ドリトル先生航海記
序盤の展開を全然覚えてなかったので、裁判だとか密航の話は新鮮な気持ちで読みました。
ただ、全体的にあまり好みではありませんでした。
第一に、スペインの闘牛を止めさせる件が、あまり好きではありません。動物愛護自体は結構ですが、闘牛関連で職を得ている人だっているだろうに、代替なしにそれを取り上げるのは如何なものか。と、務め人は思うわけです。
ダブダブの扱いは、可哀想な気がしますね。完全に家政婦扱いされてますよ。彼女が他にも選べる道はあったけれど、これが楽しいからやってる、等のエピソードがあればまだ救われるのですが。
ところで、2年間の助手採用と教育の約束が、結局2年ポプシペテルに居て、しかもその間、先生は王様業をしていたとなると、トミーの教育はまったく進んでないのでは……?
ドリトル先生の郵便局
前巻で批判的な印象が強く出たのですが、3巻は面白かったです。
話自体はエピソードを繋いでるだけの面がありますが、そういう脱線が楽しい。要は、動物のエピソードが好きなんだな、と思います。
初読の時は、亀の語ったと言う話こそ知りたいのに、作中で明かされずヤキモキしたのですが、再読だと後の巻で読めると分かっているので、不快にならずに済んだのも大きかったと思います。
ツバメの親分スキマーが格好良いですよね。
一方、人間で一番好きなキャラは、今のところココ王になりました。