• タグ 『 ゼノブレイド 』 の記事

150831.jpg

遅くなりましたが、改めて、New3DS専用ソフト「ゼノブレイド」の感想です。
とても面白かったけれど、後半になるほど不満が募り、結果として私の評価結論は辛めになりましたので、その点をご了承の上お読みください。

世界を探索する楽しみ

このゲームの最大の加算点は、世界を探索する楽しさだと思います。
ストーリー主導型なので、真の意味では「オープンワールド」と評すべきでないのでしょうけれど、「あの道を通ってここに出るのか」と自分で道を切り開いているような発見の連続で楽しみました。

もっとも、私が純粋に楽しかったのはマクナ原生林まで。マップでは判断できない高低があるヴァラク雪山だとかは、逆にストレスが溜まりました。
そして、せっかく用意されているエリアがシナリオ進行で最終的には行けなくなってしまうのが、ストーリー主導型ゆえの弱点だと思いました。
また、スキップトラベルでランドマークを転移できるのは助かるのですが、もっとピンポイントに移動したいと思ってしまう辺り、人間は欲深いですね。

複雑で壮大な物語

監獄塔(初回)までは、謎が散りばめられた物語に引き込まれたし、終盤の展開はなかなか衝撃的でした。
後半になるにつれて、イベントシーンが長くて携帯機プレイは結構辛かったので、Wii版で腰を据えて遊んだ方が評価が高かった可能性があります。

作業感が強いクエスト

私が早々に飽きてしまった原因の1つは、クエストです。
序盤は面白かったのですが、やらされることは、下記のパターンしかないのですよね。

  • フィールドでアイテムを集める
  • フィールドで特定の敵を倒す
  • 特定の人物と話す

特にアイテム集めの難易度が高く、延々エリアを走り回って拾ったり、ドロップ狙いで同じ敵を倒し続けたり、ということを繰り返させられました。私の運が低過ぎるのか、1つのクエストをクリアするために、1時間も同じ場所で同じ雑魚を倒し続けたこともあります。
それならクエストをやらなければ良いのですが、報酬が設定されていて、かつ地域とのキズナという要素もあると、やらないと損だと思ってしまったのでした。これは私のコレクター気質も悪く働いたと思います。
また、名前付きNPCが依頼者の場合は「サブイベント」的な内容になっているので、これがクエストを消化するモチベーションを生む反面、報告が不要な消化クエストと比べると面倒に感じるという、二律背反がありました。

仲間と一緒に戦う戦闘

技を繋げて仲間と連携するというところが、このゲームの特長だと思いました。
アクションRPGだと、コンボと言ったら基本的にはプレイヤー1人の技が連携することだと思いますが、このゲームは仲間に合わせて技を出していくことが重要なんですね。
戦闘中の会話なども含めて、皆と戦っている感が強かったのは良かったと思います。
ただ、7人も仲間がいるのに、3人しか戦闘に出せないのは勿体なかったですね。私は中盤に戦闘メンバーを固定化したことで戦術も一辺倒になり飽きてしまったのですが、操作キャラクターを変えると、立ち回りが変わってまた研究し直す楽しみがありました。
更に欲を言えば、戦闘戦後に抜刀と納刀を挟まず、宝箱を毎回開けずにオートで拾ってくれると良かったなと思います。あと、仲間の行動設計もしたかった……ということで、FF12の戦闘システムは偉大だと改めて思いました(笑)。

ストレスの溜まるインターフェース

率直に言って昨今のゲームとは思えないレベルです。特にアイテム関連は何度も嘆いた通り。
意図が分からない所持数制限、アイコンで表示されるため一見で把握できないアイテム一覧、アイテム整理のし難さ。この辺は誰もが引っ掛かる変な仕様だと思います。
そしてプレイの最後に強制的に引き継ぎアイテムを選ばされることになり、選択中にソート順を変えたら、指定していたアイテムが全解除された瞬間、苛立ちが頂点に達しました。
装備もやり難いと思っていたのですが、Wii版は全装備が一見できて良かったようですね。

そういえば、装備が見た目に反映される仕様も、衣装センスによっては止めて欲しいものなんだなと思いました。頭装備はギャグかと疑うものが多かったです。
結局、初期装備が一番良かったのでは……。

なお、どこでもセーブなど、携帯ゲーム機との相性は良さそうに見える本作ですが、このボリュームは据え置きで遊ぶべきです。
私は3DSを買うタイミングが欲しかったので、New3DS版で遊びましたが、恐らくWii版で遊んでいれば、5割増評価だったと思われます。勿体ないことをしました。

