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映画「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」(キングスグレイブ ファイナルファンタジー15)を観てきました。
http://kingsglaive-jp.com

写真は、来場者特典のイメージボードミニ色紙。
会場は満席で、意外にも男性率が高かったです。実際、中身はバトル映画なので、男性の方が楽しめるのでないかと思います。

FF15ゲーム本編冒頭の時間軸に、ルシス王国首都で起きた事件を描くフルCG映画。
事前の評判が概ね好評だったので、期待値が少し上がっている状態でしたが、FF15スピンオフ映画として面白かったと思います。ゲーム本編でこの高揚感が転けることにならないか、却って不安になるくらいには、のめり込みました。

ゲームらしさは「クリスタル」「魔法」という要素に感じる程度で、移民問題が根底にあったり、登場人物のやり取りといったノリがハリウッド映画風だったりと、しっかり映画作品として作られていました。
徹頭徹尾シリアスですが、シフトを駆使したバトルが派手で、エンターテイメントとして楽しめます。
ただし、終盤の戦闘は、守護神たちやグラウカ将軍、シ骸といった登場キャラクターの造形が一見似ているのと、カメラ転換&シフトによる高速移動が繰り返されるので、誰が何をしているのかわかり難い面がありました。全体的に白と黒ばかりなので、もう少し色味があっても良かったのでは。
服装と言えば、ニブルヘイム宰相アーデンの左腕のインパクトが凄かったです。肩幅も妙に広いので、もしや、服の中身は機械仕掛けだったりするのでしょうか。

映像に関しては、国産の3DCG映画としては、圧倒的な美しさだと思います。最初は「洋服の質感が均一」「料理はCG感が出てる」等と批評しながら観ていたのですが、次第に気にしなくなっていきました。

ルナフレーナの兄レイヴスはレギス国王を恨んでいるという設定で意外と小者でした。でも、確かに祖国に争いごとを持ち込んだ疫病神だし、それが正しい判断とは言えさっさと息子を連れて逃げていく姿を見たら、恨んでも仕方ないかな。
変わらずレギス国王を慕うルナフレーナの方が、聖女過ぎるのかも知れません。一歩間違えれば、黒幕化しても奇怪しくない設定だと思います。

なんにせよ、直接ゲームに繋がる内容なので、早くゲームを発売して欲しくなると同時に、やはりこの映画を観ずにゲームを遊んだ場合の「未知数感」も知りたかった気がして、なんとも複雑です。
「世界の未来」なんて重たいものを知らぬ間に背負わされていて、ノクティスはどうするのですかね。「ルシス一国の未来」というなら理解できるのですが……。ノクティス個人に隠された能力があるのか、ルシス王家の血筋がそれだけ重要ということなのか、どちらなのか、ゲーム発売まで気になります。

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