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なんとビックリ、アトラスからDSで発売されたRPG「ラジアントヒストリア」が、3DS「ラジアントヒストリア パーフェクトクロノロジー」としてフルリメイク!
http://radianthistoria.jp

DS版の発売が2010年11月だから、もう6年以上経つんですね。
地味だけど心に残る良い作品だったなぁ、と思って自分の感想記事を見直したら、公式ブログパーツ(ミュージックプレイヤー)の配信が終了していたので、記事から撤去いたしました。残念。リメイクで楽曲は追加されるかしら?

リメイク版の発売日は2017年6月29日。
一か月前にPS4「イースVIII」、一週間前に3DSの新作「アライアンス・アライブ」が出ている中に投入ということで、梅雨時は結構激戦区の予感です。
ドラゴンクエストXI」も近い日程で発売されそうですし、意外に今年もRPGイヤーの予感です。

ただ、購入するかと言われると、私は未プレイ作品の方に軍配が上がります。物語に相当の比重がある作品なので、記憶喪失になって終盤のオチを忘れられたら120%楽しめるから、そのときは絶対買います(笑)。
プレイ済み作品のリマスター・リメイクとしては、7月13日の「FF12 ゾディアック・エイジ」が予約済みのせいもあって、心が動き難いです。FF12も、ほぼコレクターズアイテムとして買うつもりです。……遊びますけどね。

サブクエストを制覇し、改めて真エンドを迎えました。

クリア後の達成度235/236。
隠しボスとの対決だけ未クリアです。普通に戦っても強いのに、卑怯な連戦仕様。しっかり戦略を練らないと駄目そうです。
恐らく、主力がレイニーの魔法と言うところに無理があるのでしょうね。その内、アトやエルーカを育ててから挑んでみます。

すべてのイベントが発生して、ガフカ、レイニー、リーズのその後が見られました。マルコすら裏切りが用意されている中で、レイニーの秘かな尽くす度は健気だと思います。
そして、キールの帰還がやはり涙腺刺激ポイントでした。
このシーン、単純にキールたちが助かったことに泣かされる訳ではないのです。プレイヤーはキールたちを救うイベントを起こせないけれど、ストックはゲーム中の旅が終わっても一人で歴史を良き方向へ変え続けていた。その孤独を思って涙が出るのだと思います。

真エンドでは、世界が救われたその時にヒストリアで起きた出来事が判明しました。
儀式のニエは、ニエの資格者であれば、その時の術者の魂を得たニエでなくても良いのですね。ややご都合主義な気もしますが、ハイスが救いを得られたことに気持ちが明るくなりました。彼は、個人的な恨みで無用な人死にを出したことは非難されるべきだけれど、ストックにとって恩人だと言うことも事実なので、このラストには納得できました。

ヒストリアに刻む「自分の名前」を答える最後の選択肢は、迷いなく「ストック」にしました。
やはりこの作品は、ストックの物語だと思うからです。
真エンドを迎えても、世界は滅びを完全に回避したわけでなく、これからが肝心。帰還したストックはまた世界中を巡ることになるでしょう。レイニーは、いつか平和に暮らす約束を更新しながら、一緒に付いて行くんだろうなぁ。

クリアしました。
以下、長文なので「ラジアントヒストリア」のBGMを楽しみながら御読みください。

ラジアントヒストリア ミュージックプレイヤー

公式ブログパーツの配信が終了されたため削除(2017/3/21)

クリア時のストックはLv.63、プレイ時間33時間でした。
ラストダンジョンに登場する雑魚敵が、とても性能の良い鎧を落とすことに気付いて、戦闘参加メンバー分を集める為に2時間くらい費やしました。
結果として、性能の良い鎧に加え、仲間のレベルが多いに上昇したので、以降のボス戦闘はかなり楽に進めました。

クリアしたサブクエストの「その後」がエンディングに追加されて驚きました。
ちなみに、私が今回クリア時に見たのは下記の7イベント。
「鉄腕の将軍」「儀式を司る者」「小さな勇者」「シャーマン」「時を見つめる者」「静かなる女神」「人の営み」
白示録の空白スペースからすると、あと5つはイベントが追加されそうです。
二つの歴史を頻繁に行き来するため、最後の方はどちらで起きた出来事かごちゃごちゃになってしまったのですが、エンディング自体も正伝と異伝が統合されているような印象を受けました。それとも、それぞれのエンディングと言うことなのかしら?
エンディング中、異伝キールはどうやっても救えないのかと思ったら、最後にとても温かい結末が待っていて、ここが一番涙腺を刺激しました。

全体的な評価としては、地味だけど良作。
基本操作は、ごく普通のRPG。また、操作ボタンが画面表示されているので、悩みません。
戦闘システムは独特ですが、チュートリアルがあるので説明書を読まなくても困りませんでした。
Aボタン連打では進めないので、雑魚戦でも少し頭を使う必要があります。補助系とか使わず火力で敵を蹴散らしたいプレイヤーはストレスが溜まるかも? 計算して戦いたい私は楽しかったです。複数の敵を巧くまとめて一掃できた時は、なかなか爽快でした。
また、無駄にレベル上げをする必要もなく、良い難易度で進めました。
戦闘開始やセーブポイントなどの当たり判定はちょっと分かり難いですが、遊んでいると慣れます。
作中は様々な選択を迫られますが、正伝・異伝を分ける選択の他は、ゲーム的に間違った選択肢を選ぶとそのままバッドエンドになります。分岐はありませんが、これは最初から予期していたので許容範囲でした。
そのまま進行できたら面白そうな選択肢もあったので、もし私がこの作品の二次創作を書くとしたら、パラレルエンド設定の中編などが面白そうです。
時限サブクエストが豊富で、これを探して一つずつ埋めていくだけでも楽しいです。
タイムパラドックスや双方の世界の都合の良い影響具合など、気になる点は幾つかあります。その辺が気になる方は不向きかも。
楽曲数が少なくて、終盤は聞き飽きてしまいました。せめて、正伝と異伝で戦闘曲が違ったら嬉しかったかな。どの曲も美しいメロディラインで、主張が激しくない構成である点は好感でした。

