現在地:レパント加入まで
「幻想水滸伝」シリーズは本拠地を手に入れてからが本番だ、という意識があるため、一先ずそこまでは一気に進みました。仲間集めも、今のところは順調です。登場しているのに仲間になっていないのは、ローレライだけかな。

前回の記事では、いきなり金運の封印球を取りに行った話をしましたが、その結果、本編開始時点の仲間はこんな状態でした。

ステータス

お守り役の大人の方が弱いぞ。

大変楽しんでいますが、実際にプレイしてみると、幻水1は物語の導入が若干強引だと感じて驚きました。
具体的には、父親が生きているのに、解放軍リーダーを引き受けてしまう坊ちゃん(主人公)に違和感を感じます。
この先、父との敵対故に盛り上がることは分かっているし、シンフォニアでは「親父越え企画」なんて銘打ったノベライズを書いているくらい、父と息子の対峙が好きな私ですが、中国物なら登場人物は儒教道徳に縛られているべきだ、とも思っているのです。そして儒教の世界では、「」が最大の徳とされています。父に背くのは真っ当な人間でないのです。
まあ、中華風なのは主人公だけで、それ以外は普通に西洋人の名前と顔なんですけれどね!
リーダーという立場の孤独や責務を描いている名作だけに、リーダーに収まる前の葛藤がないのが残念でした。

以下、オープニングから印象深かったこと。

  • 始まると何の説明もなく、いきなり主人公を動かすことに、容量が足りないファミコン時代のRPGを思い出しました。
  • 父親の名前がテオであることを覚えていたので、主人公名はマオにしたのですが、忘れていた家名がマクドールだったので、マオ・マクドールという少し間の抜けた名前になってしまいました。
  • 最初の選択肢で、皇帝陛下に「いやです」と言えるのが笑える。
  • お父さんがピッタリ後ろにくっ付いて歩くので、心理的に歩き難い。
    父親と坊ちゃん
  • 冒頭に稼いだ経験値のお陰で、非常にサクサク進んでいたのですが、トラン湖の城のボス(ドラゴンゾンビ)は異様に強く、危うく全滅するところでした。
  • PSP版の問題点として、セーブ時に必ず「新規セーブ」がデフォルト選択されて、毎回元のセーブデータを選んで上書きを指示しないといけません。解せぬ。

コメント

トニー

自分は幻想水滸伝の世界観を水滸伝とは解釈せず、タイトル通り幻想ファンタジーだと思ってました。ネクロードっていうタキシードの吸血鬼が出てきたり、相当自由な世界観なんですよね・・・

サントラのタイトルがorizzonteだったり、これなどは最早イタリア語・・・

作中の思想や概念は寧ろ日本的でした・・・

TOSの父超えは完璧なストーリーで感動しましたね・・・ロイドの二刀流設定は2人の父親からそれぞれ剣を貰う為だったと気づいた時は目から鱗。ジューダスは特に意味がなかったし

麻生壱埜

実際のところ、私も「水滸伝」要素は108人が集まるという部分だけだと思っています。
どちらかと言えば日本製西洋ファンタジーという感じの世界観ですし、その自由さが面白いのかなとも思ったり。

TOSは、序盤でロイドがコレットに「親父が二人いて得したと思っておけ」と言っていたのが、彼自身に返って来ることに気付いたとき「キャー」と震えました。
ジューダスは、リメイク版TODに逆輸入されてリオンも二刀流になってしまったのが少し残念でした(キャラクターとしては好きですが)。

トニー

リオンの二刀はDからかなり設定を変えたD2との整合性を高める・・・って意味ではいいアレンジだったと思います。ジューダスっていきなり仮面をつけて独房に入ってたり、かなり唐突なキャラでしたし・・・

幻想のスタッフって中国史に関しての知識は持ってなさそうですね・・・。遊ぶ前はなんとなく三国志ぽいゲーム?なんて思ってたものですw

幻想って2をピークに後がヤバイです。中堅RPG全滅時代に生き残ってるだけでも凄いけど、単にコナミに新作作る力がないからだと思ってしまう・・・。黄金期のゲームを楽しんでおられるようで何よりですw

麻生壱埜

ジューダスの仮面は、誰も説明してくれないですからねぇ……。街中をあの格好で平然と歩ける時点で、普通の精神ではないと思います。

TODは剣士が多いから、システム的には差別化して頂いて良かった反面、個人的に「シャルティエと店売り短剣」は釣り合わないと感じました。例えるならば、TOSの父親の剣が「フランベルジュとヴォーパルソード」じゃなくて、「フランベルジュとロングソード」だった感というか……。
ソーディアンマスターを自負するリオンにとって、シャルティエ以外の武器を使う必要があるだろうか、と考えたりもします。
オリジナルDに思い入れがあり過ぎる世代の戯言です。

幻想水滸伝シリーズは、村山ディレクターが抜けてからの凋落が凄かったですね(といっても、失礼ですが村山氏が他社でずば抜けた作品を作ったという話を聞かないので、幻想水滸伝1〜2は色々な要素が融合した奇跡だったのかも知れません)。
5は結構人気があったように思いますが、以後さっぱり新作を出さなくなっちゃいましたからね……。

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