• タグ 『 太王四神記 』 の記事

ホゲが登場してない場面が続く事もあり、なるべく纏める方向で書こうと思いましたが、第8場を入れると異常に長くなるので割愛。ホゲ様登場シーンとそれ以外の文章量&熱意が違うのは、仕様です。

【第5場 国内城下〜ポンファ通り】
ヒョンゴとスジニは国内城下の街で、コムルの民が仕えるべきチュシンの王を探していた。
ヤン王は重い病の床にあった……

色々な小芝居が盛り込まれていて、何個も目が欲しいポンファ通りですが、押さえないといけないポイントを絞るとこんなにコンパクトに。
上記シーン説明で名前を省いたヒョンミョン@望海は、実年齢の影響で若者印象ですが、実際の役の年齢は恐らくヒョンゴ村長と同世代ですよね。そのヒョンゴは、三十代だろうなぁと推定。ヒョンミョンは、二十代前半がいいとこかな。まぁ、老け役が多い芝居なので、若い子が問題ない範囲で若い役作りするのは良いと思います。
尚、ヒョンミョンが鴨を売る口上「煮たり焼いたり刺身にしたり」で初回は吃驚したのですが、鴨刺身って普通に存在するんですね。ちょっとお味が気になります。
舞台は遊女たちの登場で、一気に華やかに。ポンファ通りって、観劇中はメインストリートみたいな印象を持っていたのですが、遊郭が面してるっておかしいですね(笑)。どう見ても真昼間なのにホゲ様も堂々と入って行くしなぁ。遊女と言っても、キャバクラ程度のものなのかも知れませんね。まぁ、遊女って時点ですみれコードに抵触してるので、あまり考えない方が良さそう……。
ポンファ通りに現れるホゲ様の服は、ここだけの衣装みたいですね。一応お忍び風なのかな。その割に部下引き連れてますが。豪華な衣装は他に沢山あるけれど、なんだか貴重な茶系の服で、個人的にお気に入りです。
で、ここから登場するイルス@日向が可愛くて堪りません。ポンファ通りでホゲ様に「どうします?」と尋ねた時から期待顔。「一時間だけだぞ」が出ると、満面の笑みでガッツポーズしてからお気に入りの遊女の腰に手を回してるのが可愛い。
スジニの「格好よくて強そう」評には、どうしても違和感が付きまといます。格好良いはファンだから同意しますが、大空氏はただ歩いてる姿だけでは強そうに見えないです。次回星組版ホゲ役の凰稀かなめにもこの台詞があったら、たぶん私は客席でズッコケるでしょう。
通りすがりのサリャンがヤン王の病気のことを声高に説明するのは、わざとだと思うのですが、話し掛けられなかったらどう広めるつもりだったのか、と言う疑問を考えると、単なる偶然? とは言え、プルキルは五部族の長たちに紹介される前からヨン家に出入りしていた様子なので、セームの毒殺計画を後押ししていた可能性も否定出来ません。
色々なキャラを登場させた上で、次の展開へ続く説明で〆るシーン作りは、飽きさせないし無駄がなくて良いですね。この公演に関しては、がっつり組んだ少人数芝居より、こういう群衆シーンが楽しくて何度もリピートしてます。

【第6場 王宮の回廊〜書庫】
【第7場 ヤン王の寝室】
王宮内の書庫で、タムドクは天地神堂の見習い巫女キハと知り合い心を許す。
タムドクの依頼でヤン王の容態を看たキハは、王の侍医がトリカブトを投与している事に気付く……

前場で「文字も読めない」と揶揄されている王子が書庫で本を読んでいる、と言うシーンは、タムドクが隠している本当の姿を暗示していて流石の小池先生演出だと思います。ダイナミックな魅せ方に眼がいくし、当然そちらが何より非凡なんですが、こういった細かい印象の積み重ねは重要ですよね。と言っても、この劇の場合展開が早くて、そんな細かい演出意図に気付いたのはDVDでなのですが。
病の床にあるヤン王@星原は、病気の演技をしながらも王の威厳があり、さすが専科。
キハ@彩音は、何を演っても同じ印象であまり好きな演技者じゃないのですが、このシーンで、王の前に跪くキハにはちょっと惚れました。結局いつまでたっても「抜擢された下級生」って雰囲気で売るキャラなのかな。

