クリアしました。
以下、長文なので「ラジアントヒストリア」のBGMを楽しみながら御読みください。
ラジアントヒストリア ミュージックプレイヤー
公式ブログパーツの配信が終了されたため削除(2017/3/21)
クリア時のストックはLv.63、プレイ時間33時間でした。
ラストダンジョンに登場する雑魚敵が、とても性能の良い鎧を落とすことに気付いて、戦闘参加メンバー分を集める為に2時間くらい費やしました。
結果として、性能の良い鎧に加え、仲間のレベルが多いに上昇したので、以降のボス戦闘はかなり楽に進めました。
クリアしたサブクエストの「その後」がエンディングに追加されて驚きました。
ちなみに、私が今回クリア時に見たのは下記の7イベント。
「鉄腕の将軍」「儀式を司る者」「小さな勇者」「シャーマン」「時を見つめる者」「静かなる女神」「人の営み」
白示録の空白スペースからすると、あと5つはイベントが追加されそうです。
二つの歴史を頻繁に行き来するため、最後の方はどちらで起きた出来事かごちゃごちゃになってしまったのですが、エンディング自体も正伝と異伝が統合されているような印象を受けました。それとも、それぞれのエンディングと言うことなのかしら?
エンディング中、異伝キールはどうやっても救えないのかと思ったら、最後にとても温かい結末が待っていて、ここが一番涙腺を刺激しました。
全体的な評価としては、地味だけど良作。
基本操作は、ごく普通のRPG。また、操作ボタンが画面表示されているので、悩みません。
戦闘システムは独特ですが、チュートリアルがあるので説明書を読まなくても困りませんでした。
Aボタン連打では進めないので、雑魚戦でも少し頭を使う必要があります。補助系とか使わず火力で敵を蹴散らしたいプレイヤーはストレスが溜まるかも? 計算して戦いたい私は楽しかったです。複数の敵を巧くまとめて一掃できた時は、なかなか爽快でした。
また、無駄にレベル上げをする必要もなく、良い難易度で進めました。
戦闘開始やセーブポイントなどの当たり判定はちょっと分かり難いですが、遊んでいると慣れます。
作中は様々な選択を迫られますが、正伝・異伝を分ける選択の他は、ゲーム的に間違った選択肢を選ぶとそのままバッドエンドになります。分岐はありませんが、これは最初から予期していたので許容範囲でした。
そのまま進行できたら面白そうな選択肢もあったので、もし私がこの作品の二次創作を書くとしたら、パラレルエンド設定の中編などが面白そうです。
時限サブクエストが豊富で、これを探して一つずつ埋めていくだけでも楽しいです。
タイムパラドックスや双方の世界の都合の良い影響具合など、気になる点は幾つかあります。その辺が気になる方は不向きかも。
楽曲数が少なくて、終盤は聞き飽きてしまいました。せめて、正伝と異伝で戦闘曲が違ったら嬉しかったかな。どの曲も美しいメロディラインで、主張が激しくない構成である点は好感でした。
唯一、バグだと思うのですが、HP/MPが上昇する装備を身に着けている状態でレベルアップすると、上昇分のHP/MPが減ってしまう(補正値なしの最大値に回復してしまう?)点だけは困りました。
キャラクターは、主人公ストックが突出して格好良いですが、パーティ全員が「いい奴」なので気持ちよくプレイ出来ました。アトはちょっと五月蝿いと思った時もあるけれど、子供だから許せる感じ。
また、ラウル中将、ビオラ准将、ガーランドと言った準仲間的な「大人」が有能なのが嬉しかったです。若者が頑張るだけでなく、大人がその道筋を整えてあげるシナリオだと安心します。
反面、敵キャラにはあまり思い入れが生じませんでした。個人的には、ディアスとセルバンがやや設定倒れと感じました。
私は、ストックを励まし続けてくれるリプティとティオがお気に入りです。
SFC時代の日本製RPGって、こんな感じだったなぁと懐かしい思いに浸りながら遊びました。
では、サブイベントとパラレルエンド回収の旅へ出てきます。