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クリアしました。

最終戦のメンバーは、前衛にフリック、カミュー、マイクロトフの美青年攻撃チーム。後衛に主人公・ルック・リィナで挑みました。
マイクロトフ以外は、最初からこのメンバーで行くつもりで育てていた面子です。
坊ちゃんを入れないことにしたので、代わりのメンバーとしてオウランを用意していたのですが、ルルノイエ周辺で「大地の紋章」を手に入れたため、Lv.4の紋章術が使えるキャラクターに交代することに。アニタとバレリアを育ててみたのですが、最終的には装備がフリックたちと被らないマイクロトフになりました。
装備品を取っ替え引っ替えして気付いたのですが、重鎧が装備できるキャラクターは、ペシュメルガやゲオルグなど、固有装備のキャラクターが多いですね。主人公が装備を整えてあげなくても十分強い有難い存在ですが、効果を組み合わせたりする楽しみは減るなと思いました。
ルルノイエはかなり長いマップでしたが、回復ができるセーブポイントがあったので、ちょっと申し訳ないけれど最後は紋章を叩き込めて楽勝でした。というか、わざわざ雑魚殲滅用に風の封印球をおふだに仕立てて持ち込んだのですが、ここまで紋章技を節約しなくても良かったんじゃないか!

結局、ベストEDになりました。
最後の最後まで、「いっそジョウイを楽にしてあげたほうが親切でないか」と思って悩みました。でも最後まで耐えた結果が、人間は真の紋章が導く運命に抗えるという希望だったので、このエンディングで良かったと思います。

ナナミは正直「ウザい」女の子で、ちょっと暴力的なところが80年代ヒロイン像っぽくて苦手だったのですが、最終盤で一度失うことで、彼女への愛が生まれるんだなと思いました。
ロックアックスでナナミが意識を失った瞬間、衝撃に目を見開く主人公に、プレイヤーまでビクッとさせられました。
実は「死んでいなかった」というオチも、死者の復活の奇跡より、人の為したことだと思えたし、そこへ至る「主人公をあなた達に貸してあげます」と初めて譲歩したナナミの想いも、グッと来ます。

幻水1に比べると、国の要職に残る人が少ないことに寂しさを感じたけれど、王国軍側の仲間が少ないし、都市同盟の要人は自分の拠点の方が大事なので、そこは仕方ないですね。
ちなみに、最初に名付けた部隊名が解放軍の名前になることも忘れていたのですが、まさかそのまま国名にもなるとは思っていなかったので、非常に適当且つ世界観に合わない名前を付けてしまい、失敗したと思いました。

あとで通常EDも確認しようと思って、ルルノイエ攻略後にセーブしておいたのですが、なんだかこのEDの後にそちらを見るのも野暮な気がしたので、これにて私の「幻想水滸伝2」プレイは終了となります。
約20年の時を経てようやくクリアできたことで、肩の荷が下りました。

108星、集まりました。

108星

一度は、108星が集まっていない状態でイベントを起こしたのですが、これが108星を集める期限だ、と気付いたので、やり直してモンド&サスケとメイザース、ペシュメルガを回収してきました。
せっかく集めたので、この後にあるグッドエンドの条件も満たしておいた方が良いかなぁ。結局どのエンドを選ぶかは悩むところです。

108星集めは、加入時期に条件があるキャラクターさえ逃さなければ、あとは幻水1より簡単でした。
簡単といえた背景には、探偵リッチモンドの存在があります。仲間にする条件が朧でもわかるし、まだ会っていないキャラクターさえ教えてくれるので、攻略済みのダンジョンなど、見落としがちな場所も完全フォロー。登場時のシナリオでもハードボイルドに格好付けて良いところを持って行くし、彼がいなかったら実は解放軍って成立してないんですよねぇ。

しかし、ペシュメルガの素顔まで暴く調査力には驚きました(笑)。

ペシュメルガ坊っちゃん

なお、坊っちゃんはパーティが解散するタイミングでグレッグミンスターまで戻ってしまい、迎えに行くのが手間なので、最終戦のメンバー候補から外すことにしました。
というのも、実は大変な事件があったのです。

それは、グレッグミンスターまで坊っちゃんを迎えに行った、何度目かの帰り道で起きました。

場所はグレッグミンスターから長い森の道を通り抜け、バナーの村に切り替わる境界線。
そこを走り抜けようとした瞬間、世界の時が止まったのです。
少し暗転しかかった画面で、走るポーズのまま主人公が固まってしまいました。動き出すことを期待してしばらく放置しても変化はなく、もちろんキーを押しても反応はなく、どう見ても「フリーズ」です。