本日、クリアしました。
クリアデータの記録はプレイタイム100:31、レベル81。
クリアデータをセーブする作業に、およそ1時間掛かりました。なぜ、2周目を始める段階で引き継ぐ武具を選ばせる仕様にしなかったのか、この件は多いに疑問です。

三聖、そしてザンザとの戦い。
物理寄りメンバーだったのと、仲間に指示を出す方法になかなか気付かなかったので、最初のロウラン戦が一番苦戦しました。
ラスボス最終形態が一番弱かったかな。

2人の「神」が、超常の神にしては人間的であった理由などは、なんとなく想像が付いていたのですが、アルヴィースの正体は衝撃でした。
なんでも擬人化する時代だから、コンピューターが自分の姿を銀髪美形に設定したって良い、と思えば良いのでしょうか。しかしコンピューターにしてはファジーな性格ですね。

メインストーリー以外は、ラスダン攻略中、「この先は引き返せない」という確認があった時点で地上に戻り、コロニー6をレベル5まで復興させました。でも、移住を進めないと完全復興にはならないんですね。
キズナトークも見られるものは確認。シュルク、カルナ、リキとしか繋がっていないメリアのキズナに、パーティ内はギスギスしてるんじゃないかと感じて怖くなりました。私のプレイのせいですが……。

総評を書いていたら異常に長くなったので、この場では簡単に纏めておいて、次の機会があれば細部も語らせて頂きます。

プレイ感想で既にバレていると思いますが、序盤は非常に楽しんでいた反面、中盤で飽きてしまいました。
加点方式だと高評価、減点方式だと超低評価、となる極端なゲームだと思います。
面白さも分かるけれど、私には合いませんでした。

150626.jpg

現在地:巨神胎内へ向かう目前

割と頑張ったのですが、まだクリアできません。無念です。マップが広すぎる上に、道が分からず同じ場所をグルグル回ってしまったのが敗因です。
でも、確実にラスボスだといえる敵が遂に登場したし、これ以上物語を引っ張ることはなさそうですね。

ガドが登場し、割と足早に退場して行きました。
生存をほのめかす台詞があった時点で、きっと登場すると思っていましたが、結局こういう結果になるのであれば、登場しなくても良かったなぁと思います。
自分としては、カルナの株が下がり、ラインの株が上がっただけでした。
カルナがガドを取り戻そうとするのは、そもそもこのチームの軸的存在であるシュルクがフィオルンを取り戻そうと行動していたことを踏まえると、当然のことです。ただ、日頃は姐さん風に振る舞う彼女が、この件に関しては駄々っ子のように振る舞うことにはガッカリしました。フィオルンとメリアは非常に落ち着いて知的なのに、カルナはパニック映画のヒロインみたいな描かれかたで、見た目年齢から言うと逆みたいに感じます。でも、21歳なんてこんなものかもしれません。
振り返ってみると、カルナは会話もあまり巧くない人ですね。
ガドに関する回想の「死に意味があったのか」という問答は、確かに発端はガドの失言だけれど、彼を追い詰めるような聞きかたをするカルナも如何なものかと思いました。

ガドとの最初の戦闘は、超遠距離から始まるというこれまでにない演出で最初はワクワクさせられましたが、味方は近付かないと攻撃できない以上、移動が面倒なだけだったのが残念。なぜ、攻撃した後の成果を見届けもせずガドが退散するのか謎の演出もありました。

機神界フィールド以降、シュルクは上半身裸(ミルキーオイル装備)だったので、撃たれた演出は却って分かり難かったです。
掠っただけに見えました。鮮血が必ずしも必要とは思わないけれど、血を流さずに死を表現するのは難しいですね。

メイナス様が美人だったことと、彼女のモナドを受け取ろうとするエギルの表情の切なさは心に残りました。
正体を明かしたディクソンにはイライラさせられましたが、同時に、ダンバンがいかに戦友に恵まれない人か分かって、なんだか苦笑してしまいました。怪しい台詞もあったし、何よりロウランと知人という時点で敵ポジションの可能性は考えていたのですが、こんな最終盤のボスになるとは意外でした。華がない!

