「沼のほとりのパドルビー」はこの世に存在しないと言う基本的なことを、この歳になって初めて知りましたよ。

ドリトル先生と緑のカナリア

ピピネラの人生は凄い山あり谷あり波瀾万丈で、本当にオペラに相応しい一代記だと思います。舞台作品として作れないものですかね。猫(キャッツ)やライオンやサル(ライオンキング)は出来るんだから、鳥だって……と思う反面、鳥には「空を飛ぶ」と言う基礎アクションがあるのが難易度高いですね。
「籠の鳥」にこんなドラマチックな生き様を与えた作者の想像力に脱帽します。

ドリトル先生の楽しい家

全集で唯一の短編集ですが、長編の中でも、この巻と同じように動物の語る冒険譚など短い物語が織り込まれていたので、違和感なく読めます。
やはり犬が好きなので、この巻は犬話が多くて嬉しいですね。
お話として面白いと思ったのは「気絶した男」と「虫ものがたり」かな。後者は虫嫌いの麻生でも、ウジ虫の身に降り掛かる様々な困難を手に汗握りながら読んでしまいました。
小ネタでは、グーグー人の「フラグーゼルムの59の呪い」が、微妙に可愛くて好きです。内容は結構危険ですけれど。

……手持ちの全12巻の再読は終わりましたが、感想記事は、もう一回続く予定です。

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