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クリアしました。

スターオーシャン5集合写真

ラスボスとの戦いは、途中イベント挿入があって変身していく形式でしたが、ちょうど気絶させた状態でイベントが発生したら、頭の上に星が回っていて笑いました。

ラスボス戦

HPは多かったけれど、味方の戦力が充実していたせいか、それほど強く感じなかったし、発言も小物なラスボスでした。

エマーソンの語りによるエンディング自体は、シンプルながら良かったです。
途中、アンヌについて「顔で選んだのに使える人材だった」と述懐する箇所があり、フェミニスト団体に怒られるぞと思いました(笑)。最後まで、失言王でした。
到達したのは、ミキとのその後が描かれるエンディング「理想の未来」です。

ミキED

肝心のリリアは、その後どうなったのでしょうか……。

短いと聞いていたけれど、「クエストComplete」のトロフィー取得に手間取ったので、クリア時間は30時間を超えました。
ただし、体感として半分は移動時間です。
大掛かりな移動は、途中から転送(ワープ)機能が追加されて解決するけれど、転送先が「街の入口前」だったりするため、転送後わざわざ後ろを向いて街に入らないといけない作りなどは、非常に疑問でした。チャールズ・D・ゴールへの転送は街中でも指示できるので、未開惑星保護という設定を大事にしているわけでも無いし、単に不便なだけでした。
街中でキャラクターたちと会話するイベント(PA)は、散開/集合の指示を宿屋前で出さないといけないのが面倒で、中盤以降ほぼ無視しました。散開くらい、いつでも指示させて欲しいです。

以下、総評です。

バグがある訳でなく、非リアル調とはいえグラフィックも綺麗で、仲間への不快感もなく、サクサクレベルも上がる仕様で、これといってプレイに支障は無いのに、どうにもプレイ意欲が湧かないゲームでした。
最後までプレイできたのは、記事を完遂するというゲーム外の目的があったからに他なりません。

“エモーション

なぜつまらないのかと言えば、本作ならではの魅力がないのに、戦闘を筆頭としたシステムや物語への不満が目につくせいでしょう。
作りが粗くても面白いゲームはあるけれど、この作品の場合、要素は色々あっても、それが「ゲームを面白くしよう」という意図で入っているように思えません。

機能しない三竦み戦闘システム

例えば、大人数で、シームレスに突入する戦闘は技術的にすごいけれど、その仕組みと、敵の行動に対して三竦みで対応するという基本設計が合っていません。
人と術技が入り乱れているため、敵が何の行動を取ろうとしているのか見にくいし、多対多という状況から、一体が弱攻撃をしてくるから防御を選ぼうと思っても、同時に別の一体が強攻撃をしてくるからガードが崩れてしまうなど、選択に意味がありません。
それに、強攻撃してくる敵に弱攻撃を当てても、全然体勢が崩れないんですよね。こちらは絶対崩されるのに、敵は鋼体持ちというのは、ルールに従っていない不快感がありました。
大人数が動くダイナミックで爽快な戦闘か、三竦みを使って駆け引きする緻密な戦闘か、どちらか一方を選ぶべきだったと思います。

黒鷹旋

結果として「接近戦不利」という気がしたので、終盤は遠距離からヴィクトルの「黒鷹旋」を撃ち続けてました。
でもフィデル以外を操作すると、戦闘開始時にESCAPEになりやすいという問題もあって、ストレスは解消されないのでした。フィデルが「魔神剣」みたいな使い勝手の良いLレンジ技を覚えてくれれば、それでも良かったです。わざわざ近付いてから撃つ「気功掌」という飛び道具にはガックリしました。

キャラクターの心情に寄り添えない物語

タイトルに反するお話のスケールの小ささは、個人的にそれほど不満はありません。
でも物語にワクワクしたのは、リリア登場後にヴィクトルと再会した辺りから、フィオーレを探しに前線へ向かうところまでです。ーー実質5分間くらいか(笑)。

これは、「リリアを助けたい」というフィデルに対して、「なぜそこまで?」という疑問があり、終始一歩引いた視点で眺めることになってしまったのが敗因かと思います。
最初に命を救われた恩があるとは言え、出会って数日の幼女を戦争中の敵国まで送り届けようとしたり、最終的に「リリアが死ぬなら僕も死ぬ」と言い出すなど、度が過ぎた執着に見えます。

