勝ったー!
レベルは区切り良く80まで上げて、再戦一発でアーヴィンに勝利しました。いや、正確には再々々々々々戦くらいですが。
メンバー構成は、右上は使わず、1枠3人の組み合わせとしました。
STARTING MEMBER
全員、守備・連携にブレイブ25割り振り。
アクセサリーは、最初から攻撃力を期待していないので数値重視の「ダイヤ」「パール」。守備430超えているメンバーの中、劉鳳だけ守備332と低かったものの、後衛のお陰か結構平気でした。
右(攻撃要員)
黒は攻撃・ヒット・会心にブレイブ25、カズマは攻撃・威力・会心にブレイブ25、アメリアは魅力と威力にブレイブ25割り振り。クルルはブレイブ割り振りなし。
OCは黒がヒット、カズマが威力にセットしておきました。
上(HPアップ用)
HPを増量するためのメンバーなので、ブレイブ割り振りなし。ただ、素ステータスでもガウリイは結構強かったです。アクセサリーは「塊」系にしてましたが、「ルビー」でも良かったかも。
必殺技のアクションは、読子とドロロが「正義の味方」でターン始めに打つ攻撃強化用、他は「キメラ」でターン最後に打つ防御用にしておきました。
Cコンボが発動したら、以後は黒とカズマの二人で交互に攻撃するだけ。
黒はオーバーチャージすると通常技のヒット数が高いので、最終的な攻撃の軸になりましたが、APを喰うので、APを消費しなくても一発が強いカズマを相棒にして調整しました。
勝利の鍵は、APの持ち越しでした。
ある程度ダメージを与えて必殺技が繰り出されるようになったら、攻撃ターンを「行動終了」してAPを3ターン分ほど溜めた後、一斉攻撃に注ぎ込みました。たぶん1ターンで合計40万ダメージくらい与えたと思います。
ただ、見込みが甘くてそのターンでは倒せなかったのですが、アーヴィンは自分のHPが減ると、回復行動を入れてくるので、純粋に攻撃回数が減って、プレイヤー側も戦意喪失は出さずにすみました。最後のターンは、ここで回復にAPを費やすより攻撃した方が勝機があると判断し、結果撃破となったのでした。
割とあっさりしたエンディングでしたが、変に間延びしていなくて良かったのでしょう。
それより、最後の最後にハーティアが登場してビックリしました。
キャラクター情報で「魔術師オーフェン」に残る空欄が、ずっと疑問だったのですよね。なにか見落としたのかな……と思っていたところ、ラスボスを倒した今更なタイミングで異世界に迷い込んでくるという、時機を逸したおかしさが良かったです。
というわけで、総評です。
オリジナル部分の物語に訴求力がないとか、部分過ぎるボイスだとか、フィールドでの演出等が手抜きだとか、決して総合的な出来のいいゲームではないですが、サクサク動くし、ストレスのない作りになっています。
ダンジョンは非常に単純な構成で、終盤の2、3ダンジョンを除けば、仕掛けと呼べるものはなくマップを埋めていくだけでクリアできます。物足りないと評する面もあるでしょうが、これもサクサク感に繋がっていたと思います。
また、先頭表示キャラクターをケロン星人にすると足音がペコペコ音になったり、ケロロはジャンプ着地時に転んだり、意外な芸の細かさもあり、和みました。
クロスオーバー作品はSLGが多い中、RPGとして作られているのも、個人的には良かったです。
戦闘等システム面には奥の深さがあり、仲間の「激励」や奮闘で回復したり、一度戦意を失ってから復活する「英雄」モードなど、「ヒーローズ」というタイトルに沿った作りの部分が面白かったです。その割に、参加キャラクターはヒーローっぽくない人が多かったですが(笑)。
難点としては、単純なコマンドバトルでないため、雑魚戦闘でも手間が掛かりました。総プレイ時間が20時間程度のシナリオだったので気にしませんでしたが、もし1周が長かったら印象は変わっていたと思います。
そして肝心のクロスオーバーについて。
物語としては「スクライド」「舞-HiME」が優遇気味ですが、出番量自体の偏りはなかったと思います。もちろん、存在感の薄いキャラクターがいたことは否定しません。また、愛では埋め難い性能差もあると思いました。
しかし、最も肝心なキャラクター同士の掛け合い面は十分面白かったです。ガウリイとリウイがだいたい同レベル扱いされていたり、カズマとオーフェン、碧とクリーオウで合致するテンポ感、黒に憧れるタママ、ドレイクに張り合うケロロだとか、同作品だけでなく積極的に他作品のキャラクターと絡んでいました。
対象作品が半分以上わからなくて不安があった私でも、終わってみればどの作品のキャラクターも、愛着が湧いています。
全体的に光る部分も荒削りだし、プレイヤーの「行間を読む力」が試されるような部分がありましたので、万人にオススメはしません。
しかし、購入価格以上に楽しませてもらえたし、他では登場しない作品のクロスオーバーゲームとして楽しめる一本でした。