月組公演「マジシャンの憂鬱」SS。
「息苦しいんです。なんだか目眩もするような……」
男はその理由を知っている。あと一つだけ、確証を得る事が出来たならば、その時、彼はすべてを告白しようと思っていた。
女は鼓動を押さえ付けようと胸に手を当て、物憂げな眼差しを落とす。
「シャンドールさん、私……すみません。二日酔いです」
──恋はまだ始まらなかった。
月組東宝「ME AND MY GIRL」先行関係全部落ちました……。地味に凹んでます。
20日の一般前売り開始日が最後のチャンス。一回分は確保したいです。
大空祐飛不在だからと思って、無意識の内にチケットへの執着が薄くなっていたのでしょうか。
悔しいので、無理矢理ですけれどシャンドール氏にも残念な気持ちを味わってもらいました。ヴェロニカが緊張して息苦しいのは慣れぬダンスのせいと思いきや、実は気付かぬ恋心だったと言う展開は、私には絶対描けない世界。気恥ずかしいですし同手法は多数ありそうですが、綺麗に使われた例を見ると、良いなぁと自分でも手を出したくなります。