シンフォニア用txtファイルの中に記したまま放置している一文抜き出し。
――けれど、彼は知っていた。
遠い日々は、最早二度と届かぬ高みへ飛び去ってしまったがゆえの美しさ、永遠に戻らないがゆえの眩さである事を。
それは貧しく辛い日々だったけれど、4人が揃い、未来への希望を持っていたあの頃。
マーテルが戻ったとしても、同じ日が戻って来る訳ではない。
当然そのことを、彼は――ユアンは、クラトスは、ミトスは、知っていたでしょう。
知っているから、彼等は余計に哀しいのだと感じます。
シンフォニア用txtファイルの中に記したまま放置している一文抜き出し。
――けれど、彼は知っていた。
遠い日々は、最早二度と届かぬ高みへ飛び去ってしまったがゆえの美しさ、永遠に戻らないがゆえの眩さである事を。
それは貧しく辛い日々だったけれど、4人が揃い、未来への希望を持っていたあの頃。
マーテルが戻ったとしても、同じ日が戻って来る訳ではない。
当然そのことを、彼は――ユアンは、クラトスは、ミトスは、知っていたでしょう。
知っているから、彼等は余計に哀しいのだと感じます。
本日、「テイルズオブシンフォニア テセアラ編 オフィシャルガイド」が無事発売されました。
震災以来、紙やインクの問題で発売延期になるものも多々ある中、予定通り発行されたことに先ずは一安心です。
裏面は、テセアラ組4人のイラスト。
セイジ姉弟が表にも裏にもいないのが寂しいです。キャラ紹介も二人纏められちゃってます。一応、世界統合編では準主役級に上げてもらえるそうですので、そちらでの扱いに期待しておきます。
シルヴァラント編の「ビジュアルファンブック」は絵を見せる事を主目的にした作りだったのに比べると、今回は「オフィシャルガイド」なためか、ストーリー紹介的な内容が多く、雑誌記事のような作りだと感じました。
テセアラ編用に作られた販促グッズ等のイラストは期待通りがっちり掲載されていますが、1ページに2種など縮小サイズなので、美麗イラストを大きく観たい!と希望されている方からすると減点かも。
キャラや巻毎に監督たちがコメントを寄せているのが興味深いです。やっぱりOVAはロイドの成長を描きたいんですね。ジャッジ服は短足に見えがちなので足を長く描いてるそうです(笑)。
その他に特筆しておくべきは、下記の辺りでしょうか。
・小西氏&小野坂氏の対談3ページ(実質2ページ)
・その他のキャストコメント1ページ(7人分)
・スタッフ対談3ページ
・世界統合編の情報1ページ
世界統合編情報では、マーテルとリフィル先生の母親の設定画と、予告で流れていたものと同内容と思われる古代勇者組のほのぼのシーン風な絵コンテが6枚見られます。
ページ数の少なさや、OP・EDのページがモノクロだったりするなど、物足りない面もありますが、スタッフ対談には興味深い話が色々ありました。
「原作ゲームファンの為に作ってるので信じて付いて来て」と言うことですので、まぁお布施としては妥当な作りかなと思います。
で、ufotableさんで作ってた筈の「原画集」「スタッフ本」はどうなったんでしょうか……
「最終封印」戦闘描写をテーマにしたキャラ語り、第8弾です。
ゼロスは、実際のゲームプレイで一番戦闘スタイルが面白かったキャラです。何と言っても、命の遣り取りをしている最中に、ふざけた台詞を言い、無意味に回転する楽しさ(笑)。
以降のシリーズでも癖のある動きをするキャラが投入されるようになりましたが、そのハシリはゼロスだ、と言って間違いないですよね。
そもそも、彼はなぜあんなトリッキーな動きをするのでしょうか。
剛胆さや、死に惹かれていると言う側面を現しているのかな、等と考えもしましたが、麻生の結論としては、ゼロスの大仰な動きはフェイントだと思います。その証拠に、クラトスとゼロスの操作感は実は見た目程変わりません。動きは違っても、技を指示してから実際の攻撃判定が起こるまでの間に、体感出来る程の差異がないのです。
つまり、あれは懐に敵を誘い込み、狙い定めた一撃を与えるためにワザとらしく隙があるように見せているのではないでしょうか。
しかしそう考えると、この戦い方はゼロスの生き方そのものにもダブって見えます。自分の立ち位置が振舞いに影響している辺り、実は嘘が吐けない人なのかもと言う気がしてきました……。
キャラ分析は置いておくとして、戦闘能力について考えます。
ゼロスの技量は、テセアラ到着時のロイドと同等だと思います。飛び道具(魔術)がある分、やや有利かも知れません。
勿論、システム上の性能はクラトス互換なわけですが、設定上はそこまで行き着かない筈です。天使化もしていないと考えています。PS2版の追加秘奥義で羽根が生えるのはファンサービスでしょう。
後から加入する仲間はパーティ平均に合わせたレベルになっている事から考えて、シルヴァラントの旅を終えた時点のロイド同等と見なしてみました。
実のところ、暗殺者から狙われる生活だったとは言え繁栄世界で暮らしていたゼロスが、衰退世界で数々の魔物やディザイアンと死闘を繰り広げ成長したロイドと同等、と言うのはかなり評価し過ぎかな、とも思いました。が、クラトスと言う身近な目標・指導者を失ったテセアラ編のロイドには、対等で刺激を与えてくれるライバルが必要です。その役割が果たせるのはゼロスしかおりませんので、彼に頑張ってもらおうと思います。
