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荒川弘版 漫画「アルスラーン戦記」2巻

先月発売された1巻の感想は、2014年4月9日記事参照

2巻に収録されたのは5〜10話。お話としては、エクバターナが陥落しイノケンティス七世が入城。捕らえたタハミーネの魅力にノックアウトされたところまで。一方、アルスラーンはナルサスを臣下に加え、エクバターナを目指す途中。
前回は「進撃の巨人」しおりが付いていましたが、今回はアルスラーンとダリューンのしおり付きです。

今回は手放しで褒めたいくらい面白かったです!
1巻はまだ物語の舞台を整えていた段階だったので、なんとも評価し難かったですが、2巻では全体的にテンポが良く、あちらこちらで物語が動き出したので楽しいです。また、読者の笑いを誘うことを意識した、漫画的なおかしみも色々盛り込まれていました。
エクバターナでの虐殺など容赦ないシーンも多いのですが、ギャグパートがあると緩急が付いていいですね。

アルスラーンの部下は、ダリューン筆頭に「一騎当千」という印象なのですが、今回はナルサスとギーヴの無双っぷりが気持ちよかったです。
特に、変な言い方ですが、ギーヴがちゃんと美形キャラとして成り立っていたのも良かったです。荒川先生は、見た目で分かりやすい「美形」はあまり描かれないイメージだったのですが、こうなると、絶世の美女ファランギースへの期待感も上がりますね。

3巻は11月発売予定とのこと。楽しみです。
なお、コミックス内に原作小説「アルスラーン戦記」14巻 天鳴地動の広告が入っていましたが、なぜか発売日が載っていないチラシでした。
来週、5月17日発売らしいです。

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