フィデルとリリア

なぜ、フィデルはリリアを守ろうとするのか。
その答えは、ゲーム中でダリルと会話した時に告げられる「子供を守りたいと思うのは、決して親だからじゃない。大人になれば自然に思うことだったんだと」という台詞にあるのかもしれません。
つまり、フェイクリードでは大人は子供を助けるものという価値観があり、リリアを守ろうとするのは、フィデルが大人になったことを示しているということです。
……フィデルが青年でなく、40代くらいの渋い大人だったら、納得できたのかなぁと思います。

その他のキャラクターについても、ミキは可愛かったけれど、大食らいという、PA以外で意味のない属性がついていたり、フィオーレはすごい格好しているのに常識人だったり、個々の要素がつながっていない印象があります。
親兄弟が登場するキャラクターがフィデルしかいないせいで、その人物の背景が全く見えないのも気になりました。ヴィクトルに至っては、故郷エリアに街が存在しないから、雪山で生まれ育ったの?という感じ。
嫌いなキャラクターはいないけれど、好きなキャラクターもいないので、キャラクターゲームにしては非常に薄味な印象でした。

シリーズファンならお馴染みで説明の必要がない要素なのかもしれないけれど、説明不足な部分もあります。

????

特に、エマーソンたちが「実物を見るのは初めて」と驚いていたこのオブジェ、説明してくれなかったけれど、何だったんですか?

プレイ記録記事で何度も書いた通り、特別酷いゲームではないのだけれど、私の琴線に触れる面白さはない作品でした。

現在地:フェリアの居所

リリア復帰

中盤気分がずっと続いていたのですが、もしかしたら割と終盤なのでは……と気付きました。
とりあえず、通信機と転送装置を駆使してクエストを消化中。ようやくクエスト50%達成のトロフィーを取得しました。依頼人に会ったりする手間がないのは良いけれど、クリアしても報酬が貰えるだけで、後日談の類がないため物足りません。それなら、各国の掲示板まで報告にいく手間も省いて欲しかったです。

物語に興味が湧かないと言っていましたが、サンテロールでの展開には「そうきたか!」と驚きました。

その実験体はフェリア

リリアじゃなかった(笑)。
実験体を見て「リリアに似てるけれど違う」と語った後に、彼女を見つけて、みんながリリアだと認識するのですっかり騙されました。

加えて、幼馴染大勝利な展開で更に驚きました。

フィデルとミキ

ミキの可愛さに、ニヤニヤしながら連写。
ただ、この二人の間に「家族愛」でなく、普通の「恋愛感情」があったのか?という疑問は残ります。あと、スターオーシャンってキャラクター個別EDがあるんじゃなかったですっけ。このベタ甘展開の後に、アンヌやフィオーレと結ばれることがあったら困惑しますよ。

艦隊戦はブリッジ内での台詞だけで展開する、という話は悪評の一部で聞いていたので、なるほど、という感じ。確かに宇宙での派手なバトル描写が見たかったところかもしれませんが、主人公目線で考えればそれほど違和感もないです。
正直、フィデル、ミキ、ヴィクトルの3人は、自分が「宇宙にいる」ということをよく分かっていないような気がします。自分が踏みしめていた大地が、宇宙という空間に浮かぶ星だったという実感を与えるシーンが必要だったのではないでしょうか。

艦隊戦

エマーソンの指示っぷりも格好良かったですし、アンヌの的確な助言と、重力エンジンを使える状態にしておいたことが活きる勝利で、ちゃんと戦っていたと感じました。

しかし、未開惑星保護条例とやらのザル具合には苦笑。
ケイサスの助力を仰いだ実験が成功したということは、宇宙船と重力エンジンについてケイサスが理解したということですよね。武力介入以上に、余計な知識を与えることの方が問題な気がします。

その後、クエストをこなして経験値を稼ぎ、Lv.70まで上昇。勝てない時の救済的ロールだと聞いている、「デッドマン」が登場しました。

デッドマン

正直、一番必要だったのがデル・スール戦だった気がするので、今から使うことはないんじゃないかなぁ……。

現在地:新たなる旅立ち

フィデルとダリオ

一人のゲーマーとして、「アライアンス・アライブ」や「GOD WARS」の評判が良くて嬉しい今日この頃です。「GOD WARS」は他に積んでるSRPGが優先のため購入予定はないのですが、「アライアンス・アライブ」は時間ができたら遊びたいです。
その他、気になっていた「アンダーテイル」「ルフランと地下迷宮と魔女ノ旅団」もPS4移植されるし、気付けば来月は「FF12」「DQ11」発売ですよ!