実は、この時はミューズ市から退却した後でしたが、前回セーブしたのはグリンヒル市内のボーンドラゴン戦前。リセットするとなると、ミューズ市前の戦争イベントと、その後のゴールドウルフ戦をやり直すことになります。
でもこの時点では、自分のセーブ不足が原因だからとため息をつくくらいで、まだ動揺してはいなかったのです。
やり直しを決意し、PSPの電源を切るつもりで、スリープさせてしまいました。
間違えた、と思って改めて電源を入れたところ、電源ランプは付いているのに画面は暗いままという状態になり、ここで一瞬目を疑うことに。少し待って、画面もキー反応もないことからやはり電源を切ろうと判断しました。ところがーー

電源スイッチを「切」側に長押ししているのに、PSP本体の電源が切れません。

押しかたが悪かったのかと思って二度、三度やり直しても、電源ランプはついたまま。
まさか、ハードが壊れた!?
一気に心拍数が上昇、動悸息切れで気分が悪くなってきて、自分には「幻水2は絶対クリアまで行き着かない呪い」でも掛かっているのか?などと考えてしまいました。PSPはサポート終了しているけれど、まだまだ遊ぶソフトが残っているので、壊れてもらっては困ります。このまま自然放電を続けてバッテリー切れを待つか、物理的にバッテリーを抜いてしまうのとどちらが最善か、と悶々としました。

結論から言うと、108星を集められた通り、ハードは無事でした。

何度やっても、いつものタイミングで電源が切れなかったので動揺したけれど、1分近く電源スイッチを「切」の側に倒し続けていたら、電源ランプが根負けしたように消えたのです。その後、5分ほど待ってから再起動したら、普通に動作しました。
今となっては、スリープから復帰させた時の操作が早過ぎたのかなぁ、と思います。

やり直しは発生したものの、本体もデータも無事でホッとすると共に、坊ちゃんを迎えに行く道に若干のトラウマが残ったのでした。

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幻想水滸伝I&IIは、当時のレベルを考えても、特別グラフィックの美しさを売りにしたゲームではありません。
しかし、坑道を抜けてティント市に入るこの情景には、しばらく見入りました。まあ、現実だったら、こんな怖い道は遠慮したいところですが。

ティント周辺は枯れた土地の雰囲気があって、鉱山の街という雰囲気を感じます。
と同時に、ティントを訪問したことで、幻水2の土地はここ以外どこへ行ってもさほど代わり映えしないことに気付きました。砂漠があるでもなく、火山があるでもなく、ハイランドのキャロも都市同盟のグリンヒルも同じような街並みです。気候に違いがあるようにもみえません。それだけに「小さな範囲の領土争い」なんだな、という印象が強まりました。
……逆に、豪雪地帯があり火山があり湿地と砂漠があるヴァレリア島@タクティクスオウガって、すごい土地だとわかります(笑)。さすが、カオスゲートのある土地はレベルが違います。

そんなわけで、ティントにて長かったネクロードとの因縁も終了。
ネクロード戦はBGMが格好良くて大満足です。「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」でも感じたけれど、やはり吸血鬼はゴシック調BGMと共に現れるべきですよね。巨大ステンドグラスの教会という戦闘場所も素晴らしいです。ネクロードは小物悪役だけれど、審美眼には満点を付けておきます。

現在地はグリンヒル解放まで。
グリンヒル攻略部隊に付いて行ったら、前回会えなかったユーバーと対面しました。
ルカ様並みの攻撃力と守備力で、しかもルカ戦と違ってダメージを与えるだけでなく、倒し切らないといけないので案の定苦戦。結局、主人公部隊がユーバーと相打ちでダメージ2になり、ユーバーは撤退したものの「敗北」扱いとなってやり直しました……。
2回目は素直に「城に残る」を選んでサッサと進めました。戦況への指示を出すだけで終わるのは楽ですね。全部の戦闘イベントに実装して欲しかったくらいです。
幻水2の戦争システムは、一見マス目のシミュレーションRPG風なのに、どうも数値と関係なく攻撃判定等が行われている気がして腑に落ちません。戦況と戦術が見えるからこの形になったのでしょうけれど、私は幻水1の三竦みの方がわかりやすかったかな。何より、一戦に結構手間がかかるのが辛いです。

おれが想うまま、おれが望むまま!!!!邪悪であったぞ!!!!!!

