サウンドノベルパートをプレイ中。
普通にプレイすると、覇道編(信長の部下ルート)と王道編(秀吉の部下ルート)のどちらかに進むようです。
覇道編は、選択をミスって信長の機嫌を損ねると王道編に落とされるので、覇道編に居続けるのが難しいですね。最初は堺焼き討ちをスルーして王道編に落とされ、金ヶ崎の戦いの褒賞選択で覇道編に戻りました。その為、覇道編4章〜5章の展開が分からなかったので、後からやり直しで入れた時が嬉しかったです。
最初は、基本的に自分の歴史知識を活用しつつ、信長を救うと言うプレイ方針で遊んでみました。割と順調に進んだと思うのですが、姉川の戦いの詳細が分からなくて、敗北エンド「無気力な勝家」が初エンディング。
本能寺は細かい分岐が多数あり、最初は信長の死を見届ける「敦盛」へ。学園編で無気力だったあの主人公が随分と成長した姿に感動しましたが、「死にゆく人間は、美しい」のTIPSには、この局面でネタを仕込むか、と思わず笑いました。
実は、私がこのゲームの体験版を遊んだ時に面白いと思った要素は「蘊蓄ゲー」な部分なのです。それも歴史ネタとまったく関係ないことのTIPSが面白くて、好きです。
遊びネタも豊富に入っていて、ガンダム台詞、ドラクエ4の8逃げと言ったメジャー処に混じって、スレイヤーズがあったのも嬉しかったです。
なかなか信長を生き残らせるのは難しかったのですが、主人公が信長の影武者として本能寺に残るシナリオで、ついに信長の生存に成功。途中、選択肢的にはバッドエンドになりそうなものを敢えて選ぶ必要があったのが盲点でした。
あとは、覇道編と王道編を行ったり来たりしながら、双方のエンディングを概ね収集しました。
タイトル通り、自分が征夷大将軍になるエンディングは2つ確認しましたが、一方はバカ殿化だし、一方は名君だけれどあまり幸せを感じなかったです。織田軍団が長篠で破れるエンディングの一つ「努力、友情、敗北」など、バカな展開の方が好きです。
一部取り逃しがありますが、選べる選択肢はすべて確認しているので、ステータス不足なのかな?
そう言えば、エンディングを迎えた時に、スタッフロールが流れる場合と流れない場合があるのですが、これの基準が分からず疑問です。
一々初めからプレイし直さずに、チャートで過去のシーンに遡って、色々な展開を確認できるのが便利です。リストを見れば、大体どの辺で辿り着くエンディングなのかも想像できます。
ただ、エンディングを迎えると毎回、システムデータのセーブ、システムデータのロード、ブックマークのロード……と繰り返すのはいささか冗長。
また、操作性の不備として強く指摘したいのは、「学園編の最初から始める」がデフォルトである点。「ブックマークを選択する」方を選ぶ回数の方が多いのだから、こちらをデフォルトにして欲しいです。
とは言え、それは些細なことだと思うくらい、軽妙なテキストが面白くて延々遊んでいます。
一部、選択肢に関係なく進む展開や「頭領」を「棟梁」とする誤字が散見されますが、眼を瞑っても良いかな、と思えます。
主要な人物が皆巧くキャラ立ちしていて、どの人物にも愛着が湧きます。
覇道編では信長や勝家に絶妙な愛嬌がありますし、王道編は小六と半兵衛はわかりやすいキャラ分けがされているので、歴史に詳しくなくても直ぐ覚えられるでしょう。官兵衛の「若さ」と設定には驚いたけれど、有岡城の戦いで伊丹城から脱出するシナリオは、どちらも凄く入り組んでいて白熱しました。
そんなわけで、かなりガツガツやり込んでいます。
全エンディング目指して、しばらく頑張ります。