女のように軟弱な上、文字も読めない愚鈍な王子――
城壁の向こうから聞こえる密やかな囁きの意味を理解した途端、ホゲは弾かれたように飛び上がり、陰口を叩く連中をきつく懲らしめてやろうとした。
その腕を掴んで引き止めたのは、噂の王子、他ならぬタムドクだった。
「……いいんだ」
大きな瞳を細め、困ったように微笑む。その表情と向き合うとホゲは何も言えず、諦めと共に槍を放り出すと仰向けに寝転んだ。
実のところ、タムドクが揶揄にされている現場に居合わせるのは、これが初めてではない。最初の時こそ、タムドクの為に憤ったと言うのに当人が止めるものだから、次第に彼への腹立ちが勝って、取っ組み合いの喧嘩をしたものだけれど、今はタムドクが決して噂を否定しようとしない事が分かっているから、その意志を尊重してホゲも押し黙るのが常だった。
しかし釈然としない気持ちは否めず、ホゲは天を睨んだ。
大人達がもっともらしく話している話は嘘だらけだ。
タムドクは賢い子供だった。“自主練”の他は、よく書庫で物語を読んでいることをホゲは知っている。話して聞かせた城壁の外の出来事も良く覚えているものだから、彼が王宮の外に出た事がない事実を時折忘れてしまう。打てば響くように返る会話の楽しさは、他の者との会話がつまらなくなるほどだ。
――槍の腕が上達しないことだけは本当だったけれど。
ホゲに倣って槍を放り出し、寝転がったタムドクは、幼い頃と変わらず、ホゲの不出来な弟子だ。
構える姿に限って言えば一端の武人に成長したが、いざ立合うと、最後に必ず大きな隙を作ってしまうものだから、たった一度を除いて、ホゲの白星を示す小石ばかりが積み上げられている。
それでも、彼が本当は良い友であることは本当だった。
「……いいんだよ」
もう一度、タムドクが言ったので、ホゲは薄く頷きそのまま天を見上げていた。


前述の通り、原作ドラマは見てないので、あくまで花組版太王四神記からのイメージ。

役者の年齢や子役時代の身長差のこともあり、ホゲがタムドクより兄ぶって見えるのですが、要は出来の悪い弟分に優越感のような感情を持っていたのではないかなと。
だから、武道大会で一度槍の仕掛けを暴かれた後でも、あれは「まぐれ」くらいの認識で、実戦で負ける筈ないと思ってる。
でも実際は、タムドクは親友のホゲにもずっと完全な素顔は見せてなかった上に、それが見抜けていなかったホゲは、結局空回り人生なんだなぁ。

大きいテレビ+良い音響環境で見るとDVDも良いものですね。舞台では聞き取れないモブの音声までかなり入ってる事に驚きました。PCのスピーカも良いものにすべきかな。

【第3場 神器の行方】
チュシンの星の輝く夜、王妃チャピと王妹セームは共に男の子を産む。
その夜、火天会は目覚めた神器を奪うため各地を襲う。朱雀の紅玉と護り主キハは火天会に囚われてしまう。
玄武の神器を守るコムル村の護り主ヒョンゴは、火天会が立ち去った後のサビ城で黒朱雀の徴を額に持つ幼子を見付け、スジニと名付け育てることにした……

