現在地:テオとの戦いまで

今回の攻略範囲から戦争イベントが始まりましたが、初陣にて、ルックが戦死しました。
「NO」と言えない日本人の性なのか、セーブしたいと思っていても「いまこそ進軍すべき」と言われると、「待った」で水を差すのは気が引けます。結果、準備不足で初の戦争イベントに進み、三竦みがよくわかっていないプレイヤーの指揮の下、散っていったのでした。
水輪さんに怒られちゃうわ、と思ったけれど、これも運命なので進めます。

その後、予定通りのグレミオの死。
競った末のパーン敗北。
そして一騎打ちでのテオ撃破、と主要キャラクターの死亡が続く展開になりました。

幻想水滸伝I&IIは、「リーダーの資質を問う」お話だなと感じます。
エルフの里を救えなかったときのキルキスの問いには答えずに済むけれど、答えられないという時点で重さを感じます。

なぜですか!ぼくらはがんばったじゃないですか!

グレミオが死んでも行軍し、ベストエンドのためには仇であるミルイヒを許す必要がある。指導者である以上、自分が命を投げ打つことは許されず、脱出のためにお守り役を捨て駒にすることもある。そして父も倒さねばならない。
選択肢で嫌がることはできても、違う展開には進めません。もちろん、それはそう設計されたゲームだからです。でもメタな視点を外せば、リーダーとしての振る舞いを受け入れねばならない、という世界の意志があるのだと思います。

まあ、パーンが死んだのはプレイヤーの責任ですけどね。あと一歩で勝てそうだったのに、テオが「こうげき」のとき、誤って「こうげき」を指示して負けました。

……

しかし、自身では台詞を喋らない主人公の坊ちゃんだけに、グレミオの死における「無言」という演出は非常に大きな心境の吐露なんだなと改めて感じました。

仲間が多いので、どのキャラクターも使ってみたいところなのですが、入れ替えに伴う操作が面倒で、もう固定化してきています。
シーンによっては強制加入もあるので、そういうときは、そのキャラクターを中心に組み立て直していますが、前衛は大体足りてるのですよね。リュウカン先生の庵に行くときなど、強制加入4人(前衛二人)に、後からゲンとカマンドールの前衛二人が加わって、自由枠“0”でした。多数の仲間から厳選して、装備、アイテム、紋章を設定して連れてきた二人を返すことになってビックリだし、そもそも前衛四人とか無駄だし、と笑ってしまいました。
常に埋まっていたグレミオの枠が空いたことで、Mレンジから誰を入れるか悩めて嬉しい、……と言ってしまうと問題発言かな。

コメント

水輪

 ああ、ルック……でもⅢでボスとして倒しましたから(苦笑)
 それは脇において、リーダーの資質を云々の下りでⅢの主人公三人から選択制のシステムを思い出しました。私の中では、善悪とか価値観が変わってしまうので不評なんですけど、麻生さんの指摘の面から見ると発展系なのかもしれません。
 Ⅲではルック戦にビッキーとフッチを連れていくと言う非常に感傷的な編成だったことも思い出しました。今プレイしたらまた違う感想になるかもしれません。

麻生壱埜

申し訳ないです(苦笑)。

I、IIと遊んで、その流れの新作を望んでいたファンの方からしたら、IIIはやはり「え?」な内容だったんだと思います。
まぁストーリー面の不満は、ルックの抱いている絶望が、プレイヤーの心に響くものでなかった、というのも大きいのでないかと愚考します。

ちなみに、幻想水滸伝シリーズって、基本的に将軍の息子だったり英雄の養子だったりと、リーダーとして認められる素地があるキャラクターを主人公にしているんですよね。
単なる少年ではなく、立場的にリーダーになるべき人物を選んで主人公に据えているのだろうなあと思います。

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