PSゲームアーカイブスの育成SLG「エバーグリーンアベニュー」を遊んで、1周目終了しました。
精霊たちに人間界の常識を教えて教育&仲良くなり、精霊王を迎える人間界の代表に選んでもらうことが目的の、対戦育成SLG+ADV。
1周は2〜3時間。
短いですが、男女主人公で攻略対象が7人いて、周回前提の作りなので、このくらい軽いのは大歓迎です。
攻略対象のうち4人は女子なので、初回主人公は男性にしてみました。
選ばなかった主人公がライバルになる方式。2人ともそれぞれ事情のあるキャラクターなので、たまに可愛く感じたり、イライラしたりもさせられます。この手のゲームにしては珍しく、メインは実は主人公の成長物語なんですね。同性エンドがあるせいか、意外にも恋愛より友情メインで、全員でワイワイしていることが多く、ちょっと古くさいけれどファンタジックな温かみのある物語が展開されました。
育成が大変で数回しかデートはしなかったので、イベントは相当見逃してるはずですが、定期的に強制イベントが発生したので、物語が薄いとは思いませんでした。
キャラクターも良い子揃い。
特にフラッシュが属性たっぷりで、委員長系が好きな人にはたまらないキャラクターでした。ルシエルも、チャラそうに見えて凄く良い奴ですね。ビジュアル的にはアッシュが可愛かったです。
……せっかく男性主人公を選んだのに、女性陣の支持はライバルに奪われてしまったので、男性陣とばかり遊んでしまいました。
最大の難点は、ゲームの核である育成システム部分。
なんと、目押し必須のルーレット。私は目押しが苦手な上、どこが正解(COOL)ポイントなのか表示されないので、大変苦労しました。
それなのに、ライバルの方は初見から確実にCOOLを取っていくんですよね。
お互いにCOOLだった場合は、プレイヤー側の勝ちと判定されるので、確実にCOOLを取れば良い話なのですが、初見では絶対勝てないだろう難易度には「エターナルメロディ」を思い出しました。
というわけで、最終的に負け。
無駄に育成してしまったイルミナが、なかなか態度を表明せず、最後にアイラに靡いてしまったのが敗因でした。
育成する対象は絞った方が良かったのかも……。
しかも、勝ったアイラも結局は代表者に選ばれず、精霊王の降臨もないまま精霊たちは帰ってしまうという結末。
もっと本腰を入れて育成して、点を稼がないと駄目だったようです。
そんなわけで、肝心のゲーム部分がルーレットという人を選ぶ仕様なせいで、なかなかお勧めし難いゲームでしたが、雰囲気は気に入ったので、主人公を変えてもう1周、攻略が巧くいくようになったら何回か回してみるかな、と思っています。