……ということで、7月13日までに「スターオーシャン5」をクリアしようと、真面目に取り組むことにしました。
このゲーム、私の基準では決して「クソゲー」とは思わないのですが、どういうわけか「遊びたい」という気持ちになりません。そのせいで、他のゲームに浮気することが多く、なかなか進みません。

物語は、中盤くらいまで進みました。
リリアの出自がなんとなく示唆されて、普通の女の子ではなかった模様。記憶もショックで失ったのでなく、初期化されたのでは?と思います。

おかっぱリリア

ただ、彼女の髪の毛が切られたことについて、みんなが「可哀想」と反応するのですが、私はおかっぱも可愛いと思ったので、正直戸惑いました。そういう反応を引き出したいなら「誰がために鐘は鳴る」のマリアのように、バリカンで刈られた頭だとか、そのくらい思い切ったビジュアルが良かったかな。

そして、期待していた父親との確執は……結局フィデルが父親のどこに対して鬱屈を抱いていたのか、よくわからないまま終わりました。
父の剣を受け継ぐという燃える展開なのに、第三者のヴィクトルに終始感心して終わってしまいました。

ここまで進むのに、3回ほどゲームオーバーを体験しました。結構難しいです。

まず、“アンヌ防衛戦”が一回だけでなかったという、驚愕の事実。
トレクール砂漠での防衛戦は、ロールを整えていなかったので、あっという間に死にました。

それから、これも名前だけ知っていた“デル・スール戦”(3戦目)。
初見は範囲攻撃「スピキュール」で、一気に壊滅させられました。この戦闘は、負けると処刑塔での雑魚戦イベントからやり直しで手間がかかるという点も辛かったので、2回目の挑戦でなんとか撃破。
と言っても、これも終盤は壊滅状態で、1人生き残ったエマーソンにバトンタッチして、仲間を生き返らせる→逃げる、という行動を続けていたら、いつのまにか仲間が倒してくれました。

デル・スール撃破

このスクリーンショットを見て初めて、フィデルかヴィクトルが倒したらしい……と認識したくらいです(苦笑)。
仇を討った達成感が全くありません。

ずっと避けていた「遺却のカテドラル」も攻略してみました。単純に連戦するだけの仕様ですね。
ここでは途中、操作ミスで回復役のミキが「manual」設定になってしまい、行動しなくなってしまいました。その場では戻す方法がわからず、仕方なくミキを使って攻略。

ミキ操作

回復に専念したところ、意外と楽に攻略できましたが、戦闘が終わる都度、操作がフィデルに戻り、戦闘になるとミキに切り替わるという視点移動で疲れました。フィールドの先頭キャラクターも変更できたら良かったです。

現在地:消失した研究施設

チャールズ・ディ・ゴール

遂にSFになりました!

7人揃った、と書いた直後、またヴィクトルが抜けました。

おじちゃん、ありがとう

戦争中に戦線離脱して、一般市民の手助けをしていられないという判断は当然ですが、プレイヤーとしては、パヴィヌ戦が終わってから離脱して欲しかったところです。
パヴィヌ戦は、パヴィヌとお供の3人に対し、こちらは6人と援護のモブ3人を入れて9人という、なんと「3倍の兵力を当てる」という兵法の基本を守った戦いなのですが、酷い激戦。
とにかく、雑魚を倒すまでが大変でした。
あっという間に味方が倒れて行きます。特に途中でミキが倒れて回復役が不在になるため、回復アイテムが足りなくなりそうでした。

ミキ被弾

接近戦を仕掛けていると、急に酷いダメージを受けるな……と気付いて、途中からエマーソンに変更。戦況を見ながら常に移動しつつ遠距離攻撃を繰り出す、という形にしたら一気に安定しました。

パヴィヌは、どうやらこれで退場の模様。
TOVで言えばザギのポジションだと思っていたので、まさかこんな早く倒してしまうとか驚きです。

その後、研究施設での戦いも厳しかったです。
ネットで悪名高い「アンヌ防衛戦」というのは、おそらくこれだったのですね。2回ゲームオーバーを経験しました。セーブポイントが直前にあるのと、先頭前のイベントが短いのは助かるところ。
スキルポイントをロールにつぎ込んで、いくつか解放したロールを付けてみたら突破できました。一応、要となる二人のロール設定を記録しておきます。

アンヌ

  • ディフェンダー(Lv.3)
  • ガーディアン(Lv.3)
  • ファーストエイド(Lv.2)
  • HPブースト(Lv.3)

フィオーレ

  • ヒーラー(Lv.5)
  • セイバー(Lv.3)
  • プラントキラー(Lv.3)
  • DEFブースト(Lv.3)

