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有名バウムクーヘンとしてはお馴染み感がある、物産展の常連・北菓楼の「妖精の森」。
http://www.kitakaro.com

しっとり系バウムクーヘンとしては、究極レベルにしっとりしています。
もっとも、私は過去に何度も語っている通り「固めバウムクーヘン派閥」なので、この店のバウムクーヘンは柔らか過ぎて物足りなく感じます。
生地自体のべたべたしてる感じも得意でないし、「妖精の森」の特徴である独特の蜂蜜特有の甘みが個人的にはクドく感じられて、もう少し甘さ控えめでも良いんじゃないかと思うのです。
でも、メープルシロップが好きな方や、しっとり系バウムクーヘンが好きな方には、結構な頻度でおススメしているので、ご相伴で結構食べているんですね(苦笑)。

切り分けるためのプラスチックナイフが添付されているのは、とても良い配慮だと思います。意外と、他の店では付いていませんよね。

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引き続き、バウムクーヘンフェアということで、今回は洋菓子工房樫の木の「バウムクーヘン」を頂きました。
http://kashinoki-numata.com

群馬県沼田市の洋菓子店というと非常にローカルな感じですが、吉本ばなな先生が絶賛したバームクーヘンということで、結構名の知られたお店です。

このお店の生地はしっとり系。見た目の無骨さに反して食感は軽やかで、意外に感じました。
他の店に比べるとラム酒が利いていて、口に入れた瞬間から酒精を感じます。
チョコレートコーティングがしっかりされていますが、実際に食べるとさほどチョコは感じません。たぶんチョコレート以上に酒の味と香りがするからでしょうね。
酒が苦手な方は、ちょっとパンチが効き過ぎていると思うかもしれません。

年輪の厚さは若干不均一で、いかにも手焼きという感じ。3日掛けて焼き上げるというその労力には脱帽です。

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バウムクーヘンフェア絶賛開催中。
ということで、今度は本場ドイツの味が楽しめる「ホレンディッシュ・カカオシュトゥーベ」です。
なお、私の周りでは「舌を噛みそう」だとか、「ホレハレさん」とか略されたりしていますが、私はこの店名のリズム感が結構好きです。

固めのバウムクーヘンの中では、かなり上位。ごくごく普通で地味だけれど、飽きのこない美味しさ。
層が1枚1枚はがせそうなくらい、しっかり焼かれています。
この商品に関しては、冷蔵庫で冷やして食べると美味しいと思います。外側が薄く砂糖コーティングされているので、冷やしてあると、時々ジャリっとした食感も楽しめます。

新宿伊勢丹にしか店舗がないため、機会がないと買えないという難点はありましたが、現在は伊勢丹オンラインでも取り寄せできるようです。便利な時代だなぁ。

治一郎の「治一郎のバウムクーヘン」を頂きました。
https://jiichiro.com

商品が入った箱を持ち上げたときに、意外な重さがあって驚きました。高さが8cmあるので、結構背の高い部類に入ります。
1,944円と、お値段もそれなりにしますが、この大きさを考えれば相応でしょう。

肝心の味ですが、傑作──と自称するだけのことはあります。
口に入れた瞬間は、カステラのようにふんわりしている、と思ったのですが、ふわふわしているだけでなく、噛むとしっとりとした生地が出迎えてくれて、食べ終わったときの満足度が高いです。
味も甘すぎず、抑制が利いた感じ。
バウムクーヘンは層がハッキリ分かる固めが良い、と思っている私ですが、これは美味しいと脱帽しました。

常温で保存しても、味が変わらないという点も、地味に嬉しいです。
これはちょっと本気でおススメできるバウムクーヘンだと思いました。

千疋屋の焼菓子「銀座フルーツタルト」を頂きました。

銀座フルーツタルト

お味は下記の4つ。

  • マスカット
  • マンゴー
  • フランボワーズ
  • レモン

各果実のフルーツゼリーと果肉がトッピングされているのですが、どういうわけか、マスカット味の上にトッピングされているのはドライレーズンでした。

銀座フルーツタルト

(写真奥がマスカット味)

タルト生地部分は厚く、食べ応えあり。
肝心のフルーツ部分は、味がかなり濃く、少し癖があると感じました。
特に、フランボワーズは匂いもキツくて好みが割れそうでした。でも、ドライなのにツブツブした食感が残っている果肉は楽しめます。
万人好みなのはマンゴーかな。
ゼリーなので、ジャムに比べると少しタルト部分から浮いている感じもしますが、ちょっと食感が違ってこれはこれで面白いかもしれません。