予定外のところから執筆し始めました。
ネタ自体はチェルシー話より以前に出来上がっていたのですが、今回ようやく着手しました。そこそこ順調です。
ただ、オチが決まってないので、そこで時間がかかるかも知れません。
明月は天の高みで輝いていた。それは、王の圧政から解き放たれたトウケイの民へ久方の光を与えるためであるかのように、強く。
その明かりの下、赤塗りの高欄に腰を下ろした格好で、男は楽器を爪弾いていた。四弦から生まれる万の音は、橋上から零れ落ちたかと思うと運河の一滴になって流れに溶け込み、街中をその柔らかな響きで包もうと渡っていった。
――鎮魂歌だ、とリオンは理解した。誰へ向けた調べかは定かでなかったが。
リオンとジョニーは、PS版の頃から「愛する女性を失った(&失いそうになった)時に、どう行動するか」と言う命題を持つ対の存在だと思っているので、割と書きやすいペアです。
ちなみに、実はジューダスとジョニーのお話と言うのも、簡単なネタはあるのでした。