一時的に、リリアと別れました。でも、リリアを引き受けたエマーソンがあっという間に危機に陥ったので、また直ぐ合流することになりそうですね。

物語を見ていると、アンヌのポジションが主人公でも、良かったかな?と思います。
未開惑星保護条約という規律と、人命ーー仲間を助けたいという気持ちで揺れて、後者を取ったところに成長を感じました。

アンヌ

それと、実はパーティ1の美人であることに、最近気づきました。

現在地:一時休憩(ノースソーマ)

レスリア市街戦

中世風の佇まいが美しいレスリアで、剣と魔法の戦いから光線が飛び交う戦場に切り替わるSF感に、テンションが上がりました。ただ、夜間だから暗い上に敵味方の区別がつかないので、なにとどう戦っていたんだか分かりませんでしたが……。
なお、プレイヤーのテンションの上昇に対抗するように、非常にマンガチックでテンションの高い敵キャラが登場したので、一気に冷静に戻りました(笑)。

仲間も、遂に7人揃いました。

メニュー画面

とはいえ、物語の展開を見るに、まだ出入りは多そうです。ロール設定などのやり直しが面倒なので、早く全員腹を割って、ちゃんと仲間になって欲しいな。
プレイ目的だった大所帯のバトルは、派手です。戦争時は7人以外に友軍もいるので、乱戦具合が楽しいです。でも3人でも7人でも、プレイヤーキャラクターの操作と目の前の敵に集中する以上、やっていることは意外と変わらないことが分かりました。

エマーソンが軟派な男だったのも意外だったけれど、ヴィクトルがピーマンが食べられないとか、子供っぽい一面にビックリしました。

ピーマン

正直、ピーマンが食べられないことより、自分も嫌いな食べ物があると告白したフィデルに嬉々とするあたりが、30代軍人には見えません。
あと、リリアがヴィクトルのことだけ「おじちゃん」と呼んでいることに気づいて、衝撃を受けました。エマーソンのことは名前呼び捨てなのに、彼より実年齢も見た目も若いヴィクトルがおじちゃん扱い。幼女って恐ろしいな、と思いました。
……家族のような親しみを感じている、ということにしておきましょうか(笑)。

中央レスリアがいかにも「中世ファンタジー」という感じの街並みなのに対して、サンテロールはかなり文明が発達して見え、別の国感があって良かったです。そして、現在は豪雪地帯ということで、色々風土が楽しめています。
まあ、せっかく緊急脱出的に転移したのだから、そのまま見知らぬ異星に行っても面白かったと思います。転移先がすぐ判明してしまったので、ワクワクしたり緊張したりする要素が薄れてしまったのですよね。TOD2で緊急脱出した後に味わう、居場所がわからない不安感と、過去から現代が改変されたとわかった時のショックは、今でも鮮明です。

その他、システム面の雑感。

クエストをやっていると、移動のファストトラベル機能が欲しくなります。
パーティスキルで、宝箱や敵の感知ができるようになるなど、自分で旅を快適にしていく作りは面白いです。ただ、最初は不便なのが、ちょっと難点かもしれません。

以前の日誌でも少し書きましたが、シームレスイベントは、イベントの始まりと終わりがわかりにくいし、カメラ操作がプレイヤーに一任されているので、キャラクターの動きを見逃すことがあって、ストレスが溜まります。
必ずフィデルが画面中央に来るのも、シーンによっては難点。サンテロールでの会話は、フィオーネやミキの間で進んでいくので、端っこで重要な話をされている変な構図になりました。フィデルが中央でよかったのは、旧呪印研究所のシーンくらいかな。

旧呪印研究所

もともと、私は演出にこだわるタイプなので、演出が付いていない箇所は好きになれません。
仕方がないから、自分で演出を付けようとしてカメラを回し、途中からフィオーネさんのお尻に注目してしまったりしています。そのせいで、話が頭に入らず、突っ込みどころの多いストーリーを気にせず遊べている可能性はあります……。

それから、街の人とすれ違う時に表示されるセリフを、まったく読めていません。街中を移動している時、操作キャラ(フィデル)を注視しつつ、右上のミニマップにも気を配っていて、目をフル活用しているので、吹き出しに反応できないのです。FF15で、モブまでボイス付きなことを無駄な贅沢だと思っていましたが、目ではなく耳を使って情報収集できるという利点があったのですね。

雑踏の会話をプレイヤーに読ませたいなら、AKIBA’S BEATが採用していた、吹き出しだけしばらく残るという方式が無難かな。あまり美しくないですけれど……。