東京・新丸ビルの「ソルト バイ ルークマンガン」でランチ。
http://www.pjgroup.jp/salt/

海老のソテー

2012年12月以来、2回目の来店ですが、とても賑わっていました。
今回は、オーストラリア産食材をメインとした「Taste of Australia」コース(5,000円)です。

  • オイスターと海水のジュレ
  • 西オーストラリア産海老のソテーと白美人葱のグリル
  • ウズラのジャークチキンスパイスソテー
  • ラムロインのロースト
  • リコリスのセミフレッド(+飲み物)

満足しました!
どの皿も、要素ごとに食べても悪くないですが、すべて重ねて食べたときの調和感が素晴らしかったです。

まず、器のチョイスと盛り付けが実に芸術的で、まず「目で食べる」楽しみがありました。

オイスターと海水のジュレ

実は、牡蠣に当たった経験があるため、前菜1品目が生牡蠣だったことにギクっとしたのですが、そんな不安を一掃する美味しさでした。海水のジュレと合わせて食べることで、海をそのまま口の中に放り込んだような旨味が広がり、少しだけ入っているカレーソースが仄かに香って食欲を刺激する、良い前菜でした。

その他も、全体的にさっぱりとしていて、パクパクと食べてしまいました。
一番美味しくて感動したのは、記事冒頭に掲載した海老のソテー。海老の味わいは、これがメイン料理でも良いくらい。付け合わせが色々で、トマトのジュレが爽やかな酸味を足すのが印象的でした。
ウズラのソテーは、味の薄い要素が付け合わせの蕪のみで、少し味が濃かったですが、それも後まで引くようなベタベタした味付けではありません。

ラム

プロの技だと思ったのは、皿の上の要素をすべてまとめて口に入れたときの、旨味の相乗効果。
例えば、ラム肉の付け合わせは「牛蒡と蕎麦の実のリゾット」と「梨とセロリ」。驚きと繊細な組み合わせの妙を堪能しました。

唯一、リコリス(甘草)のセミフレッドは、好みが割れると思いました。これも、柚の効いたソースをたっぷり絡め、柑橘類と一緒に食べるとサッパリしていて美味しかったですが、セミフレッド自体は漢方くさい微妙な味わいだし、酸味が強いので甘いものが食べたい方には不向きだと思います。

パンは、見た目はバゲット風の白パンながら、柔らかめ。
主張は激しくないものの、噛めば小麦感が滲みますし、ソースを絡めて食べるのには適していました。

なお、今回は窓側の席だったので、外の景色が見えたのですが、景観が良くて驚きました。
相変わらず女性が多く非常に賑わっているお店でしたが、肩肘張らずにリッチなランチをするなら、いいお店だと改めて感じました。

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