日本BGMフィルハーモニー管弦楽団による「コンサート2013“Beyond the GameMusic”」@かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
http://jbp.or.jp/
今年7月に法人として発足した「日本BGMフィルハーモニー管弦楽団」の初オーケストラコンサート。一度しかない旗揚げ公演であることと、お手軽な価格であることから参加して来ました。
ちなみに、ゲーム映像等は使わず、純粋に演奏のみを聴かせる内容でした。
公演時間は、第一部が1時間20分、休憩10分、第二部(アンコール含む)50分の、およそ2時間半。
いまや、ゲーム音楽のコンサートは珍しいものではなくなりました。
VIDEO GAMES LIVE、PRESS START、交響組曲ドラゴンクエストといった大規模なものから、バンド(THE MUSIC MAGES)、ピアノコンサート等、各種揃っています。
そんな中、後発でありながら「ゲーム音楽プロ」を名乗って公演するのは、初回プレイから難易度ハードで挑んでいる印象を受けました。
演奏技術自体は、プロを名乗るだけあって一定のレベルは保っています。
但し、オープニングの1曲目は緊張していたのか、少し音が乗っていない感じがあったり、第一部の最後の演奏は、勢いがつき過ぎてやっつけ仕事のように感じたりもしました。
事前に発表されていた演奏曲目は、各ハードに満遍なく跨がる選曲。
普通、ゲーム音楽コンサートだと、7割くらいは既知の曲という印象ですが、半分は知らない楽曲でした。意欲を感じるしなかなか面白いと思いましたが、反面、聴きたいと思う訴求力のある楽曲は少なかったですね。
全楽曲は下記の通り。
オープニング
- 序曲@ドラゴンクエストI
第一部
- グランディアのテーマ@グランディア
- The World Adventure@ソニック ワールドアドベンチャー
- Wonder World@ソニック ロストワールド
- パズル&ドラゴンズ@パズル&ドラゴンズ
- 華龍進軍@三国志V
- 組曲ファザナドゥ@ファザナドゥ
第二部
- 赤い翼、バロン王国、愛のテーマ、オープニング@FFIV
- 風の憧憬、クロノ・トリガー@クロノ・トリガー
- 交響組曲アクトレイザー@アクトレイザー
アンコール
- 子午線の祀り@聖剣伝説2
- Smiles and Tears@MOTHER2
- 序曲のマーチ@ドラゴンクエストV
1部は、伊藤賢治氏、岩垂徳行氏、大谷智哉氏等がゲスト登場し、楽曲の合間に毎回トークが挟まれる構成。
「パズ&ドラ」がイトケンサウンドだったなんて、このコンサートで初めて知りました。非常に格好良い楽曲でしたが、聞きながら遊んでいるユーザーはどのくらいいるのかしら。
「華龍進軍」は、指揮者一押しの楽曲と言うこともあって、力の入った演奏で良かったです。
2部は、アクトレイザーの説明で古代祐三氏が登場した以外は、淡々と演奏。コンサートでもお馴染みの有名曲ばかりなので、語るまでもないという感じでしょうか。私は、曲に集中できるので2部の構成の方が好みでした。単に、全部知ってる曲だったからかもしれませんが(笑)。