新聞に、今季の某特撮番組が、「劇場版へ続く」と言う最終話だったと言うことから、子供向け番組の商業主義に関する批判的記事が載っていたので、一体どの番組がと思ったら「仮面ライダーディケイド」のことだった模様。
冬に完結編を上映すると言う話を小耳に挟んでいましたが、まさかTV放送のオチを付けないとは思いませんでした。一般視聴者を相当困惑&不快にさせたのでないでしょうか。
来週から新ライダーに引き継ぐのに、これでは気持ちの切り替えができませんよね。
そして、やはり、何らかの形でオチを付けて区切らないと……と、書き散らかしただけの自作の山にも思う次第です。
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今更ですが、何となく気恥ずかしくて見ていなかった「TVドラマ 風魔の小次郎」を視聴。
原作を読んだ事がないので、こんなギャグ要素がある話とは知らなかったです。
監督が同じ為か、「超星艦隊セイザーX」と空気感が似ています。縁側とちゃぶ台での朝ご飯シーンがある特撮と言う点も、セイザーXと一緒ですね。演出に安っぽい面があるけれど、ドラマ自体は意外と骨太で楽しめる&キャラ付けが分かりやすい、と言うのも同様。
セイザーXにはアド役、風魔の小次郎には竜魔役で出演している進藤学が、落ち着いたお兄さんぷりを見せていて驚きました。アドの時は結局「冷静さを装っている熱血(+微妙に間抜け)」だったし、バネ@テニミュは本来のキャラ付けに自分の個性を上書きしてお茶目になっていました。そんな彼が、このドラマでは終始真面目な顔をしているので、最初は不思議な印象を受けました。次第に慣れたけれど、慣れてからブログを見にいくと、今度は中の人の緩さのギャップに再び変な印象を抱いて、と忙しいです。
霧風@古川雄大は、テニミュ四代目青学の不二ですね。黒獅子@城田純がうっかりすると弟の城田優に見えて「テニミュキャストが多い」と思ってしまいました。ご免なさい。
で、うっかり「ミュージカル 風魔の小次郎」のチケット販売状況を見に行ってしまった本日です。いやはや、土日が売り切れていてくれて助かりました。
人に語っておいて自分が見ないのはどうかと思ったので、ゲキレンジャー第47話「ピカピカ!俺の道」の話。
お話自体は、これで最終回か、と首を傾げる締めっぷりでした。実際はあと2話あるんですよね。
今回は裏主人公・理央がヒロイン・メレを救出するお話。ジャンもちゃんと正主人公らしい比重があって良かったし、一応その他のゲキレンジャーも見せ場はありました。名乗りが7人分もあってかなり長かったのに、黙って聞いてあげたロンは偉い。
でも、そのロンは「幻獣王理央様育成計画」をあっという間に放棄しました。いくら騙されやすい理央でも、もう一度幻気を受け入れる筈がないので当たり前ですが、数千年に一人の逸材と絶賛した割に随分未練がありません。マクから理央に乗り換えた時も、このくらい軽い感じだったのでしょうね。
やられ方も、ラスボス候補にしては随分あっけなかったです。とは言え、次週サンヨと共に復活するのは間違いないでしょう。
今回は素顔アクションはあまりなく、スーツアクターさんがフル稼働。
久しぶりにちゃんとOPを見て、スーツアクターさんの動きの美しさに感心していたので嬉しいですけれど、キャラとして見るなら素顔アクションの方が楽しいとも思うので、難しいところですね。
ゲキレンジャーは拳法を使う設定上、徒手空拳のアクションが多く見られて嬉しいです。二次創作でアクションとなると剣での切り合いが多いので、武器格闘を観る方が資料になるけれど、動きだけで言えば拳法が好きなのです。
すべてロンの責任にして、理央&メレはなし崩しに許されるかと思いきや、次回の「拳断」で裁かれるようです。これは嬉しい予想外でした。子供向け番組だからこそ、罪には罰が待ってるとちゃんと表現して欲しいですね。
私が「超星艦隊セイザーX」を評価しているのも、子供向けメッセージがきちんと盛り込まれていて、自分が子供に見せてもいい番組だなと思える為です。……実はその点では「ゲキレンジャー」は、主人公より敵の方が努力して見えたり、倣うべき拳聖が立派な大人に見えない等の理由で、失格と思ってます。が、これで少しは盛り返してくれるだろうと期待しています。
