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クリアしました!
クリアレベル51。サブイベントはほぼ取り零しています。

封印の儀式を行うと帰れないという話は、事前にされていたでしょうか。アニメーションシーンは字幕がないため、聞き落としたのかもしれませんが、記憶になかったので若干唐突な展開に感じました。
とはいえ、最終的には誰もが幸福なエンディングと、とても素敵な“後日談”タイプのスタッフロールで、大満足しました。

最終ダンジョンに挑んだ仲間は、結局ナルシア、ジルバ、ガボでした。
突入時は、一番レベルが高いナルシアとジルバでLv.43程度でした。雑魚が強かったのと、経験値不足で技が変化しておらず、道中に範囲技だったアクセルスピンキックが単体技に変化してしまうなど、使い勝手が変わって困ったので、全回復ポイント周辺でしばらくレベル上げをしていました。
これが最終ダンジョンなのに、今更レベル上げ(笑)などと笑っていたのですが、これが直後に役立ちました。
なんと、全員が1人ずつに分断されてしまったのです。
1人旅となると、素早さが遅いガボが不安材料でしたが、防御が高いので先手を取られても問題ありませんでした。しかし、敵の推定HP2000に対し、通常攻撃で2桁しかダメージを与えられないので、常に召喚一発勝負。MPが切れたら行き詰まるところでしたが、彼の箇所だけ全体の行程が短かったので助かりました。
長くて辛かったのは、ナルシアとジルバの道中。ナルシアはホーリーバーストの連発、ジルバはジルバちゃんスペシャルで一撃必殺でしたが、MP消費も激しいので、ガボ用に買い込んだMP回復アイテムをここで注ぎ込む羽目になりました。
……ピエトロだけ、今回も「マジカルロード」で戦闘を全回避しちゃったので、なんだか仲間の苦労に対して申し訳ない気持ちになりました。

総評です。

非常に良くできたゲームでした。
予定調和で進む超王道物語。悪役の暗躍により犠牲が多数出るため、牧歌的な雰囲気は欠けましたが、その分、先に進まねばいけないという意欲も沸くし、エンディングで平和な世界が戻ったことを喜べるのだと思います。
ジルバ姫の件では色々と不満もありましたが、最後まで終わってみれば、可愛いものでした。
メインストーリーはフルボイスのため、声優の演技で感情移入させられました。一番私の心に刺さったのは、王子がナルシアを海水から守るため抱き上げた瞬間ですね。
完全な「続編」であり、前作未プレイ者への配慮がなかったけれど、そこは仕方ないかな……と思います。

仲間が選択制になったため、最終ダンジョン突入以後はピエトロしか喋らないのが寂しかったです。アニメーションも仲間の姿が見えないので、まるでピエトロ1人が頑張っているみたいな感じに。
システム上難しいけれど、「仲間を集めよ」とまで言われているのだから、全員が同行している形が良かったと思います。

戦闘システムに関しては、今更ですが、前作(ポポロクロイス物語)の時点でほぼ完成していたと思い知りました。
歩いていた地点のマップがそのまま戦場になるシームレスな戦闘を、1996年の段階で成立させていたのは凄いと思います。前作ではマップ位置によっては碌に戦えない状態に陥るという欠点がありましたが、今作では仲間のいる場所は擦り抜けられる等、かなり改善されて、ストレスが一切なくなりました。
Gutsの要素が削除された点は、TOD2のSP制が好きな私としては残念ですが、遊びやすくなったと思います。
唯一にして最大の問題は、エンカウント率の高さ。数歩進んでまた戦闘突入という形で、いくらサクサク進むとはいえ、面倒でした。

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