珍しい事に、だいぶ間が開いてしまいました。
仕事が忙しい事もあって、日誌に書くべき話が思い付かず放置してしまいましたが、ネタはなくとも物を書く力を失わない為に、好きなキャラの話でもなんでも良いから書こうと戻って参りました。
何か活動再開するか次の観劇日まで、思い付き語りになるかと思いますが、よろしくお願い致します。

読書と言うほどのものでないので「読んだメモ」にしませんでしたが、先日数年ぶりにルナルサーガ・リプレイを読みました。
未読だった「ルナルサーガリプレイ天空の蹄篇」。この後の「月に至る子」でシリーズ完結してるそうですが、今から入手できるものかしら。

ルナルサーガは小説とリプレイを一通り、続編扱いのカルシファード(小説版)も途中まで読んでました。元々、友野詳氏はコクーンワールドで知って、導入の巧さや会話の軽快さなど好きだったのですが、中編以上になると中弛みさせてしまうようで、シリーズの途中で飽きてしまう傾向が続いたので、遠離っていました。
それなのに今回手に取ったのは、――表紙にアードがいた為。
従来ゲームマスターの扱うNPCとして登場していたアードがPCとして参加していることが嬉しくて、読んでみました。

巻末のキャラクターシートは、アードってこういうキャラだったのか、と新鮮な気持ちで眺めました。
知力13と言うのは、初登場時のリプレイで言われていたので覚えていたけれど、ほかの数値は初めて見た気がします。
PCと一緒に成長させてもらっているのか、175CPもあるので、相当自由に成長できそうな気がしましたが、魔法持ちキャラはスキルに多くのCPを消費するせいか、ニートやタッタなど一芸に特化したキャラほどは強くない印象ですね。何より、戦闘キャラなのに「我慢強さ」を持ってないのが意外でした。
あんなに不利な特徴一杯持ってるくせに、どこに消えてるんでしょう……。あ、基礎ステータスか。

リプレイの内容は、アードの言動がPCに委ねられた為かいまいち納得いかなかったので、少し不満が残っています。
キャラクターシートだけ見てロールすると、こうなってしまうんでしょうか。でも有能な密偵であると言う気持ちは、ロールのどこかに残しておいて欲しかったです。
ガープスは、他のTRPGルールと違い、プレイヤーの素でなく作ったキャラを演じることが大きな要素だと思っているので、そのキャラを巧く演じて貰えないなら、今回もNPC参加で良かったのかも。
そう言う意味では、セッションの間があいても、常にキャラが崩れないエフィは凄いですね。

進行自体も、今回のゲストPC2人の物語への関わり方が弱かったのと、説得や作戦も行き当たりばったりな面が多く感じました。
1部のプレイヤーたちは、なかなか面白いロールプレイや戦術を出していたし、2部のプレイヤーたちは、巧いルールの活用などを見せてくれたように記憶していますが、今回はてんでバラバラのプレイヤーたちを、マスターが纏めてなんとか進めてるような感じを受けました。
これより前に読んだリプレイ物と言えばソードワールドの「デーモンアゲイン」ですが、あれもバブリーズ以外は初プレイみたいなリプレイでしたよね。同様にグループSNEも、TRPGに詳しくない人が増えてるんでしょうか?

ところでこのリプレイ、過去の(ブログ化前)日誌を探したところ「アードファンは回避で可と言う話を伺ったので読まない」と言ってた本でした(笑)。10年経って、忘れてしまってました。
実際、アードファンとしてもルナルファンとしても納得のいかない一冊でしたが、久し振りにリプレイ物が楽しめましたし、リプレイの展開しか覚えてないので、もう一度ルナル小説版を読み直そうかな?などと思いました。

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