唯一、バグだと思うのですが、HP/MPが上昇する装備を身に着けている状態でレベルアップすると、上昇分のHP/MPが減ってしまう(補正値なしの最大値に回復してしまう?)点だけは困りました。

キャラクターは、主人公ストックが突出して格好良いですが、パーティ全員が「いい奴」なので気持ちよくプレイ出来ました。アトはちょっと五月蝿いと思った時もあるけれど、子供だから許せる感じ。
また、ラウル中将、ビオラ准将、ガーランドと言った準仲間的な「大人」が有能なのが嬉しかったです。若者が頑張るだけでなく、大人がその道筋を整えてあげるシナリオだと安心します。
反面、敵キャラにはあまり思い入れが生じませんでした。個人的には、ディアスとセルバンがやや設定倒れと感じました。
私は、ストックを励まし続けてくれるリプティとティオがお気に入りです。

SFC時代の日本製RPGって、こんな感じだったなぁと懐かしい思いに浸りながら遊びました。

では、サブイベントとパラレルエンド回収の旅へ出てきます。

正伝最終章に到達しました。現在地はラストダンジョン(推定)。
異伝6章から最終章の期間は、補給する機会が少なく、白示録ポイントもないため、アイテムの減りが激しかったです。書を進めず戻れば良いのに、物語の流れを妨げたくなくて、章を進めてしまった私自身のせいですが。

火力不足が厳しいです。レイニーを魔術強化装備にしたので、機械系の敵にもダメージが通るようになりましたが、MPが低いので直ぐ燃料切れになります。
あとは、ラスボスまでには、マルコに全体中回復を覚えて欲しいですね。

設定はもう出揃った感じでしょうか。
黒示録の使い手については、もうちょっと捻りが欲しかったかな。
伏線がしっかり敷かれていたので、意外な事実はなかったですね。納得の展開でした。

グランオルグ王家に子供が2人以上生まれなかったらどうするの?

という疑問は残りますが……。
異伝最終章で、章を飛び越えて大きな歴史改変をする展開は燃えました。

どんな終わりに導くのか、楽しみにしています。

正伝は5章に突入、異伝は4章で進行に必要なアイテムがないため待機中です。

プレイを再開すると、先が気になって電源を落とす間がありません。
物語はちょっと展開が早過ぎたり引っ掛かる点もあるのですが、基本的には気にせず楽しめています。その要因は、ストックと言うキャラクターにあると思います。
ストックは、言ってしまえば各種才能に溢れて、多数のキャラから好意を抱かれる「高スペック」な主人公です。が、そのスペックを無為にせず、活用している部分に好感を持てます。
また、熱血漢とクールが巧く同居した性格のため、各種の選択肢による分岐でどちらを選んでも違和感がないのは凄いと思います。

パラレルエンドは1つだけ「アトの生命」に到達してしまいましたが、その他はやり直しなしで進んでいます。もっとも、後で全イベント制覇するために、間違った選択肢も見ることになりそうですが……。
今のところ、章を遡って大きく物語を書き換えることはしていませんが、異伝でキールたちを助けるとかは可能なんでしょうか?
正伝ならロッシュ隊は生存しているけれど、隊で過ごした日々は消失してしまうので、異伝も正伝も満足できる結末に導いてあげたい、と願っています。

基本的にはサクサク進んでいますが、毎回、章が進んだ直後は敵の強さがグッと上がるのが辛いです。
特に異伝「戦場の風」の戦闘が厳しくて、応急薬とハーブティを使い切るかと思いました。

仲間は、レイニーとマルコを重用しています。
レイニーはグリッド移動させる攻撃が少ないのが難点ですが、このゲームはボスでも状態異常が効くので、毒攻撃が有用で外せません。
マルコは逆で、グリッド移動要員。攻撃力の低さが辛いですが、他のメンバーにない補助スキルがあるので、外し難いです。
でも一番の理由は、この二人が正伝、異伝で長期間パーティにいてくれると言う点ですね。
エルーカの火力やアトの全体回復など、他のメンバーにも魅力があるので活用したいのですが、レベル差がなかなか埋まらなくて勿体ないなと思います。

システム面で、少し気になった点を二つあげておきます。
一つは、メニュー画面での仲間の並び順が固定だということ。現在組んでいるパーティの並びと違うので、回復させる時などにちょっと悩みます。
もう一つは、台詞送りの引っ掛かりです。
台詞送りが遅いのでAボタンを連打していると、メッセージが完全表示されない内に消えてしまうことがあります。かといってXボタンだと一息に進んでしまうので、表示速度が指定できれば良かったと思います。

でも基本的には凄く楽しんで遊んでます。
どうして実販売価格が安値になったのか、不思議です。凄く地味なゲームだから、PS以降の世代には訴求力がないのかなぁ。