やまざき貴子作「っポイ!28巻」

一緒に注文していたものが品切れだったので、今日ようやく届きました。

要は鷹丘虎雄が好きだと言う話を、前巻の感想で我ながら鬱陶しいほど語ってしまったのですが、結構真面目です。

試合前の話が挟まっているとは予想外でしたが、この回で鷹丘に惚れ直しました。
本当に平が好きなんだなぁ。
熱血系のバカなのに、「そうすれば天野は幸せになれる」の発言等で見せる表情は“凪”としか言い様がない、なにか腹の奥の苦しくて汚いものを浄化した後のようで、こんな良い男はいないな、と思いました。
試合自体は、鷹丘が序盤に突き指した時点で、これは負けフラグ……と相当凹みました。燕中がフォーメーションを変えた後に状況が良くなった感じもなかったし、もう一歩攻めの描写がないと、勝てないですよね。
実際に負けてしまったわけですが、負けてなお王者だったから、まぁ良いかな。
勝利の要因が平の主人公補正と言うより、万里のキャラ補正によるものだったと言う点もあります。
ただ、同じ高校に進学していた、と言う鷹丘には寝耳に水のオチがついて、格好良いまま終われませんでしたね。

それにしても、雛と平がまとまるように見えなくなっちゃったのは、何故なんでしょうか。
受験前(肝試しの頃)は、お互い相当意識していたと思うのですけれど、今では「お互い現在進行形では恋してない」感じがします。
私が読まなかった期間の、恐らく真が断られたのだろう辺りの展開を読めば、この変化は理解出来るのでしょうか……。

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