現在地:機神界フィールド(6Fに到着したところ)

パーティ

最近のパーティ。リキは裸でも気にならないけれど、シュルクには自重して欲しいも。

「ポケとる」に時間泥棒されている上、前回の後、またもクエスト消化に戻っていたので、なかなか進みません。
ということで、色々諦めてとにかくクリアを目指すことにしたのですが、どこまで登って行けば良いのか、先が見えず息切れ中です。その前のイベントが長くて、プレイヤーに動かさせて欲しいと思ったのですが、今度は移動時間が長くて、早くイベント発生して欲しくなってきました。
ボス戦になりそうな適度なスペースの場所まで辿り着いたところで、一時停止。ひたすら上を目指したせいで、B1のマップが1ミリも埋まっていないのが気になります。それとも、これから地下まで落とされるのかしら……。

マシーナの隠れ里にて色々明かされましたが、「メイナス様」は機神その人だった模様。とすると、この世界における神とは?という疑問が湧いてきました。
また、機神兵のボディを流れている赤い血は、操縦者の体とリンクしていたのですね。ただそうなると、操縦者の身体だけで外に出られてしまう辺りは、設計上のミスみたいな気もします。
フィオルンは応急処置をされただけということで、フラグが立ったかと思いきや、元の身体を取り戻せる可能性も示唆されて、話がどう転ぶのかまったく分からなくなりました。

マシーナの長であるミゴールは面白いキャラですね。
息子を殺すという凄惨な頼みを持ち掛けていながら、どこか飄々としているのは、年の功でしょうか。

小指の砂浜は、事前に辿り着いてランドマーク(黒の残骸)を登録していたのでサッと行って帰ってくることが出来ました。
中は確認できないけれど、ムムカは中で潰れているのでしょうか。同じように落下したフィオルンは無事だったことを考えると、生存していてもおかしくないけれど、私としてはこれ以上会いたくないですし、物語上の彼の役割ももう終わっているので、手を汚さずに倒せたと思っておくべきなのかな。

エギルを倒すことに対して、シュルクが旗幟鮮明にしないのは、動機であるフィオルンが戻って来たからであり、元々人類を勝利に導こうという意志があるわけではないのですよね。
ディクソンにもそのことを言い当てられていたけれど、本懐を遂げてもモナドを手放さない以上、使い手としての責任も感じて欲しいところです。

現在地:マシーナの隠れ里

大剣の渓谷を通って、機神界の最前線基地・ガラハド要塞へ潜入、そして……というところまで。
ここは、機神界なのか? 腕を切られたのは巨神の方でしたっけ?

この先は機神兵ばかりだと分かっていたので、モナドアーツ温存のため、ライン、カルナ、リキの装備を機神兵特攻効果付きに買い替えました。
総じて攻撃力が低くなるけれど、機神兵にダメージを与える有効打は限られているから仕方ないですね。
リキは二軍なのに武器を買った理由は、唯一、特攻効果付き武器への買い替えで攻撃力がアップしたからです。で、折角武器を買ったので、ユニークモンスター戦以外はリキを入れたところ、戦闘の度に癒されました。今回は凄く長期戦だったので、リキがいなかったら、プレイヤーのテンションが下がり過ぎて投げ出していたかもしれません。リキに感謝です。

テンションが下がった理由は2つあります。

1つは、次第にシュルクに感情移入できなくなってきたこと。
因縁の「黒いフェイス」との決着シーンで、まず株が下がりました。
中身は人だと止めるけれど、ボス取り巻きも喋らないだけで「フェイス」タイプでしたよね。結局、偶発的な事故で手を下さずに済むけれど、もし彼がここで生き延びたら、また新たな惨劇が待っていた筈です。あれで説得されるダンバンが大人過ぎて、彼の株はストップ高になりました。
また、フィオルンが出てくると彼女に一直線で、ヴェイグ@TORか?という印象。頭に血が上り過ぎているという描写なら、的確ではありますが、私は好感を持てませんでした。

もう1つの理由は、純粋に道に迷ったこと(苦笑)。
「黒いフェイス」戦後、どこから先に進めるのか分からず、何日も大剣の渓谷を行ったり来たり、時々ユニークモンスターに殺されたり、という日々を過ごしました。
結局、管制塔の「神速のブネ」を倒した後、眼下に見える道へ飛び降りました。未だに、どうやってこの階層に行けば良かったのか分かりません。
なお、電波塔のユニークモンスター「稲妻のロノウェ」と、第三ゲートの「増援隊百四式」は討伐を諦めました。というか、第三ゲートは再挑戦しようにも、ランドマークが遠いので面倒過ぎました。

ということで、紆余曲折の末フィオルンが遂に復帰しました。パーティ参加がここまで遅いヒロインって、凄いですね。APがまったく溜まっていなくて、これから育成するのかと気が遠くなりました。
攻撃役は足りているから、二軍かな……。
相変わらず声が可愛いので、喋りは聞きたいのですが、趣味に走るとシュルク(1P)、リキ、フィオルンというアタッカーのみのチームになってしまうので、難しいです。
ちなみに、中身がメイナスだった時の方が表情は可愛い気がするのですが、なにが違うのでしょうね。