このシーンの「チュシンの星が輝く時に」の音楽が好きです。
コーラスの中で独りだけマイク音量が強いのは大神官でしょうか? 舞台ではまったく気付きませんでしたが、DVDだと突出して聞こえます。
未涼に注目して観ると、語り部としての役を果たしながら、ヒョンゴとしての演技もしているんですね。声のトーンは全然変わらないのがさすが技巧者。ホゲ誕生のシーンを、沈黙して見詰めるヒョンゴの視線に、色々感じます。
このシーンには沢山の子役が出てきますが、神器の護り主三人の子供時代、みんな美少年・美少女ですね。少年ヒョンゴ@梅咲、少年チョロ@華耀は無条件で「可愛い」と言える美少年。でも少女キハ@月野は、子役にしてはスラっとし過ぎていて10代に見えるのが難点ですね。このシーンでのキハを認識した年齢が、そのままタムドクとの年齢差になってしまうので、もっと幼く見える子を使った方が良いかな。
「マッカツの鍛冶村では、親父が白虎の神器を剣の柄から取り外し、倅に預けて逃がしていた。倅は妹を背負って走る」と言う下り、リピートしている内に、この台詞だけで泣けるようになりました。パソン@桜は、子役でなく成長後も引き続き演じているのですが、このシーンではちゃんと少女に見えるのが流石芸達者。声が凄い可愛くて、火天会に捕まったお兄ちゃんを求めて声を上げる姿だけで涙が出ます。尺があれば、パソン兄もちゃんと登場させて伏線回収して欲しかったなぁと思います。
ヒョンゴのお父さん(前村長)はヒョンスって名前だったんですね。DVDで初めて知りました。変な名前だと思ったけれど、ヒョンス→ヒョンゴで、コムルの別の民はヒョンミョンなのだから、コムルの民は「ヒョン」と付く決まりでもあるのかも。
そのコルム村の人々の中に、個人的に柚木礼音に似て見える子がいました。「コムルの民」役は12人もいて名前不明のため、立ち位置で説明すると、スジニを拾ったヒョンゴを映したシーンで、向かって右後。私は、人の顔を見分けるのが非常に苦手で、似てない人同士を「似てる」と言ったり逆もまた然りなので、DVDを持ってる方は、似てるか似ていないか客観的にチェックして下さると幸いです。
そうそう、キハが烙印を押されるシーンで、炎の幻影の演出が殆ど映ってなくて、よく分からない事になってました。この日に照明さんが失敗したのか、DVDだと照明効果が映り難いのか、どちらでしょう?
眠れ愛し子よ、と唱う三人の中で、本当に子供を真っ直ぐ愛していたのはチャピだけなのかなぁと思うと、良い歌なのですが少し空恐ろしくなります。プルキルは強奪した少女が自分の野望に役立つから「愛し子」と呼び掛けているのだし、セームは自分と息子を同一視しているような印象を受けます。
尚、チャピはタムドクを産んで三日後に亡くなったと言う事で、これが齋藤先生演出なら、原作になくても「母の面影をキハに求めるタムドク」なんてシーンを創作したと思うのですが、残念ながら小池先生はマザコンでないため、初姫の王妃姿はここで見納め。

【第4場 成長】
チュシンの星の夜に産まれた二人の少年、タムドクとヨン・ホゲは親友として育つ。
タムドクは父ヤン王から、王になる日までは「愚かでひ弱な王子」と見せ掛けて生きるよう厳命されていた……

開幕から15分で二千と十数年が経ち、まずは主人公の子役が登場。
少年タムドク@野々はいかにも子供っぽい役作りで死角なし。少年ホゲ@白華は、動きだけ観ていると意外と少年らしく好みなのですが、残念ながら声が女の子ですね。あと気合が抜けてると「いいとも!」で笑わされます。
で、騎馬隊と第三近衛隊の円陣ダンス&諍いの間に、大きく成長を遂げた二人が遂に登場。
タムドクは台詞を言ってから下手から登場し、そこで一旦キメ。一方ホゲはその後の殺陣に割って入り、0番位置で名乗ってキメ。組替え前の大劇場公演でこんな良い扱いしてもらえた事が嬉しいです。
「俺が王なら大臣になってくれ」と言ってるんですから、ホゲはタムドクを馬鹿だとは思ってないってことですよね。どこまでタムドクは素の姿を見せていたのかな?と非常に不思議に思います。少なくとも、槍の腕は自主練習中も誤摩化してた筈。
やんちゃ坊主って感じで、可愛いなぁと思います。このシーン、初見は「銀ちゃん?」と思ったけれど、もっと若いですね。それに表情が悉く明るい。二幕の人相悪いホゲと同一人物には見えません。幕間にメイクを変えてるのかな、と言う気がします。
ホゲはお兄ちゃんぶって見えますけど、実は主要登場人物で一番年下なんですよね。チュシンの星の夜の時点で、キハ(少女)>スジニ(赤子)>タムドク(夜に誕生)>ホゲ(夜明け前に誕生)なのに、花組では演じてる人の学年が完全に逆転してるので、ファンであるほど気になる年齢関係。星組版は年齢と役が比較的合致した形になるのではと期待してます。