さて、ゼロスは魔法剣士ですが、マナの扱いは後天的に会得したものですから、実際は自然に織り交ぜて使うことは難しいだろう、と感じています。ゲーム上も、剣を振るいながら詠唱することは出来ず、詠唱時は必ず立ち止まることになっています。
そうすると、前衛メンバーが厚いときは魔法に集中、前衛が薄いときは剣を抜く、と言う感じにその局面ごとに自分の役割を固定して戦うのでしょう。
派手で格好良い戦いをさせようと思うと、つい剣と魔法を組み合わせたくなりますが、それを取り入れると力のインフレに歯止めが掛からなくなる事が目に見えています。また、設定上も、魔法を自在に操るのはハーフエルフの二人に限っておきたいところです。
その為、ここは制限を設けておき、その制限を守った上で華麗な戦いをお見せできるよう頑張るつもりです。
「最終封印」戦闘描写をテーマにしたキャラ語り、いつの間にか第7弾です。
OVAだとテセアラ編4巻おまけアニメで「これからは私も戦う」と宣告したコレットですが、「最終封印」では1話(ヴィーダル戦)から秘かに戦闘参加しています。
また、38話で待っている封印開放のボス戦ではコレットの参加が必須です。それは、封印を守る魔物は神子を優先的に狙うよう設定されている、と言うことを示していると思います。そもそも封印戦とは、クルシスの輝石に神子の恐怖心を喰わせるための演出ですから、後方で隠れている訳にはいかないでしょう。
クラトスが37話で「レデュースダメージ」をまず伝授したのは、その為でもあります。
そう言う訳で、あまり戦いに向いていない彼女ですが、再生の神子として生まれた以上、否応無しに戦いの場に引き出されます。そして責任感の強い彼女は、最初は足手纏いにならないよう、その内皆を助ける為に戦闘についても努力する筈です。
と言う事で結論から語り出しましたが、原典に戻ってコレットの戦闘能力を考えてみます。
シンフォニアのゲームバランスで一番不思議だったのが「コレットが回復役でない」ことでした。多少成長すれば回復術を覚えるだろうと思っていたのに、使う機会のないメガザル技「リヴァヴィウサー」だけとは大いに驚きました。
移動が水平移動で妙な操作感な上遅いことと、間合いが取り難い独特のリーチも、正直言えばマイナス点。
それに加えて離脱期間があるため、愛がないとテセアラ編以降は固定の戦闘メンバーにし難いです。
しかし辛抱強く使ってみると、意外と良い技を持っています。ヒット&アウェイで巧くチャクラムを当てられるようになると、状況に応じた技の使い分けが楽しいです。間合いが大事なので乱戦は不向きですが、一対一の闘技場制覇はそこまで苦労しないキャラでした。
さて、ゲームであれば、投げたチャクラムは手元に戻ってきますし、ピコハンは無尽蔵に出てきますが、「最終封印」は予め用意した分を投げ切ったら終わり、と考えています。
旅の途中ですし、投擲武器にしては大きいので持ち歩く数は3本程度でしょうか。投げるのでなく手に持って戦う使い方もありますので、そう多くは持たないだろうと思います。
もし投げる場合でも、あまり器用でないコレットが動く的に命中させられるのか疑問ですので、最初のうちは慎重に狙い定めて放って貰う予定です。
コレットの肉体的な能力は極普通の少女そのままですが、天使化に従って強化されていきます。
但し、腕力の強化が行われるのは恐らく完全天使化の時だと思います。何故かと言えば、もしそれ以前に腕力が強化されていた場合、第三の封印で感覚を失ったコレットがモノに触れると悲惨な事件が起こる筈だからです。
そもそも、前述のクルシスの目的から考えると、直接戦闘に役立つ能力向上は最終段階までされないと考えられます。
視力の強化がされた時点から、チャクラムの命中率が突然上がるなどの特典はあっても良いと思いますけれどね。
天使術は、言ってみれば最強生物兵器の技なのですから、一撃必殺の技でないと納得し難いですね。それぞれ派手な使用演出をしたいものです。
ただし、完全天使化する前の段階では、肉体疲労(TP消費)が激しく連発できないとして、シルヴァラント編の戦闘バランスを抑えます。
なお、火の封印を開放すると天使術習得に加えて翼を得るのに対し、第二の封印の特典は何もないので、「エンジェルフェザー」習得を一つ後にさせようかなと考えています。
完全天使化後は、パーティ内最強キャラになってしまうのは設定上致し方ありません。
しかし幸いと言うべきか、言動を見ていると当人が肉体強化に気付いていないので、天使としての有効な戦い方をしないまま終わりそうですね。投擲の殺傷力は得物自体に影響されるので、多分直接殴った方が良いんじゃないかしら(笑)。
しかし、コレットと言うキャラクターを一番特徴付けている要素は、なにより「ドジ」だと私は思っています。
戦闘中にも要所で「幸運なドジ」を発揮させるのが、実は一番楽しみだったりします。
大変遅くなりましたが、一ヶ月前の2/27に開催したシンフォニアOVAテセアラ編通し鑑賞会のレポートを公開しました。
既に参加者様のブログ等で詳細が上がっているので今更……とは思ったのですが、主催側としての記録として残させて頂きます。
また、お土産としてお渡ししたDECOチョコの箱詰め状態を、折角なのでここで披露いたします。
6×5でズラッと並んだDECOチョコ、なかなか壮観です。