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2015年夏アニメが最終回を迎えました。

今期は視聴本数を増やしてみましたが、結果として、私はアニメを観るのが不得意かもしれない、と感じました。
その理由を考える内に気付いたのですが、アニメは1クール最低12話、本編放映時間が1話20分と仮定して240分=4時間の物語なんですね。ドラマに比べたら短い放送時間ですけれど、日頃私が見る舞台作品だと、起承転結がおよそ3時間弱(宝塚の2本立てだったら1時間半)に収まっていて、アニメ以上に短いのです!
それでいて「レ・ミゼラブル」「エリザベート」など、登場人物が多く複雑な物語が演じられているので、それだけ舞台作品というものは密度が濃いと思います。TVアニメ「ゴッドイーター」風に言うならば、情報量が多い(笑)。
そういうコンテンツに慣れているので、話がサクサク進まないと飽きてしまうのかも知れません。例えば「Charlotte」は最終的に残念な出来だったけれど、視聴中は比較的楽しかったのは、展開が早かったからだと思います。

赤髪の白雪姫

http://clarines-kingdom.com
特に感想は書かなかったけれど、最初から最後まで観ました。でも冒頭に書いた通りの理由で、2話以降は私のストライクゾーンから外れていました。
お話の内容も出来も、ずっと安定していて穏やか。悪く言えば、起伏がなく退屈。
11話の段階でゼンと恋人同士になってしまったし、最終話が王城解放日というお祭り設定の割に内容は日常話の延長で、ラストという感じがしないと思ったら、最初から分割2クール放送が決定済みだったんですね。

Charlotte

http://charlotte-anime.jp
1話が面白かっただけに、失速感は強かったですし、酷評の嵐も止むなしと思いますが、私はキャラものとして視聴していたので、高城が登場しているだけで割りと満足していました。有宇は下種というより、単なる中二病キャラクターとして描写すべきだったんじゃないかと思います。
作品自体に対しては、研究者や敵対勢力は設定だけにして、5話までのノリで進む能力学園物というシチュエーションコメディに徹するか、逆に6話以降の展開をもっと早くから始めて丁寧なシナリオを作るべきだった、と思います。ゲームなら「別ルートで回収」も許されるけれど、一本道しかないアニメでは、視聴者に提示した謎や設定はちゃんと回収して欲しいです。
なんだかんだでハッピーエンドに持っていったことには驚きました。

GOD EATER

http://anime.godeater.jp
第9話で最終回マークが付いてしまい、どう終わらせるのかと思っていたら10話〜13話は冬放送とのこと。空前絶後の分割1クール!なんて揶揄されているけれど、ちゃんとTV放送枠があるのは素直に嬉しいです。
私は原作ゲームのプレイヤーなので、ゲームでは深く描かれなかった過去やアラガミの生態が描かれていた点はとても面白かったです。物語もゲームシナリオを踏襲していないため新鮮だったし、「無印・BURST」ならではの終末感があり、中盤からはレンカがちゃんと主人公として立ち上がり、盛り上がってきていたと思います。特番問題さえなければ、素直に楽しく視聴できた可能性が高いだけに、勿体ないと思います。
一部のキャラクターへの違和感は、監督との意見の相違だと思って気にしないことにしました。

アニメで少なかった防衛班要素は、タツミさん漫画で補給しました。
感想は別記事で。

「GOD EATER」5話

予告時のサブタイトル表記は、どう読むのか不思議に思っていたのですが、「徒花」と「仇花」だったのですね。

今回はディアウス・ピター戦。
RESURRECTION仕様のピターは、禍々しい雰囲気で怖いです。
絶望感や緊張感は良かったけれど、主人公がやられる描写は1話・2話と何度も見ているので、そろそろ違う展開が見たいところ。

今回も、コウタを除く第一部隊のキャラクターに違和感があって、どうにも受け入れがたいです。
一番明確に違うと思うのは、ソーマです。4話も酷かったけれど、5話では遂に暴力が出ました。出番が少ないのにここまでキャラクターを変えて描けることにビックリします。
最近防衛班が出てこないけれど、下手にキャラクターイメージを壊されずに済んで良かったと思うべきなのかもしれません。

次週は特番。
もう、内容は二の次で、放送の有無しか話題にされていない気がします。
黒地バックのスタッフロールエンディングも、先週Charlotte6話がやったことなので、インパクトが薄まっていました。予定通り放送できていれば印象は逆だったのに、もったいない。

「Charlotte」3話〜7話

ということで、1週早く崩落オチ+黒地バックのスタッフロールをやっていたCharlotte。
6話で物語が動く、という事前情報のせいで、6話に対するハードルが上がっていました。そのため、せっかくの急展開を「答え合わせ」している気分で見てしまいました。心構えなく6話Bパートを迎えたら、もっと衝撃が強く、惹き付けられたのでは。
……ただしその場合、3〜5話辺りで視聴を打ち切っていた可能性を否定できず、難しいものだと思います。

とはいえ、オリジナルアニメは先の展開が純粋に気になるので楽しいですね。
毎回テンポは速いのに、全体の構成は非常に遅く、7話にして「起承転結」の「起」という気がするのが面白いです。

その他

赤髪の白雪姫」は、良くも悪くも地味。丁寧に作られていると思うけれど、それゆえ盛り上がりに欠ける感はあります。
また、再登場したラジ王子が頗る可愛く見える反面、ゼンの魅力がどんどん薄れている気がするのは、正統派に興味がないという私の好みの問題なのでしょうか……。