需要がないのは百も承知で、でも日誌にするネタもない(今書いてるSSを抜粋しようとすると、余りに短いので何処を抜いてもネタバレになる)ので、生存報告代わりにDVD詳細感想アップです。

太王四神記

【第一場 神の子ファヌン】
神話時代、熊族と虎族が争う世に神の子ファヌンが遣わされる。
ファヌンは虎族の女王カジンから火の力を取り上げ、熊族の乙女セオと結ばれる。魔術師プルキルに唆されたカジンは二人の子を奪い、火の力を封じた紅玉を取り戻そうとする。セオは子より世界を護ろうとするファヌンに絶望し、憎悪の化身・黒朱雀に変貌する。
地上を業火で焼く黒朱雀を止めるため、ファヌンは天の弓でセオを射る。
ファヌンは4つの神器を封印し、チュシンの星の輝く夜に王が生まれることを預言した……

信じ難いことに、と言うのは変ですが、語り部であるヒョンゴ@未涼のセリ上がりから始まってドギマギしました。冒頭に登場して、名前が表示されるって凄い扱いですよね。生で観た時より、DVDで観た方がこの箇所は衝撃的でした。
まず女性二人をメインとする戦シーンから始まるわけですが、カジン@桜乃は過去最大のハマり役ではないかと思います。可愛い妹キャラは卒業して、こういう黒い役を演った方が良いのでは。
熊族と虎族の争いに対し、神様が一方に肩入れするのはおかしいですよね。虎族が悪さをしてる、と言う形にした方が適切かと思うので、星組演出で同じように台詞説明入れるなら再考を願います。
本来男役であるセオ@愛音は、ちゃんと可愛い娘役に見えて感心。でも、ちょっと好戦的に見えるんですよね。「心優しい乙女」と言う以上、カジンと取っ組み合いさせてはいけないと思います。ここも、台詞に会わせて演出を変え、カジンの一方的な暴力に対しセオが治療してる、と言う形にすれば解決出来るのでは。
ちなみに、カジンはファヌン様に恋をしたのに、その力を取り上げられた挙げ句、紅玉をセオに与えたファヌン様は酷い男だとつくづく思います。でも此処は変更のしようがないので、仕方ないですね。
舞台だと角度によって丸見えだったセオが黒朱雀に入れ替わるシーンが、映像だとカメラ切り替えで見せない事に成功し、スムーズになってました。でも逆に、舞台だと綺麗に視えた地上の業火の演出(赤照明を当てた大布を翻す)があんまり伝わらない印象。やはり舞台の映像化は難しいですね。近いと演技が大き過ぎるし、画面を引けば良いかと言えば、臨場感や発する熱がカットされているせいで、あんまり面白くもない映像になるし。
神話時代最後、唐突に出て来る残る三霊獣は、青龍@真野が見分けられるせいで、各護り主の二役と思い込んでましたが、玄武は望海が演っていたんですね。よく考えれば、玄武の護り主の未涼が語り部である以上、ここで二役できませんものね。
三霊獣がファヌンに平伏して言う「ははー」が微妙に上滑りしていて、何度聞いてもウケます。これは実際の公演でも二度ともそうだった記憶があります。時代劇でもないと使わない台詞から熟れないのかしら。

1場には真飛アングルが付いてますが、このアングル、白い! 服も髪も装身具も真っ白且つ美白な人を映すと、いかに画面が白く見えるかと言う実験状態。
真飛には「さ行」が息抜けする癖があって、台詞を聞いているとそこが常時気になってしまうのですが、歌では問題ないんですね。歌声に温かい包容力があって好きです。素の人柄かな。神の子なので、もう少し演技は抑えた方が良い気もするけれど、まぁ真飛ですしね。
カジンとセオが宝玉と子供のやりとりをするシーンは、二人に注目してしまいファヌンを見た事がなかったのですが、「子供を捨てるわ」と言われた瞬間は、非常に衝撃を受けてるんですね。でも、それを飲み込んで人の世の方が大事だとセオを諭す。それが結局受け入れられないのだから、ファヌンも本当は可哀想な人なのかも、と初めて思いました。

