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幻想水滸伝I&IIは、当時のレベルを考えても、特別グラフィックの美しさを売りにしたゲームではありません。
しかし、坑道を抜けてティント市に入るこの情景には、しばらく見入りました。まあ、現実だったら、こんな怖い道は遠慮したいところですが。

ティント周辺は枯れた土地の雰囲気があって、鉱山の街という雰囲気を感じます。
と同時に、ティントを訪問したことで、幻水2の土地はここ以外どこへ行ってもさほど代わり映えしないことに気付きました。砂漠があるでもなく、火山があるでもなく、ハイランドのキャロも都市同盟のグリンヒルも同じような街並みです。気候に違いがあるようにもみえません。それだけに「小さな範囲の領土争い」なんだな、という印象が強まりました。
……逆に、豪雪地帯があり火山があり湿地と砂漠があるヴァレリア島@タクティクスオウガって、すごい土地だとわかります(笑)。さすが、カオスゲートのある土地はレベルが違います。

そんなわけで、ティントにて長かったネクロードとの因縁も終了。
ネクロード戦はBGMが格好良くて大満足です。「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」でも感じたけれど、やはり吸血鬼はゴシック調BGMと共に現れるべきですよね。巨大ステンドグラスの教会という戦闘場所も素晴らしいです。ネクロードは小物悪役だけれど、審美眼には満点を付けておきます。

現在地はグリンヒル解放まで。
グリンヒル攻略部隊に付いて行ったら、前回会えなかったユーバーと対面しました。
ルカ様並みの攻撃力と守備力で、しかもルカ戦と違ってダメージを与えるだけでなく、倒し切らないといけないので案の定苦戦。結局、主人公部隊がユーバーと相打ちでダメージ2になり、ユーバーは撤退したものの「敗北」扱いとなってやり直しました……。
2回目は素直に「城に残る」を選んでサッサと進めました。戦況への指示を出すだけで終わるのは楽ですね。全部の戦闘イベントに実装して欲しかったくらいです。
幻水2の戦争システムは、一見マス目のシミュレーションRPG風なのに、どうも数値と関係なく攻撃判定等が行われている気がして腑に落ちません。戦況と戦術が見えるからこの形になったのでしょうけれど、私は幻水1の三竦みの方がわかりやすかったかな。何より、一戦に結構手間がかかるのが辛いです。

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