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片付けをしていたら、ゲームソフト「テイルズ オブ デスティニー」が4本も出てきました。

TOD

左から順に、下記の4本です。

  • PS「テイルズオブデスティニー」体験版
  • PS「テイルズオブデスティニー」通常版
  • PS2「テイルズオブデスティニー」通常版
  • PS2「テイルズオブデスティニー ディレクターズカット」プレミアムBOX

これで、PS the Best版もあればコンプリートかな?

オリジナル版TODの頃は、一番真面目にグッズ等を集めていたので、各種チラシまで綺麗な状態で出てきました。
トレーディングカードだけは、スタンのレアカードとルーティのレアカードが手に入らず、コンプリート手前で諦めたのですが、お金のない学生時代に随分頑張ったものだと思います。

ちなみに、PS「バスタード!! 〜虚ろなる神々の器〜」も体験版を持っていたので、ちょっと驚きました。

BASTARD

逆に、「風のクロノア」はあれほど何度も購入したのに、一番不満のあるWii版しか手元に残っていないことが判明して、がっかりしました。
(PS版、PS2版とも布教のため貸し出した後、手元に帰って来なかった)
そういう意味では、PSアーカイブス版を買って良かったのですね。

いのまたテイルズの画集が発売決定。
http://bngb.qbist.co.jp/pc/illust_enq/index.html

画集描き下ろし絵のアンケート中。
なるべく色んな種類の絵があった方がいいと思いつつ「テイルズ オブ デスティニー」と「テイルズ オブ デスティニー2」のスタン・カイル父子ネタ2点に投票してしまいました。
デスティニー画集も持っているので、私はなんだかんだ言ってこの父子とパーティが好きなんですね。
ちなみにリオンファンですが、「タオルを胸まで巻いて温泉につかっているリオン」にはあんまり興味がありません。そんなに少女っぽいキャラじゃないと思ってるので。

こういう画集、藤島テイルズでは望めないものなのでしょうか……。

「最終封印」もかなり鈍行だけれど、あれはライフワークだから良いとして、リオン本は本当に2011年までに終わるのでしょうか。

いかにも初稿クオリティという感じの粗さですが、抜粋。


 その時、時計盤の面が沈んだ。沈んだのはそれだけでない。大気が鉛と化したように重くのしかかり、一行の身体を地に伏せさせた。攻撃の術が放たれたわけでない。ただ、威圧が彼らを押し潰そうとしていた。フィリアが這い蹲りながらか細い声を搾り、信奉する神に慈悲を求めたが、天へ届くにはあまりに儚い。仕舞いにその声は苦鳴に変わった。
「ここまで来て――」
 リオン・マグナスは歯噛みした。彼もまた、立ち上がり挑もうとする意志が四肢に伝播することはなく、伏せた身を地から引き離すことが適わない。左手が強く掴んだ細身剣だけが、彼の闘志を映して震えていた。
 グレバムは哄笑をあげていた。勝利を確信した狂喜と嘲りを満面に浮かべ笑う彼の声は、そのまま鳴動を生んだ。
 不意に、影が落ちる。
 そのことに初めに気が付いたのはリオンだった。神の眼が、触れられるほど近くにある。
 少年の視線を追い、頭上に眼をやったグレバムが気付いた時には遅かった。掲げた長剣のレンズが神の眼と接触する。重なり合ったレンズの間から光が弾け、稲妻と化して降り注いだ。間近く閃いたその雷電は、男の手から剣を奪った。無手の掌が神の眼に触れる。
 本当の異変が起きたのは、次の瞬間だった。
「制御が……!」
 それ以上、意味のある言葉が続けられることはなかった。
 グレバムの右の手は、二の腕まで神の眼が放つ光に飲み込まれていた。光は、そのものが力であった。皮膚が裂け、骨と臓器をあらわにし、血の一滴に至るまで溶いていく。今や、悲鳴をあげ身を伏せるのはグレバムの方だった。隻手で顔を覆い蹲った男の髪を、肩を、背中を、光は容赦なく突き刺し、灼き尽くす。


オリジナル版準拠シーン。
……リメイク(PS2)版のファンダリア時計塔の決戦って、どういう終わり方だったんですっけ? 神の眼の暴走はなかったんですよね。
プレイしたのはリメイク版の方が最近なのに、オリジナル(PS)版の方が印象に残っているあたり、自分がオリジナル版から受けた影響は本当に大きいんだなと感じます。

TOD小説「カルビオラの奇跡」更新。

予定より長いお話になりました。キャラが勝手に動くのを防ぐため改変した部分もあり、もう少しストレートな展開だった筈が、分かりにくくなってしまったかもしれません。
お話は、カルビオラで、スタンが石になってしまった後のリオンの行動。以前日誌でちらと述べた、DC版イベントをプレイする以前に考えた展開です。
「15個持っているのだからパナシーアボトルを使えば」とか「そもそもスタンの装備品は石化防止にしてあるぞ」等とプレイ中に思ってしまう辺り、ゲームにおけるシステムとシナリオのバランスは難しいのですが、お話の展開的に考えた場合、パナシーアボトルはこのくらい入手が難しいものだと思います。フィリアが「調合」で作れるというシステムにも、一応沿わせたつもりです。カルバレイスでパナシーアボトルが買えないともっと説得力が出るのですが、そこは創作です。

で、先日の記事で決めたことと言うのが、実はこの「DC版での設定・イベントは、欲しい所だけ採る」と言う手法なのでした。攻略本設定までは準公式として従っていた(TOSでは攻略本設定と合わない作品を取り下げた)私ですが、デスティニーはPSオリジナル版とPS2リメイク版ですでに別物になっていますので、DCくらいは無視させて頂こうと……決断した次第です。
ちなみにDCだとこのイベント、バルックが凄くいい人です。別段その展開が嫌いと言うわけでないですが、PS2リメイク版をプレイした時に、バルックはグレバムの作業時間を作る為にリオン達を足止めしていると思ったので、その印象を盛り込んで書いています。顔には出てないけれど、グレバムを追い掛けると言われて内心焦っているはず。人手を連れてカルビオラまで何をしに来ていたのかも、ご自由にご想像ください。

余談ですが、執筆中の仮題はズバリ「パナシーア話」でした。アップする段階になって、タイトルが決まっていなかったとわかり焦りました。

DCが発売される前に一応2周目クリア。しかし本当の戦い(アルカナルイン)はこれからなのでした……。

ディムロスを突き刺すシーンを無音にしたのは、演出上正解だと思います。スタン役の関氏は絶叫が得意ですから、声を入れていても違和感はないでしょうし、実際、動作に合わせてスタンの雄叫びが聞こえた気がします。でも、それは音がない分、余計にプレイヤーの内に響いたと思います。
スタッフロールは、何度見てもいのまた先生の働きっぷりに頭が下がります。全部の画集は揃えていませんが、デスティニーってD2や今回のリメイクで相当数のイラストを描いて頂いてますよね。たまには藤島先生にも描き下ろしてもらいたいなぁと……切に願うこの頃です。

サブイベント「リオンに誓う」を発生させました。実は、2周目を始めたのは1周目にイベントを逃していたと知ったためです。
結果としては、正直期待したほど実のあるイベントではなかったのですが、PS版時代に「どこかでリオンを発見できるのでは。せめて形見のアイテムが見つかるのでは」と思って延々海岸沿いを歩いて回ったプレイヤーからすると、当時あって欲しかったこういうイベントが存在するだけで、有難い気もします。