現在地:和平会談まで

ここまでの一大イベントと言えば、何と言ってもルカ様との決戦ですが……。

まず、戦争システムで一戦。
プレイ中は気付かなかったのですが、ササライとユーバーの援軍が登場するより前にルカを退却させていたようです。
前哨戦でリドリー救出に失敗したので、ルカ戦クリア後、リドリー救出成功の場合のパターンを知ろうと攻略本を開いたら、戦争イベントの解説で「王国軍にササライの軍、ユーバーの軍が援軍として加わり」と書いてあったので、目が点になりました。
前哨戦にいたササライはともかく、ユーバーなんて見てないですよ!
そもそも、戦争前にルックが「あいつの相手はぼくに任せてもらってもいいよ」と語っていたのに、ササライと対決しないなぁと思ってはいたのですが……。いや、こういう事もあるんですね。

そして通常バトルにおけるルカ戦は、3チーム編成で順番にアタック。
最初、主人公チームのメンバーを選ぶときに、スタメンのフリックが選べなくて思わず「はぁっ!?」と口に出すくらい動揺しましたが、フリックとビクトールは固定で別チームのリーダーになるのですね。
しかし、あまりたくさんの仲間を鍛えていなかったので、選ぶ余地がなく、レベルが高い順に選出しました。
ビクトールはネクロード戦以降使っておらずレベルも装備も当時のままだし、アニタとかヨシノなんて初めて使いました。しかも、装備や紋章を整えることができないまま戦闘に突入するので、これは負けたなと思ったんですが、なんとか勝ちました。
攻撃力が高いだけでなく、1ターンに3回も攻撃してくるのは頭を抱えたけれど、正直、もっと絶望的に強いのかと思っていました。ルカ戦用に整えた訳でない、間に合わせの布陣で勝ててしまったので、少し拍子抜けです。

最後の一騎打ちは、ルカの残りHPの少なさから一撃入れば良いと踏みつつ、彼の攻撃力の高さを警戒して「防御し続けていればいつか反撃で倒せるだろう」とヤマを張ったところ、ルカが初手「捨て身」だったので一発KO。これは純粋にラッキーでした。

しかし、戦闘前後のルカを追い詰める描写は凄まじかったです。敵将を数の暴力で撃ち取りにいくあたり、シュウは本当に容赦ないし有能です。
そしてルカを最も輝かせたのが、己の悪行に関して言い訳をせず死ぬという一点に尽きるとつくづく思いました。
ルカの台詞としては「ブタは死ね!」が一人歩きしている感があるけれど、この最期の台詞こそ彼を名悪役として際立たせた台詞のはずです。

そして。

ルカ戦後、坊っちゃんが加入しました!
バナーの村のイベントをこなすだけでなく、徒歩でグレッグミンスターまで行かないといけない、とわかった時は面倒だと思ったけれど、その手間をかけさせるだけの強さで嬉しいです。

いっしょに戦ってください

写真を撮ってから気づいたけれど、坊ちゃんのお部屋に飾られている絵は、テッドの似顔絵ではないですか……?

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三年前に初っ端で戦死した人が、シレッと復活です(笑)。

本拠地を手に入れてからぐっと面白くなり、かなり熱心に進めてしまいました。
現在地は、キバ将軍とクライスが加入したところ。
これで、過去にプレイした範囲は終わりました。

108星集めは、仲間にする条件がわかる者は押さえてますが、そんなに躍起になってはいません。例えば、スタリオンは逃走回数が足りてないので後回ししてます。アニタは、お願い事を全部こなす前にミューズ市の出入りが禁止されてしまって攻略できなかったので、次の機会待ちになりました。
加入期間が厳しいクライブ、フッチ、ハンフリーは回収したので、ベストエンディングを目指せる状態です。ただ、この先は初見プレイなので、仲間を逃す可能性は残っています。今回も、あまり拘らず楽しむに留めます。

砦脱出時のメンバーにキニスンとシロがいた縁で、この1人と1匹を長く使っていましたが、キニスンの魔力が伸びないので、入れ替えることにしました。
しかし、Mレンジはキャラクター数自体が非常に少ないし、Lレンジは意外と魔法キャラが少なく、イベント時の強制加入枠も考慮すると、なかなか悩ましいところです。

ちなみに、マイクロトフと共にミューズ市へ赴く際、ミューズへ行かず周辺を探索していたら、ミューズ・グリンヒル間の関所でメグの仲間イベントが発生しました。
で、東(ミューズ側)から入ったのに、イベントの都合で西(グリンヒル側)に強制移動させられてしまいました。
関所を通って東へ戻ろうとしても王国兵に止められるため、仕方なくマチルダの抜け道を通ってロックアックスを経由し、ミューズへの関所を再通過しました。関所の青騎士はきっと「隊長が2回通ったぞ!?」と驚いたはずです。

2つ以上の紋章を宿せるキャラクターも出てきたのですが、幻想水滸伝シリーズは「紋章のレベルごと回数制」というシステムのため、ただ強力な紋章を宿せばいいとは言えません。有用な紋章術を複数使えるようにしても、レベルが一緒だと回数を奪い合ってしまいます。
この形式の回数制限は「ウィザードリィ」も同様ですが、術ごとでなくレベルごとなのが秀逸だと思います。
右手と左手、そして額で紋章をどう組み合わせるか、プレイヤーの腕の見せところだと思って楽しんでいます。