人に語っておいて自分が見ないのはどうかと思ったので、ゲキレンジャー第47話「ピカピカ!俺の道」の話。

お話自体は、これで最終回か、と首を傾げる締めっぷりでした。実際はあと2話あるんですよね。
今回は裏主人公・理央がヒロイン・メレを救出するお話。ジャンもちゃんと正主人公らしい比重があって良かったし、一応その他のゲキレンジャーも見せ場はありました。名乗りが7人分もあってかなり長かったのに、黙って聞いてあげたロンは偉い。
でも、そのロンは「幻獣王理央様育成計画」をあっという間に放棄しました。いくら騙されやすい理央でも、もう一度幻気を受け入れる筈がないので当たり前ですが、数千年に一人の逸材と絶賛した割に随分未練がありません。マクから理央に乗り換えた時も、このくらい軽い感じだったのでしょうね。
やられ方も、ラスボス候補にしては随分あっけなかったです。とは言え、次週サンヨと共に復活するのは間違いないでしょう。

今回は素顔アクションはあまりなく、スーツアクターさんがフル稼働。
久しぶりにちゃんとOPを見て、スーツアクターさんの動きの美しさに感心していたので嬉しいですけれど、キャラとして見るなら素顔アクションの方が楽しいとも思うので、難しいところですね。
ゲキレンジャーは拳法を使う設定上、徒手空拳のアクションが多く見られて嬉しいです。二次創作でアクションとなると剣での切り合いが多いので、武器格闘を観る方が資料になるけれど、動きだけで言えば拳法が好きなのです。

すべてロンの責任にして、理央&メレはなし崩しに許されるかと思いきや、次回の「拳断」で裁かれるようです。これは嬉しい予想外でした。子供向け番組だからこそ、罪には罰が待ってるとちゃんと表現して欲しいですね。
私が「超星艦隊セイザーX」を評価しているのも、子供向けメッセージがきちんと盛り込まれていて、自分が子供に見せてもいい番組だなと思える為です。……実はその点では「ゲキレンジャー」は、主人公より敵の方が努力して見えたり、倣うべき拳聖が立派な大人に見えない等の理由で、失格と思ってます。が、これで少しは盛り返してくれるだろうと期待しています。

脚本は横手美智子氏が参加していると言う事しか知らなかったのですが、随分色々な人が入れ替わり立ち替わり書いているのですね。これは、戦隊物がアニメ的な一つの原因かも。同じ特撮でも、平成仮面ライダーなどは脚本家が1~2人程度で、よりドラマ的だと思います。
個人的には27話を書かれた中島かずき氏の、他の脚本を見てみたいです。一回だけの担当だからかもしれませんが、劇団の座付作家と聞いて納得の、勢いある一話でした。戦隊物はやっぱりノリですよね。

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