脚本は横手美智子氏が参加していると言う事しか知らなかったのですが、随分色々な人が入れ替わり立ち替わり書いているのですね。これは、戦隊物がアニメ的な一つの原因かも。同じ特撮でも、平成仮面ライダーなどは脚本家が1~2人程度で、よりドラマ的だと思います。
個人的には27話を書かれた中島かずき氏の、他の脚本を見てみたいです。一回だけの担当だからかもしれませんが、劇団の座付作家と聞いて納得の、勢いある一話でした。戦隊物はやっぱりノリですよね。
放映初期の頃に思わせぶりだったジャンと理央の兄弟可能性が、完全に覆された最近のゲキレンジャー。
代わりに理央の年齢についての疑問が沸き上がってきましたが、理央@荒木宏文が十代にしか思えない(実年齢24歳)のは、テニミュ効果なのでしょうか。初代キャストはどう見てもいい年のお兄さん達が中学生のフリしてたけど、二代目は皆若いイメージがあります。
そろそろ終盤の盛り上がりですが、番組自体はあまり芳しい評価を得ていないようですね。かくいう私自身も、戦隊物は基本的にチェック対象外なので、臨獣殿が存在しなければ気にも留めなかったかと思います。が、設定自体は美味しいものを持っていると思います。
例えば、レッドがそもそも戦う使命に目覚めておらず、終盤に突然現れた生き別れの父から敵の首領を倒す宿命を与えられ「ゲキレンジャーを止める」と投げ出してしまうところ、凄く好きです。しかし彼は20話くらい前に「何のために戦うのか」という命題に答えが出ていた筈ですけど、結局は戦うのが楽しかったと言う、ドラゴンボール状態だったんですねぇ。強くあることに意義を見出す理央と、根本は変わらない気がします。
その他、5人構成の戦隊で、紅一点(イエロー)がキャプテンポジションというのも、珍しい構成で面白いですよね。折角キャプテンなのに、物語的に敵側と繋がりが無くて浅いのが勿体ない。ベタですが、敵の女幹部メレと友情を育む話とかあっても良かったのではないかなぁ。
毎回の脚本によっては、化けていたのでないかなぁと惜しむ気持ちが最近出てきました。商業作品はスポンサーの都合による制限などもあって難しいのでしょうけれどね。
さて、臨獣殿側。
理央がついに幻獣拳に血盟したと聞き、何に変化したのかと思いきやグリフォンだとのこと。
……理央様、百獣の王からグレードダウンしてませんか? メレは、カメレオンからフェニックスで大幅レベルアップだったのに。
確かにライオンから変化と言うとグリフォンくらいしか思い付かないですが、どう考えても調整者ドラゴン拳のロンの方が幻獣としては格が上ですよね。
しかも理央を取り巻く四幻将の構成は、ドラゴン(青龍)、バジリスク(玄武)、フェニックス(朱雀)、元が白虎のキメラと、一見すると四神風ですが、ロンの鎧とオーラは青でなく黄金。黄龍となれば、五行説として中央に位置する存在。やはりロンがラスボスか。
そもそも、理央&ロン邂逅時の台詞
私は貴方の影。貴方の背中についた眼。貴方の側にいつもいて、貴方に見えないものを見ている
も、腹心というより、虎視眈々と入れ替わりを狙って見つめていると言う印象を受けました。だって、偽レッド=鈴木裕樹が悪役顔するんですもの。
DQ4のデスピサロとエビルプリーストみたいな関係で、すべての悪事はロンの責にして終わりそう。ただ、理央とて腐っても悪の華ですし、ロン登場以前に自由意志で悪事を働いている以上、ゲキレンジャーとは相容れないキャラクター。ピサロとは違い、共闘はあっても仲間にはならないでしょう。
しかし、最初から魔王だったピサロを利用するのと違い、理央を影から育てて自らの手で幻獣王に据えるのは、随分遠回りですよね。
幻獣王の星が輝くことで幻獣拳の使い手は力を得ると言う話が本当ならば、ロンの行動は調停者として王を立てることで幻獣拳を興隆させるため、それだけのことかも知れません。その方が無意味に裏切るよりドラマチックで面白いです。しかし、気の長い「幻獣王理央様育成計画」ですね。
今後ロンは裏切るのか、裏切らないのか、その辺を気にしつつ残りのストーリーを追っていきたいと思います。
とりあえず、ラゲクの復活後から今までゲキの事忘れていた反省も含めて、ちゃんと番組自体見ようかしら。
……と思ったのに、23日は季節ネタで消化回なの?