大団円の最終回。
と言っておきながら、最初に、1点だけ文句付けます。
ゼロスがシャブラニグドゥに攻撃したら、理由はどうあれ滅ぶのが道理では? 滅びの美学がある魔族が、人の力で存在した魔王を逆に討とうとするのは、まぁあの世界の魔族倫理から考えたらアリだと思うんですけど、ピラミッドの頂点の存在である事は変わらないと思うんですよね。北の魔王の指示があったとしても、直接攻撃は出来ない。だからリナたちを巻き込んだ、のではないのか。
他に細かい事としては、黒魔法を使えるポコタが、魔竜王ガーヴを知らないのは奇怪しいと思うけど、まぁゾルフと同レベルだったので、能力だけあるアホ魔道士だったんだと理解しておきます(笑)。
Aパートの味方キャラ大集合アイキャッチ、ザングルスまで居てオールスターだわと思いつつBパートに期待したら、やっぱり敵キャラ大集合アイキャッチでしたね! ヴァルガーヴ形態でヘソまで見える構図になってたのが、「スタッフ分かってる!」感。
ああ、でもOPに出てる意味がまったくなかったのは残念でした。
アバンからOPなしでじっくり最終決戦の描写で見応えありました。なにより、挿入歌に「Give a reason」! そこに一番感動しました。
魔族との戦いで、竜破斬が初めてまともに役立ったのではないでしょうか。
「やられ役」で、と言うのは可哀想ですが、アメリアとゼルにも見せ場があり、ガウリイは男前で満足。
重破斬が制御出来てしまったことは、アニメだから良いかな。原作のL様とアニメのL様は性質が違いますものね。
復活にポセルの身体を使ったのが、可哀想でしたね。しかし以前に書いた通り、ポコタは生きて終われないだろうと思ってたので、生還したことに吃驚です。人形のまま残る、の終わり方は可能性が低いと思ってたのになぁ。
予想は外しましたが、この先の旅に関しても楽しい想像ができる明るい終わりで、スレイヤーズらしくて良かったのではないでしょうか。
文句はあれど、面白かった、と思って見終えるのは良いですね。
REVOの視聴を打ち切ってしまっただけに、EVO-Rは毎話楽しく観れた事がなにより嬉しかったです。