本編クリアしました。
クリアレベルは平均61。
この作品のダンジョンは適度な広さなので、これまで迷うことがなかったのですが、さすがに最後のダンジョンは広くて、一旦退散しようかと思いました。
そして、セーブポイント以外なにも前振りがないものだから、うっかり回復もせずにラスボス戦へ突入。主戦力であるアルベルトのSPが切れた状態で二戦目に突入した時は、絶対負けると思ったのですが、全回復していたので助かりました。でも全快させるなら、フィナが力を渡してくれるとか、そういうイベントが挿入されても良かったのではないかしら。
ラスボスは凄く強かったけれど、主人公のラスボス専用技が高性能だということもあって、回復ミスとSP切れさえ起こさなければ、何とかなる感じでした。
なお、最終戦後のイベントの終わりは、アルベルトと語らって終わったのですが……もしかして、アルベルトEDだったのでしょうか?
1つ前の記事を書いた頃は、リテアとの絆が1位だった筈なのに、と思ってステータスの絆値を確認したら、下記の通りでした。
アルベルト 8、リテア 7、プー 6、コロナ 4、レイ 2
最後に加入しているプーが6もあるということは、戦闘を一緒にこなす回数が意外とウェイトを占めていたのですね。なお、連携技は一度も使っていません。
「Fin」の文字は出ても、クリア後世界で闇を鎮める冒険がまだ続く模様。
ただ、エレキシュガルに2回ほど挑んでみたものの、激しい全体攻撃(魅了付き)が連発されると、まったく保たないので、武器防具をもっと鍛えて出直さないと駄目みたいです。
新しい錬成書も手に入れたけれど、集めるのが大変な素材ばかりなので、気長に思い出した時にプレイすることにして、ひとまずクリアと見做そうと思います。
追加守護獣の内、ジャンヌはともかく、シルバートはプーと一緒に運用しないと悪い気がしてしまうのだけれど、あまり性能的な相性は良くない気がします。
というわけで、総評。
http://www.kemco.jp/applipage/psp/appli/gc/
物語とキャラクターで引っ張る、「古き良きスーパーファミコン時代のRPG」という手触りのゲームでした。
オーソドックスだが飽きないシナリオ
シナリオに関しては、序盤から伏線が丁寧だし、王道でありつつ思い掛けない設定もあるなど、セーブデータ破損によるやり直しを厭わない程度に楽しめました。
実は割と暗い話なのですが、仲間キャラが仲良しのいい子達揃いなので、苦にならないという点も大きかったです。ラスダンに乗り込む為のイベントは、この局面でこれか!と笑うと同時に、あのイベントがその瞬間だけの面白い話ではなく、ちゃんと伏線だったことに感心しました。
ただ、ライトの性格に面倒臭さを感じたり、オーマの言動が納得いかなかったり、展開の都合に合わせて会話が流されていると思う箇所は多少ありました。この辺は、個人の好みもあると思います。
快適な戦闘
戦闘はDQ風のコマンドタイプですが、サクサク動くし、物理攻撃だけする「オート」もあるので、回数をこなしても苦になりません。
難易度的には、新しいエリアに行くと敵が急に強くなる大味さですが、レベルもガンガン上がって、気付けば互角になっているので、開拓していく楽しみがあります。また、入れ替えや組み合わせ、作戦、属性を変える等の工夫もできて、結構白熱します。
値段相応の演出とUI
褒めて終わらせられないのが残念ですが、さすがに元は携帯アプリ&本体価格600円のゲームだけあって、相応にチープです。
最たるものは、演出。
折角のドットキャラですが、アクションは「歩く」しかありません。アルベルトを殴るシーンが効果音だけで表現されているのはまだしも、ザビオが自分のサクリファイスを見せるシーンは、キャラクターの台詞を見て「なにか酷い状態の腕を見せたらしい」と分かる程度。
また、回想や普段と違う格好をしているシーンのイベントは、黒背景に台詞だけで寂しかったです。回想だけなら、まだ演出の一巻として捉えることもできたのですが、多分コスト削減ですよね。
インターフェースも快適とはいえません。
任務の報酬で手に入れる素材が、元の素材を何個持っていても1つずつしか交換できない面倒さは、設計上の問題ですが、大量のコマンドが横一列に並んだメニューや、仲間の並び替え方式が「押し出し式」という使い難さなどは、なぜそんなところで独自性を出したのか聞いてみたいところです。
とはいえ、その辺は低価格ゲームだからと思えば、許容範囲。
頻繁に半額セールを開催していたという点も加味すると、お値段以上に楽しめるゲームだったと思います。