【第2場 チュシンの星〜王の誕生】
魔術師プルキルは秘密組織「火天会」を作り雌伏する。
2000年後のある日、ヤン王の妻チャピがチュシンの王を産むと言う託宣が下される。チュシンの王として産まれることを秘すため、王妃は山奥で出産に挑む。同じ頃、王妹セームも臨月を迎えていた……

王妃チャピ@初姫が非常に幼妻風で可愛いです。「銀ちゃんの恋」の秘書と同一人物とは思えません。
一方、セーム様@花野も初姫と同世代なのに、ヨン・ガリョ@夏美の妻として釣り合って見えるのはなんででしょう。割とふくよかで、声を太くしていて、押し出しが強い演技のせい? こういう娘役は宝塚では貴重で大変好きですが、他の娘役との違いは一体なんだろうと考えてしまいます。
理解に苦しむのは「我が子がチュシン王と知られれば命を狙われる」と言うヤン王の主張です。ホゲはチュシンの夜に産まれた事を喧伝してましたが、命は狙われなかった。つまり、殺されると言うのは早計。
しかも結局同日にホゲが産まれているせいで、王位継承の問題がややこしくなった感があり、取り敢えず生まれ日くらい公表しておいても問題なかったのでは、と思ってしまいます。
そもそも、ひ弱で愚かな王子と見せ掛けてたせいで、五部族会議の面々からは完全に馬鹿にされてたり、民衆の支持もなかったり、ヤン王の指示に従ってタムドクが得したことってない気がしてきましたよ……

実は、ここまで未だ10分も経ってないのですけれど、凄い文字数になりました。で、この後は更に怒濤の展開なのでまた次の機会へ。

まだ通して観てません。
と言っても、ホゲ様アングルは即日確認したし、観たい&聞きたいシーンは延々リピートもしていて充分堪能しているのですが、折角購入したDVDなので、ちゃんと通して観るべきですかね。
見直すと、星組版でリライトする時に直して欲しいなぁと思う点もチラホラ。
更に、SSになりそうなネタもちらほら……。
でも感想逐一書いてるともの凄い長編になりそうですよ。需要がないのが悲しいので、どうしたものか。取り敢えずボーナストラック部分だけ感想を。

制作発表会は、こうして長い尺で観ると速報とは印象違いますね。
まず歌が、実際の舞台での歌と随分違います。サビは一緒だけど、前半メロディは使ってないですよね。幻想的な雰囲気があります。
実際の炎を使ったマジックと言うのも収録しておいて欲しかったなぁ。
発表会の剣は重厚感があって、本番の物より格好良いですね! どうしてこれを使わなかったのかしら。実際の殺陣で使うには重いのかな。
動く途中で、ショルダーガードがちょっとずれちゃったのがご愛嬌。舞台の鎧で肩の造形がたぶん変わってると思うのですが、それはこの辺が理由でしょうか。
制作発表会前に2〜3日で準備してこれだけ演るんだから、主演は伊達じゃないなぁと感心。
ちなみに、挨拶にだけ現れたホゲ様は、前日まで銀ちゃんだったわけですよね。実に不思議です。こちらの鎧は舞台で使ったのと一緒かな。
演技がないため、ヘッドセットマイクを付けてないのが嬉しい。

稽古風景は、通し稽古なので出来上がっていく仮定を観る楽しみはないのですけれど、舞台DVDでは設置してない位置からのアングルの御陰で、所々面白い演技が観れてニヤリ。
武道大会で、フッケ将軍が黒軍有利になると凄い大喜びしてるのを初めて知りました。裁判シーンも凄い驚き顔が一杯で笑っちゃいました。ちなみに、噂ではイルスはここで「ニヤ」っと反応するらしいんですが、どこにも映ってなくて残念。脳内で日向燦のニヤリ顔を思い出して補完しておきます。
後は、一騎打ちの振り付けや台詞のタイミングが、観た物とだいぶ違うことが気になりました。回数をこなすほど、段取りがスムーズになる分、演技に「タメ」を入れる余裕が出る為、DVDでも東京の公演時と違うなぁと思うシーンはかなりあるのですが、ここは振り自体公演までに変わってるのかも。盾を使った群舞も、宝塚と東京で振り付け変わってますよね。