酒井順子著「トイレは小説より奇なり」

ベストセラー「負け犬の遠吠え」の著者によるエッセイ。
著者の狙い通り、下品だけれど、下劣ではないという線を突いています。とはいえ、全体的にシモの話という時点で、読み手のタイミングや心理状態によってはやはり辟易します。
また、エッセイは時代感が強く出るので、今現在読むには、本書が発行された時期と当時の世論を踏まえて読む必要があると思いました。

O・ヘンリー著 芹澤恵訳「1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編」

「賢者の贈り物」「最後の一葉」等、ザックリした粗筋は知っていましたが、実際に読んで、なるほどこういうお話だったのかと色々驚かされました。
星新一作品が好きなので、同じようにどんでん返しが効いていて、少しホロリとさせる短編集ということで、全作品とも面白かったです。
描写は少しクドいところもありましたが、これは翻訳の問題ではなく、原書がそうなのだろうと思われます。

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