメイク版のリオンは、PS版でリオンに味わわせてあげられなかった「いい思い」を色々させてあげる事ができて、その点は嬉しかったけれど、彼自身にはPS版リオンに抱くような愛しさを感じません。
一般的にはリオンは「悲劇のキャラクター」として認識されているようですが、中盤で死亡という同じ結末を迎えるキャラクターなのに、PS2版とPS版には隔たりを感じます。そのことから、自分がPS版リオンに感じていたのは、悪役・ダークサイドの魅力だったのかなと最近思い始めています。

第二部「ふたりの兵士」イベント終了まで。
追加チャットの眼鏡リオンや、意味なくしりとりをするリオンとシャルなどを見ると、「面白い」とか「可愛い」とか思う以前に呆然としてしまうのは、リオンファンとして失格でしょうか。

スノーフリア行きの船に乗る直前、シャルの「坊っちゃん好き度」を示す極みのようなイベントが追加されて、驚かされました。
PS版のシャルティエは、リオンを肯定することで共依存しているんだと思っていました。しかし、DCではシャルティエが単純にリオンに甘えている印象が強くなり、随分子供っぽいキャラになったなと何回か驚かされています。
その後のサイリル、ハイデルベルグには基本変化なし。
飛行竜の中でのルーティとの会話で、あと一言、思い切って言っていれば運命が変わっていたかも知れないのに、その前の局面で神の眼を破壊できなかったことも含めて、PS2リメイク版リオンは侭ならぬ人生だなと妙にしんみりさせられました。

第二部で自由行動になったので、先にスノーフリアまで行ってきました。勿論、途中ハイデルベルグ、サイリルと寄り道も忘れません。
第一部の一人旅と違い、敵が複数出ます。リオンでの空中戦が苦手な私は、組み合わせによっては苦戦気味。でもCCがある程度増え、技も豊富になったこの頃が、戦闘は一番楽しいですね。ただ、防具ヴァーミリオンがないと、ティルソの森を一人で抜けるのは少し辛いかも。PS2リメイク版ハイデルベルグ城にて、何故この局面でリオンの分だけこんな良い装備が拾えるのか不思議だったけれど、まさかDC版での一人旅を想定していたわけではありませんよね……?
個人的には、温泉イベントより、各地でキャラクターと会ったときの会話をボイス入りにして欲しかったです。
全く絡みがなかったアルバ先生との会話が用意されていたことには感心しました。でも、直前にチェルシーたちと会ってしまっていたので、二人の会話が噛み合わない。そこまで踏まえて変化すると、更に良かったです。

シャルティエの願望を満たした後、本編シナリオへ帰還。
ふたりの兵士を実際に連れて任務へ赴けるのかと思いきや、リオンは一人行動だったのが残念。
DCでストレイライズの森のセーブポイント位置が変わった事を、変な変更点だと思っていたのですが、このイベントの為だったのですね。
ふたりの兵士のどちらを隊長に推薦するかは、ジョブスを選ぶ方が圧倒的多数で、実際、イベントもそちらへ進むよう示唆しているようなのですが、ウイルを選びました。
本当は、どちらも上に立つ器ではないと思ったのですが、上官として評価するならウイルの方です。性格が悪そうに描かれているけれど、やり取りから考えるに、冷淡なのではなく任務重視の性格なだけだと思います。その場でリオンを助けようとしなかったのも、リオンの戦闘能力を正しく評価したと言えますし……これは良く捉えすぎでしょうか。
ジョブスは、善良な人物であることはよく分かったので、まず言葉遣いを改めるところからスタートして貰いたいです。
ところで、このイベントでリオンがウォルトに大きな顔をしている理由が分からなかったのですが、何でしょう? スタンがお願いするとか、PS版のルーティなら理解できるのですが、ここだけ謎でスッキリしませんでした。

トウケイ城クリアまで。
毎度のことですが、ジョニーが加入すると一気にゲームが進みます。もうお別れと思うと寂しい……と、PS2リメイク版2周目の時も書いていた気がします。
戦闘終了時「俺に惚れるなよ」と断るジョニーですが、手遅れのようです。

洞窟を抜ける途中のイベント、金探し中にリオンがずっと背を向けてしゃがみ込んでいるのが気になります。1周目の時は、啄木鳥版のように、クリスのペンダントでも見付けたのかな、と思ったのですが……結局明かされないんですよね。
今回のリオンサイド特有イベントは、シデン領でロープを借りるリオン。説明役はフィリアでも、人から言われなくても仲間のため引き返す決断を下したのは、本当に人が変わったみたいで良いですね。
なお、フィリアが言う「ルーティさんの雰囲気が少し変わった気がします。それに…」の台詞を、PS2リメイク版プレイ時は、スタンとルーティの距離が縮まったように感じての不安を飲み込んだと思っていましたが、DC版では「それに、リオンも変わった」な気がします。
そういう風に、人のいい変化を感じ取って素直に受け止めるフィリアは良い子ですね。PS2リメイク版ではマッドな側面が印象に残ってしまうけれど。

恒例、甲板でのリオン&シャルティエひそひそ話は、珍しく喧嘩調でしたが、こういう少しすれ違った状態が1ダンジョン分くらい長引くと面白かったかも知れません。
シャルティエがジョニーに助けられたと言う下りは、ぼかさず語って欲しかったです。推定16歳のジョニーが一体なにをしたのでしょうか。その頃はまだ、エレノアを巡る三角関係中の聡明な若時代だと思われるので、その頃のジョニーの行動を知りたくて凄く気になります。

モリュウ領、トウケイ領と攻略が続くアクアヴェイルの広大な城ダンジョンは、何度プレイしても面倒です。
これがスタンサイドだと、2部はもっと大変なダンジョンの連続(天上世界)だと憂鬱になるところですが、リオンサイドだと後はハイデルベルグ城だけで、その後にダンジョンはなさそうですから、ちょっと気楽です。
なんて言って、新規追加の大物ダンジョンがあったらどうしましょう。