うしおととら」は、安定して面白いことが分かっている分、毎週欠かさず見ようと言う意欲に欠けて、録画して暇なときに見ています(現在4話まで視聴)。

一方、「銀河英雄伝説」再アニメ化は、初報から1年経ってようやく情報開示の上、放送は2017年という……もの凄く気の長い計画にビックリしています。
http://www.production-ig.co.jp/hotnews/2015/081402.html

Production I.G.なら映像的には旧作を超えるかも、と期待していますが、「黒髪の魔術師」というもの凄い誤記に、一気に不安になりました。そんなどうでもいい異名のヤン提督はイヤだ。

結局、夏アニメは「うしおととら」「Charlotte」「赤髪の白雪姫」「GOD EATER」と4作品も視聴継続することになりました。前期から引き続き「アルスラーン戦記」「うたわれるもの」もあるので、どこかで息切れしそうな気がします。録画を消化するのが精一杯ですよ。
その中では「うしおととら」が抜群に面白いのだけれど、観た後、人と語りたくなるアニメという意味では「Charlotte」に軍配が上がります。
ということで、少しだけ感想。

Charlotte 2話「絶望の旋律」

Aパートは事件発生→解決とスピーディな展開。Bパートはヒロインの過去と世界説明。Aパートの反動で少し遅く、且つ語り過ぎたことでギャグとシリアスのバランスが悪いと感じたけれど、この先は進むほど酷い鬱展開になっていくぞ、という警告なのかもしれません。
私の心の準備としては、星ノ海学校こそが、科学者たちの研究施設で、生徒会は能力者を保護するつもりで実験台に送り込んでいる、と予想していますが、そんな単純な話ではないかな。

キャラクターに関しては、今のところ高城が好きです。髪色と眼鏡と一人称と声と、自分の能力を割と好きそうなところが、ヒューバート@TOGを彷彿とさせられます。ただ、昼飯確保の手段を見るに、彼は日常的に「能力を悪用している」と思うのですが、あれは良いのかな(笑)。

がっこうぐらし!1話「はじまり」

あちらこちらで評判になっているネタバレを確認してから、1話のWeb配信を観ました。
これ、ネタバレを知らなかったらもっと驚いたけれど、ネタバレを知らなかったら絶対観もしない萌えアニメの外見をしているので、やっぱり「最後まで観てみろ、驚くぞ」という評判になることを見越した作りなんだろうなと思います。そういった仕掛けを含めて、よく出来ていると思いました。
「魔法少女まどかマギカ」のニトロプラスと聞いてなるほどと思ったけれど、原作付きなんですね。

昨日の「アルスラーン戦記」は総集編だし、「ゴッドイーター」「血界戦線」は放送延期の特番だったし、とんでもない日でした。

もっとも、先週の放送直前特番に比べたら、「ゴッドイーターEXTRA00」は結構楽しい内容でした。5年前から無料公開しているプロモを「地上波初放送」なんて偉そうに放送するのは笑ったけれど、一応15分でも流せるアニメがあるのは良かったですね。

血界戦線」の方は、これまでの蓄積分があって良カットを切り貼りできるし、作中音楽なども色々流せるので普通に見られる特番でした。最終話鋭意作成中にはこれまた笑いましたけれど!

ということで、夏から放送開始した他のTVアニメをつまみ食い。

うしおととら

http://ushitora.tv
原作未読。サンデーの妖怪バトル漫画という以外に予備知識なく観ました。
妖怪ものという時点で好みではないのですが、さすがに面白かったです。
最初は、2015年の新作とは思えない、原作通り90年代の少年漫画そのままの画風に仰け反りましたが、懐かしい気持ちになりました。透けて見える妖怪なんかは、現代だからこそできる演出だと思いますし、昭和感と現代の技術が今後も巧くハマっていくと良いですね。
キャラとしては、「解放されたらまずお前を喰って」と馬鹿正直に答えてしまうとらが可愛いです。同時に「主人公に嫌々使役される悪しき存在」という設定的な部分は「鬼神童子ZENKI」を思い出しました(ZENKIの方が後にできた作品であることはわかっています)。

Charlotte

http://charlotte-anime.jp
凄く面白い1話でした!
展開が早く、Aパートが終わった時点で30分経ったかと思ったくらい。でも早すぎて付いていけないわけでもなく、非常に心地よいテンポでした。
とにかく、主人公・乙坂有宇がどうしようもない屑なのですが、妹には優しいという一面があり、取り繕えなくなるとあっという間にヘタレるので、憎めない奴です。
受験の時にカンニングする相手を選ぶ努力とか、高城のピタリと止まらない「瞬間移動」には笑いました。
PV3弾を見ると、話が進むに連れて怖い雰囲気になるのか?という不安がありますが、なぜタイトルが「シャーロット」なのか気になるので、見続けることになりそうです。

STEINS;GATE(再放送)

http://steinsgate.tv/
まったく、なにがなんだかわからない1話でした。
原作の評判を知っていて、且つ再放送番組であると知らなかったら、録画を消すくらい意味不明。特に序盤は、場面転換が飛んでいるのか、話の繋がりがわかりませんでした。
録画しておいて、後からまとめて見た方が良いタイプの作品みたいですね。
EDで主人公・岡部倫太郎の声が宮野真守だと分かって驚きました。杉田智和かと思った……。